東プレキーボードRealforceの比較・選び方|R2(第2世代)対応、42製品を検索できる一覧表付き

東プレのキーボードRealforce(リアルフォース)の「選び方」と「一覧表」をまとめました。

Realforceは細かい仕様の違いで非常に種類が多いので、どのモデルがおすすめなのか分からなくて困っている人の助けになるはずです。

筆者はRealforce使用歴10年以上。メインで使い続けているので、筋金入りのリアルフォーサーです。

動画に投稿する用途もあってキーボードは70台ほど所有しており、メンブレン・パンタグラフ・メカニカル主要の4軸(赤軸・茶軸・青軸・黒軸)すべて使ったことがあるので、そこらへんの知見も含めて解説できるかと思います。

比較している項目は以下の通り。Realforceが持っている仕様すべてについて取り上げ、機能を紹介するだけでなく、必要な機能かどうか、どのように判断すればいいのかまで解説していきます。

  • Realforceの基本仕様・特徴
  • 押下圧(変荷重・30g・45g・55g)と選び方
  • 静音タイプと通常タイプの比較
  • 日本語配列と英語配列の違い
  • キートップ印刷方式(レーザー・昇華・2色成形)、色の違いによる注意点
  • テンキーレス or フルキーボード
  • DIPスイッチ
  • HiPro仕様の注意点
  • APC機能
  • Realforce R2(第2世代)と初代の違い
  • 複数条件で絞込できる一覧表

※2017年10月から販売開始されているRealforce R2(Realforce第2世代)については順次更新しています。

一覧表はもくじから

※一覧表はこのページの最後のほうに掲載するので、解説を読まなくても分かる人は、もくじから最後の一覧表に飛んでください。

複数条件での検索など、Realforce選びに便利な表になっています。

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東プレRealforceの特徴

Realforceと他のキーボードも検討している人のために、Realforceの特徴・メリットなどを簡単に書いておきます。

高級キーボード選びの参考にどうぞ。

「静電容量無接点方式」圧倒的な耐久性

Realforceが採用しているスイッチ「静電容量無接点方式」は、物理的な電気接点が無いため、接触による摩耗や劣化の心配がなく、圧倒的な耐久性があります。

公称値では初代Realforceが3000万回、Realforce R2(第2世代)とRealforce RGBは5000万回の耐久性となっています。

他のスイッチの耐久性で同じように◯◯◯◯万回と書いてあってもあてになりません。メンブレンは総じて耐久性が低く、メカニカルはチャタリングの心配がつきまとうので、静電容量無接点方式の安心感が頭一つ抜けています。

実際に自分でも今までメンブレンキーボードは数台壊したし、メカニカルキーボードは5台中2台がチャタリングを起こしてしまったことがあります。それに対してRealforceは10年以上故障無し

値段が高いからなかなか理解してもらえないけど、長く使うなら安物キーボードの買い替えを繰り返すよりもコスパは良いです。

間違えやすい表記

※ちなみに「静電容量方式」と書かれることもありますがタッチパネルのタッチ方式の用語でもあるので、Realforceに関しては「静電容量無接点方式」で覚えたほうが間違いが少なくなります。また、「静電気接点方式」「静電気無接点方式」というのは完全に間違いです。

チャタリングが発生しない

スイッチが静電容量無接点方式ということに関係してきますが、キー入力がオンになる位置とオフになる位置に差があるので、チャタリングが発生しません。

チャタリングが「発生しにくい」じゃなくて「発生する余地が無い」です。

スイッチが入る位置と切れる位置に差(ヒステリシス)を設けているため誤動作のひとつであるチャタリングが発生しません。

引用:特徴 | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

そのため、入力に対する信頼性が非常に高いです。重要な入力業務でチャタリングが起きたら大問題なので、この信頼性は非常に大事です。

有名な話として、ATMのボタンは東プレの静電容量無接点方式を採用したキーとなっています。お金に関する入力でチャタリングが起きると桁が変わってしまうので、静電容量無接点方式が最適ということになります。

