自転車のサビが気になりだした今日この頃。
(すでに手遅れなほど錆びてるけど)急に思い立ったようにサビ取りについて調べたところ、何やら木工用ボンドでサビが取れるらしい?というネタがあったので試してみました。
乾燥させるのに時間がかかるけど、思ってたよりは木工用ボンド、自転車のサビ取りに効果あります。
ただし、上手にできないとひたすら面倒なので、普通にサビ取り剤などを使ったほうが良いと思いますけどね。今回の記事は実験としてどうぞ。
ボンドでサビ落とし
今回サビ落としを試すのはこちらの自転車のサドル。
これはひどい。(※やった後でわかったけど、このサビはスチールブラシでこすってもなかなか落ちないほどの酷いサビです)
どうやら、サビに木工用ボンドを塗って剥がすだけでごっそり取れるらしい。ほんまかよ。
ていうか自分が持ってるのよく見たらボンドじゃなくてセメダインだった(汗)
どうでもいい小ネタですけど「ボンド」はコニシ株式会社の登録商標です。サビ取りに使う場合はボンドもセメダインも一緒ですけどね。
これをサビの部分に塗り塗りして、
数時間放置すると徐々に固まって透明になっていきます。
ほんとは全部透明になったらOKみたいみたいなんですが、どうやら自分は厚く塗りすぎてしまい、10時間ほど待っても透明になりませんでした。
白い部分はまだ中でジュクジュクの状態なので剥がすには早すぎ。でももう待てないのでこのまま剥がす。
案の定、まだ白い部分は乾いてないのでベタベタしていました。時間に余裕があるなら全部透明になるまで乾かしたほうが良いと思います。
↓黒い部分がボンドと一緒に剥がれたサビ。
とりあえず剥がせる部分だけ剥がしたけど、かなりボンドが残ってしまったので後片付けが大変・・・。
↓でもぱっと見ただけでもサビが取れてるのはわかる。
残ったネバネバはヘラやスクレイバーを使ってこそぎ落とします。
すごい面倒だったので、やっぱりボンドが透明になるまで乾かしてから綺麗に剥がしたほうが良さそう。
サビ取りビフォーアフター
↓最初のサビっサビの状態がこれ。
↓そしてこちらが木工用ボンドでサビを落としたアフターの状態。
意外にもボンドでサビが取れた部分がハッキリわかるくらい変化がありました。根深いサビなので全然綺麗には取れなかったけど。
※後でスチールブラシとかも使ったけどどっちみち取りきれなかったので、木工用ボンドもなかなか優秀なレベルです。
自転車のサビ取りなら他の方法も
木工用ボンドだけでそれなりにサビを落とせるのはすごいと思ったんですけど、とにかく時間がかかるし剥がしにくいのでもうやらないかも。
どっちみち頑固なサビはスチールブラシでこそぎ落としたりするし。
他に試した方法ではピカールケアー付けてスチールブラシやボンスター(目の細かいスチールウール)でこすったほうが速くサビ落としできました。
ピカールって灯油のような成分でサビをある程度浮かして、3ミクロンほどの研磨剤(やすり4000番相当)が入ってるのでサビ落としにそこそこ向いてるらしい。(臭いがキツいけど)
ちなみにピカールケアーがチューブタイプで自転車のサビ落としに使いやすいのでおすすめ。
ピカール液は成分が全く同じで液状。ピカールラビングコンパウンドは研磨剤の粒子がより粗いのでもしかしたら頑固なサビに向いてるかも(未確認)。
ピカールはウェス(布)で磨けば粗めのコンパウンド的にちょっとした光沢も出せるので作業的に一石二鳥というのも良い点。
↓あと、ボンスターだけでも表面の軽度なサビだったら簡単に落とせる。
ボンスターでメッキが剥がれないか心配になるけど、クロームメッキって結構固いらしいです。
他にもサビ取りクリーナーとかサンポールに浸けるとか、ありとあらゆる方法があったけどなるべく安く速くそこそこ効果の高い方法はピカールケアーとボンスターでした。
サビチェンジャー(サビ転換剤)
スチールブラシでもサビが取りきれなかったので、保護とサビ防止のために、サビチェンジャーというサビ転換剤を塗りました。
茶色いサビを、黒いサビ止め皮膜に変化させるもので、すでにあるサビの進行を止め、さらに新しいサビが発生するのを防ぎます。
乳白色のサビチェンジャーを塗って、
時間が経って固まると真っ黒になります。
ビックリするほど真っ黒になりました。
というかそもそもサビを保護膜に変化させるというやり方なので、サビを綺麗にするのが面倒、見た目は気にしないという、ズボラな人に向いてる製品ですね。