また、チャタリングが起きないことにより、メカニカルキーボードよりもRealforceのほうが長持ちするのは、自分の経験やネット上の情報を探す限り明らかです。(自分が持っているメカニカルは5台中2台がチャタリング)

このように、耐久性・信頼性の面で、静電容量無接点方式は非常に優れたスイッチと言えます。

指が疲れにくいソフトタクタイルフィーリング

東プレ公式サイトから引用。

荷重の変化がなだらかで十分なストロークを感じることができます。もちろん入力に底打ちは不要です。


引用:特長 | キーボード(REALFORCE) | 電子機器関連製品 | 製品情報 | 東プレ株式会社

上記図のように、底打ちに至るまで「カクッ」っとしたハッキリしたスイッチ感が無く、ソフトなタクタイル感(引っかかり感)となっているため、打鍵感に慣れると非常に指が疲れにくくなります。

ほとんどのキーボード(メンブレン・パンタグラフ・メカニカル青軸と茶軸)はハッキリしたタクタイル感があり、また、押下圧もRealforceよりも重いことが多いので、疲れにくさがだいぶ違います。

初めてRealforceを使うと、あまりの打ち心地の良さに感動してしまうと思います。ただただ打つのが楽しい、気持ち良い。

こればっかりは使ってみないとわかりません。しかもお店での試打だけじゃなく、家でタイピングしてみないと本当の気持ちよさはわかりません。

この良さが分かってしまうと、もう静電容量無接点方式以外のキーボードに戻れません。

Nキーロールオーバー

「ロールオーバー」というのは同時押しできるキー数を表す言葉で、「Nキー」というのは、いくらでも、という意味です。

Realforceは「Nキーロールオーバー」で、同時押しを全て認識してくれます。

複数のキーが同時に押された場合に押された順序に従ってすべて認識される『Nキーロールオーバー』対応なので、高速入力時に同時押しの様な入力をしても全て正確に入力されます。プロのオペレーターにも安心してご使用いただけます。

引用:特徴 | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

※ただし、USB接続のRealforceは厳密に言うと6キーロールオーバーで、7キー以降は最初の打鍵が離された判定になりますが、「入力」はいくらでも同時押しが可能です。

また、Realforce 108P-SはUSB接続ではなく、PS/2接続という接続端子で完全なNキーロールオーバーができます。

↓Nキーロールオーバーの詳しい説明はこちらをどうぞ。

参考:キーボードの同時押しについて – forPCActionGamer Wiki*

「7キー以上の同時押し判定」が必要じゃない限りはUSB接続で全く問題ありません。7キー以上の同時押しは両手が必要になるので、よっぽど特殊な使い方じゃないと必要ないでしょう。

Realforceのワイヤレス版は無い

残念ながらRealforceにワイヤレス版(無線接続)はありません。全て有線接続です。

もし「静電容量無接点方式」かつ「ワイヤレス」が欲しい場合はHappy Hacking KeyboardのBluetooth版になりますが、キー配列が全然違うのでまた別の話になってきます。

ロジクールのUnifyingみたいに安定した無線接続でRealforceがあったら良いなぁと思うんですけどね東プレさん |д゚)チラッ

ーーー

さて、ここから先は、以下の項目について、Realforceのどのモデルを選べば良いのか解説していきます。

Realforce選びで比較する項目
  • 押下圧(変荷重・45g・30g)
  • 静音タイプ
  • 日本語配列 or 英語配列
  • キートップ印刷方式(レーザー印刷・昇華印刷・2色成形)
  • テンキーレス or フルキーボード
  • DIPスイッチの有無
  • HiPro仕様
  • 日本語配列のカナ刻印

結構長いので、購入するにあたって気になっている項目を読んで下さい。

自分が欲しい機能をメモっておき、最後の一覧表で検索すればすぐに絞り込むことができます。

押下圧(キーの重さ)

個人的にも質問されることが多く、Realforce選びで最も頭を悩ますのが押下圧(キーの重さ・キー荷重)です。

一般的なメンブレンキーボードは押下圧が50~60g程度あり、長時間タイピングすると疲れたり指が痛くなることがありますが、Realforceはほとんどのモデルが30g~45gとなっていて、しかもソフトタクタイルフィーリングなので指への負担が少なくなっています。

以下では、Realforceの押下圧はどれを選べば良いのか、それぞれの特徴と、使い方の違いによる最適な押下圧を解説していきます。

Realforceの押下圧
  • 変荷重(30g・45g・55g)
  • 全キー30g
  • 全キー45g
  • 全キー55g

全キー55gは重たい押下圧が好きな人じゃないと選ぶことはないので、ほとんどの人は「変荷重・30g・45g」のどれにするかで迷ってますね。

変荷重

変荷重は、小指や薬指のキー荷重が軽いキーボード

Realforceの箱に貼られているラベルには「30g、45g、55g」と書かれており、薬指や小指に配置されたキーが30g、Escが55g、その他が45gという構成です。

どのキーが軽いか分からない

検索して調べてみると、30gキーの範囲がサイトによって違うので東プレに問い合わせしましたが、どのモデルがどのような配置かは聞くことができませんでした。基本的には「小指が担当するキーが30g」という回答のみです。「Realforce 変荷重」とかで検索するといろいろなレイアウトが出てくるので、キーボード図を鵜呑みにしないように気をつけてください。

まぁそんな細かいことは覚える必要がなく、弱い指で押さえるキーが軽いということだけ把握すればOKです。

自分は変荷重を持っていないし、ネット上にも変荷重については抽象的なレビューが多いので実際のところがよく分かりませんが、恐らくホームポジションで文章入力する時に小指の負担が減るので、変荷重は、標準運指に近い人が文章入力するのに向いていると思います。

逆に、変荷重モデルはPCゲーム用途には向きません。

WASDをカーソルキーとして使った時、Aキーが30gなので、違和感を感じてしまうかもしれないし、ゲーム中に文章を入力するのはチャットくらいなので、変荷重のメリットは生かせないでしょう。

その他、DTMなどで鍵盤楽器として使うなら変荷重より後述の統一荷重のほうが良さそうです。

ーーー

ということで、文章入力がメインの使い方なら変荷重でも良いでしょう。ホームポジションからの文章入力だったら、弱い指の疲労を軽減しつつ、強い指はしっかりとした打鍵感を得られるはずです。

45g等荷重・30g等荷重どっちが良いか

「等荷重」というのは、全てのキーが同じ押下圧ということです。

よくあるのが、「45g等荷重と30g等荷重、どちらを買えば良いでしょうか?」という相談です。

これは今まで個人的に質問されたことが何回もあります。高い買い物だから失敗したくないだろうし、なるべく不安も減らしたいですよね。

できればお店で試打するのが良いと思いますが、そもそもRealforceが置いてなかったり、変荷重だけしか置いてない店もあります。

大量にタイピングする人は30g等荷重

まず、1日に数時間・5万打鍵以上くらい、大量のタイピングをする人には30g等荷重がおすすめできます。そこまで打つ人だったら45gと30gで疲労感もだいぶ変わります。

自分自身、45gから30gに変えてからは劇的に疲れにくくなりました。(1日5万打鍵なら平気。10万打鍵になるとさすがに疲れるけどなんとか大丈夫。15万打鍵くらい打った日もあります)※打鍵数の計測はタイプ数カウンターなどをどうぞ。

さらに、30gだと指の負担が極限まで減るので、頭で思っていることを45gよりもスムーズに、喋るようにタイピングできます。

たぶんタイピングスキルが上達すればするほど30gの凄さが分かってくるはず。

タイピングそのものが仕事に直結するような、ブロガー・ライター・データ入力業務なら、押下圧30gのRealforceは相性が良いんじゃないでしょうか。

腱鞘炎を防止したいなら30g等荷重

タイピングで指を酷使しすぎると、手首や指の「腱鞘」に炎症が起きる、つまり腱鞘炎になってしまいます。すでに痛みを自覚できる段階だと軽度の腱鞘炎かもしれません。

メカニカルキーボードの青軸(押下圧50g)ですぐに手首が痛くなってしまうというコメントをいただいたことがあって、打ち方・パームレストの有無・手首の角度とかいろいろ原因を探ってみたけど分からない、ということがありました。

50gでも痛かったら45gのRealforceでもダメかもしれないので、30gにしてみようか、という話になり、その結果、「30g等荷重にしたら長文でも手首が痛くならなかった!」と報告をいただいたことがありました。

参考:私のキーボードの話 – 魔茶茸のブログ

これがメンブレンキーボードだと押下圧60gなんてものもあるので、手首や指の痛みで腱鞘炎かな?と感じた人は、30g等荷重のRealforceを買ってみるのも一つの方法です。

しっかりした打鍵感が欲しければ45g等荷重

45gと30g、どちらも使ってみて思いましたが、30g等荷重はあまりにも軽すぎて打鍵感がペチペチしているので、しっかりした打鍵感が欲しい人は45g等荷重のほうが良いと思います。

一応、30gでもそれに合った強さでタイピングできれば気持ちよさを味わえますが、ほとんどの人はRealforceを初めて買う時は押下圧45g以上のキーボードから乗り換えることになるので、30gを初めて打つと違和感ありまくりです。

そのため、30gは使い込んで慣れないと本当の気持ちよさはわかりません。たぶんお店で45gと30gが並んでいたら、45gのほうが打鍵感が良いと思うんじゃないかと思います。

特に指を痛めやすいとか、身体的な問題がない限りは、45g等荷重で全く問題ありません。45gでもほとんどのキーボードより軽い押下圧なので重たく感じることはないでしょう。

ーーー

↓以下、45g等荷重と30g等荷重、どっちにするのか悩んでいる人が多いので、一覧にしておきます。押下圧と配列ごとに分けました。

30g等荷重Realforce一覧

30g等荷重・日本語配列
  • 91UG-S グレー、昇華印刷、カナ無し、静音タイプ
  • 108US 白、昇華印刷
  • 108UDK 墨、昇華印刷、カナ無し
  • 108U-A(XE3100) 白、昇華印刷、DIPスイッチ付き、カナ無し
  • 108U-A(XE31L0) 黒、レーザー印刷、DIPスイッチ付き、カナ無し
  • 108UD-A(XE31B0) 墨、昇華印刷、DIPスイッチ付き、カナ無し
30g等荷重・英語配列

現時点で30g等荷重の英語配列はありません。

45g等荷重Realforce一覧

45g等荷重・日本語配列
  • 91UDK-G 墨、昇華印刷、DIPスイッチ付き、カナ無し
  • 108UH 白、昇華印刷
  • 108UH-S 白、昇華印刷、静音タイプ
  • 108UG-HiPro グレー、昇華印刷、カナ無し
  • RGB JP 黒、2色成形、カナ無し、112キー(特殊キー4個含む)、バックライト付き、オン位置調節可能
  • R2-JP4-BK 第2世代、黒、レーザー印刷、カナ無し
45g等荷重・英語配列
  • TYPE HEAVEN 104-Key 黒、レーザー印刷
  • 104UG-HiPro グレー、昇華印刷
  • RGB US 黒、2色成形、かな刻印なし、108キー(特殊キー4個含む)、バックライト付き、オン位置調節可能

(変荷重や55gなどはこのページ最後の全一覧表から探してください)

さて、押下圧だけでもこれだけのボリュームになってしまいました。自分の用途・疲れやすさ・今まで使っているキーボードの押下圧などを考慮して決めてみてください。

わからない点があったらコメントにどうぞ。

静音タイプ

Realforceには打鍵音がかなり低減される静音タイプがあります。以下、公式サイトから引用。

人間の聴覚感度が高い周波数成分である2,500~5,000Hz領域帯での刺激振幅が下がるよう改良を行い、聴覚への刺激を極限まで(30%減)下げることに成功。

引用:キーボード(REALFORCE) | 電子機器関連製品 | 製品情報 | 東プレ株式会社

実際に打鍵音を聴いてみても、音量が小さくなるというよりは音の高さが変わる感じで、甲高い音がだいぶ抑えられています。

通常モデルのRealforceは底打ちの音が小さいですけど、跳ね返りのプラスチックの音が目立ちます。

それと比べてRealforceの静音タイプは押下も跳ね返りも非常に静か

↓この動画は通常と静音タイプを比較しています。

特にアルファベットとEnterキーの違いがよくわかります。スペースキーは静音タイプでもそこそこ音が聞こえますね。

注意点としては、静音タイプはカチャカチャ感が無くなり、打鍵感が損なわれて気持ち悪いと感じる人もいます。検討している人は、可能であれば試打したほうが無難。

↓こちらの動画では、静音タイプ(Realforce 108UH-S)の打鍵感があまり良くなかったので通常タイプ(Realforce 108UH)を購入した、という内容のところから再生が始まります。

また、静音タイプの有り無しで数千円ほど値段が高くなるので割高です。

なので、静かにしなければいけない理由がある人なら静音タイプはおすすめできますね。

以下、静音モデルのラインナップです。

静音モデル日本語配列
  • 91UBK-S 変荷重、黒、レーザー印刷、カナ無し
  • 91UG-S 30g、灰色、昇華印刷、カナ無し
  • 108P-S 変荷重、白、昇華印刷、PS/2接続
  • 108UH-S 45g、白、昇華印刷
静音モデル英語配列
  • 104UB-S 変荷重、墨色、昇華印刷
  • 104U-S 変荷重、白、昇華印刷
  • 87USW 変荷重、白、昇華印刷、DIPスイッチ付き
  • 87UB(SE170S) 変荷重、墨、昇華印刷、DIPスイッチ付き

ちなみに10周年記念モデルの89S-10thはレアすぎて入手困難。(30g、日本語配列、黒&青、昇華印刷)

日本語配列と英語配列の違い

ほとんどの人は日本語配列のキーボードを使っていますが、英語配列が気になるけど何が違うのか分からないという人もいます。

日本語配列と英語配列のキーレイアウトを貼っておきます。わかる人ならこの図だけでもいろいろ判断できるかも。

↓日本語配列

↓英語配列

日本語配列 英語配列
スペースキーの長さ 短い 長い
Enterまでの距離 遠い 近い
カナ刻印の有無 あり 無し
記号のキー配置 バラバラ 直感的
シェア 多い 少ない

スペースキーの長さ

キーボード最下段を見比べると、日本語配列には無変換変換カタカナキーがあるのでスペースバーが短く、英語配列のほうがスッキリ見えます。

↓赤い部分がスペースバー。英語配列のほうが2倍くらい長い

このため、親指の位置によっては英語配列のほうがタイピングしやすいこともあります。

ただ、日本語配列の無変換変換カタカナキーは、使わなければ邪魔以外の何者でもないですが、これらのキーを「KeySwap」などのソフトを使って他のキーに割り当てると超便利になります。

関連:KeySwapの使い方とキー割り当ての例

日本語配列も使い方を工夫すればまだまだ捨てたもんじゃありません。

ホームポジションからEnterキーまでの距離

ホームポジションの小指からEnterまでの距離が、英語配列のほうが近いのでタイピングしやすいという意見があるようです。

1キー分近くなるので、手首をひねったり移動する距離が少なくて済みますね。

ただし、縦の大きさが違うので、個人的には文字入力以外の場面では日本語配列のほうが使いやすいんじゃないかと思ってます。

カナ刻印の有無

↓日本語配列・カナ刻印あり

↓英語配列・カナ刻印無し

一目瞭然、英語配列はカナ刻印が無いので、見た目がスッキリしています。

ただ、日本語配列でもカナ刻印が無いモデルはあるので、見た目をスッキリさせたいだけなら日本語配列でも選択肢はあります。

(※このページ最後の一覧表の中で「カナ無し」となっているのが、日本語配列でカナ刻印無しのモデルです。)

記号のキー配置が違う

Enter近くの配置を見たらわかる通り、英語配列は記号に規則性があって覚えやすくなってます。

英語配列は記号が直感的
  • (セミコロン)はShiftを押しながらだと(コロン)
  • (シングルクォーテーション)はShiftを押しながらだと(ダブルクォーテーション)
  • プログラミングでよく使う(イコール)や(シングルクォーテーション)がShift不要で入力しやすい

というふうに、英語配列はよく使うキーがShift不要で、対となる記号がShiftキーで打てるので直感的だと言えます。

それと比べたら日本語配列は記号がなんとなくバラバラに配置されているので、英語配列好きの人から見たら好きになれません。

特にプログラミングで多用する(シングルクォーテーション)や(イコール)は英語配列のほうがShiftも必要なくて入力しやすいので、素直に羨ましいなと思います。

日本語配列でもタイピングスキルが上がれば問題なく使えるくらいにはなりますが、英語配列よりは難しめかもしれませんね。

IMEのオンオフ

↓日本語配列でIMEのオンオフはおなじみ全角/半角キー単独でできます。

↓それに対して英語配列はAlt+(チルダ)というふうにキーの組み合わせが必要なので、頻繁に使う人にとっては多少不便になります。

英語配列はシェアが少ない

英語配列は市場に出回っているシェアが圧倒的に少なく、利用者も少ないので、それに伴ったデメリットがあります。

英語配列のデメリット
  • 職場のパソコンは日本語配列しか用意されてないかもしれない
  • 家族共用のパソコンだと煙たがられるかもしれない
  • ノートパソコンは英語配列のものが少ない(自分で購入するものだけじゃなく、サポートなどで他人のパソコンを触る時に不便)

一年くらい前に新たに職場のキーボードに英語配列のRealforceを導入したのだが、
実は去年の秋くらいから、昔使っていた日本語配列のMajestouch黒軸に戻していた。
理由は、ミーティングスペースでのPC操作の際に、日本語配列の入力ができなくて恥ずかしい思いをしたり、リモートログイン時に日本語配列キーボードで英語配列状態の自分のPCに対する操作が厳しかったから。
それまでは末端社員として自席での作業がほとんどだったのだが、部署異動を機にだんだんそうではなくなってきて、
自分の環境を統一できないなら、英語キーボードにスルのは結構なリスクがあったなと。。

引用:最強の日本語RealforceはREALFORCE91UDK-G ( 周辺機器 ) – ━━━<ぱんぴーのぼやき>━━━ – Yahoo!ブログ

このように日本では基本的に日本語配列が主流であり、英語配列は様々な面でコストが高くつくかもしれないことを考慮して選びましょう。

キートップ印刷方式の違い

キートップ(キーキャップ)刻印の印刷方式には様々な方法がありますが、耐久性が大きく違ってくるので、知らなかった人は気をつけて選ぶようにしてください。

Realforceには主にレーザー印刷昇華印刷(含浸印刷)が使われていて、ごく一部の製品だけ2色成形が使われます。

レーザー印刷

レーザー印刷の見分け方

Realforceの場合、レーザー印刷はキー色が黒、印字色がゴールドの組み合わせのみです。

東プレ キーボード REALFORCE91UBK-S テンキーレス日本語配列カナなし USB 有線接続 静音タイプ 静電容量無接点方式 変荷重 ブラック NG01BS

特に気をつけないといけないのがこれで、レーザー印刷のRealforceは長期間の使用で印字が薄くなり、キートップがテカります。

参考:Realforce 91UBK を 7年間使いつづけたのでレビュー – nakanishy’s blog

参考:さすがというべき高級キーボードRealforce – Realforce108UBK SJ08B0のレビュー | ジグソー | レビューメディア

参考:レーザー印字は消えない? – みねこあ

安いキーボードのシルク印刷と比べたらレーザー印刷のほうがだいぶ耐久性が高いと言われていますが、年単位の使用だと印字が薄くなったりキートップがテカってくるので、それを覚悟の上で買いましょう。

また、自分はレーザー印刷を触ったことはありませんが、昇華印刷よりもベタつくようです。手汗が多い人は要注意。

↓レーザー印刷のベタつきが気になって昇華印刷のキートップに交換した例

参考:【Realforce】交換用キートップを購入

参考:【Realforce】交換用キートップを購入→1ヶ月使用

そもそもレーザー印刷タイプのRealforceに使われているキートップ素材はABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン共重合合成樹脂)というもので、昇華印刷で使われるPBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)よりも耐久性が低くなっています。

レーザーマーキング方式はレーザー照射部分が細かな凹凸状になりますので、文字の部分がほんの僅かにザラザラしています。

また、キートップの材質にはABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン共重合合成樹脂)が一般的に使われているようですが、昇華印刷で刻印する場合にはその製造工程上、耐熱性を有するPBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)などが使用されます。

引用:東プレ キーボード RealForce…使ってわかる至高品 | Nouvelles du vent

1日に何万打鍵もする競技タイパーの人が使うと、もっと早くキーキャップがテッカテカになるかもしれません。

もちろん印字が剥げたりテカったりしても、内部のスイッチの耐久性は遥かに高いので使用には問題ありません。

昇華印刷(サプリメーション印刷)

昇華印刷はRealforceで主に採用されている印字方式で、樹脂にインクを高熱で染み込ませて印字します。サプリメーション印刷、含浸印刷とも言われます。

文字が染み込んでいるので印字が薄くならず、また、耐熱性・耐摩耗性の高いPBT樹脂が使用されるので、長期間の使用でも表面がテカりません。

つまり、印字・素材ともに昇華印刷は耐久性が非常に高くなっています。

自分が持っているRealforce 108UHは10年くらい使用してきて、そのうちの7年間くらいはほぼ毎日数万打鍵くらい使っていましたが、印字は剥げることなく、キートップのテカリも発生していません。

↓ただし黒(墨)は印字の見にくさに注意が必要です。

昇華印刷の黒(墨)は見にくい

タッチタイピングできない人には昇華印刷の黒(墨)はおすすめできません。見ての通り、ものすごく印字が見えづらいです。

東プレ キーボード Realforce91UDK-G テンキーレス日本語配列カナなし USB 静電容量無接点方式 DIPスイッチ機能付 昇華印刷墨モデル ALL45g荷重 別色ASDWキー付属 ブラック NG02B0

↓それと比べると当然ですが白は印字が見やすいです。

東プレ キーボード REALFORCE87U-55 テンキーレス英語配列 USB 有線接続 静電容量無接点方式 DIPスイッチ機能付 昇華印刷 ALL55g荷重 ホワイト SE08T0

2色成形

これは今のところ「Realforce RGB」という機種だけで採用されている方式で、厳密に言うと印刷ではなく色の違うプラスチックを2つ組み合わせているので、印字が薄くなりません。

ただ、印字は絶対に消えませんが、キートップの表面がテカるかどうかはわかりません。

そもそも2色成形はこのRealforce RGBだけですが特殊なモデルなので、普通の用途だったら昇華印刷タイプを買うことになると思います。

別売りのキーキャップセット(昇華印刷)

Realforceはキーキャップのみの別売りもあって、昇華印刷・日本語配列108キーのみですが、いくつかカラーバリエーションが展開されています。

こんなの誰が買うんだよと思いそうですが、黒(墨)の昇華印刷モデルを買ったものの、あまりにも印字が見にくくて購入する人がいるようです。

「東プレ キーキャップ」検索結果

※注意:Realforce RGBには適合しません。

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ということでまとめると、耐久性はとりあえず昇華印刷を選んでおけば心配いりません。黒の昇華印刷は印字が見にくいので注意。レーザー印刷は数年使用でテカる可能性あり。

テンキーレス or フルキーボード

テンキーレスキーボードとは、その名の通りテンキーが無い(レス)キーボードです。

↓テンキーレスキーボード
東プレ NG0100 REALFORCE91U

↓フルキーボード
東プレ Realforce108UH 静電容量無接点方式統一荷重108USBキーボード(白) SA0100

テンキーレスかどうか見分けるのは、型番の数字がざっくり100以下ならテンキーレス、100以上ならフルキーボードと覚えておけば選びやすくなります。

ゲーム用途ならテンキーレスの人気が高い

マウスとの距離が近くなるし、ゲームではテンキーを使わないので、ゲーム用途ならテンキーレスのほうが人気があるようです。

また、テンキーレスキーボードの横幅が約36cm。フルキーボードの横幅が約46cmと、だいたい10cmほどテンキーレスのほうが省スペースになるので、マウスの可動範囲が広く取れます。

あと当然ですが、テンキーレスのほうが若干値段は安くなります。

事務作業ならフルキーボード

Excelを使ったりデータ入力する機会が多いなら、当然テンキーありのフルキーボードのほうがおすすめです。

それ以外にも、Ctrlキーと数字を組み合わせるショートカットキーが使いやすくなって地味に便利。

例えばWebブラウザで拡大率を元に戻すCtrl0とか。テンキーの0はマウスからの距離が近くて指をちょっと伸ばすだけで打鍵できます。

カーソルキーとテンキーの距離が短いのも、事務作業にとっては使いやすポイントになります。

ーーー

そんな感じで、省スペース性や用途を考えてテンキーレスにするのかフルキーボードにするのか決めましょう。

もしテンキーレスを買った後でテンキーが欲しいと思ったら、別途テンキーを買って横に置けば良いので、そこまで神経質になることもないでしょう。

ちなみにRealforceはテンキー単体販売もあります。

ものすごく値段が高いですけど(笑)テンキーレスのRealforceと合わせて使えば高さもピッタリ。こだわる人は左側にテンキーを置いたりします。

DIPスイッチ

DIPスイッチは、キーの入れ替えや、各種キーの有効/無効を切り替えできます。

東プレ Realforce108U-A (XE3100/かな刻印なし/ALL30g)

↓各DIPスイッチに割り当てられている機能はモデルによってかなり違うので、購入する人はあらかじめ確認しておいたほうが良さそうです。

型番1 型番2 DIP1 DIP2 DIP3 DIP4
91UDK-G NG02B0 左Ctrl⇔Caps Win有無 Esc⇔半角 AP有無
108U-A XE01L0 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 Esc⇔半角 未使用
108U-A XE31L0 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 Esc⇔半角 未使用
108U-A XE0100 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 Esc⇔半角 未使用
108U-A XE3100 左Ctrl⇔Caps Win有無 Esc⇔半角 未使用
108UD-A XE01B0 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 Esc⇔半角 未使用
108UD-A XE31B0 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 Esc⇔半角 未使用
87U SE07T0 左Ctrl⇔Caps Ctrl⇔Alt(左右) WinとAP有無 未使用
87UB SE17T0 左Ctrl⇔Caps Ctrl⇔Alt(左右) WinとAP有無 未使用
87UB SE170S 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 NumLock有無 未使用
87USW SE070S 左Ctrl⇔Caps WinとAP有無 NumLock有無 未使用
87U-55 SE08T0 左Ctrl⇔Caps Ctrl⇔Alt(左右) WinとAP有無 未使用
87UB-55 SE18T0 左Ctrl⇔Caps Ctrl⇔Alt(左右) WinとAP有無 未使用

※「⇔」はキーの入れ替え。「AP」はアプリケーションキー。Ctrl⇔Alt(左右)は左Ctrl⇔左Alt、右Ctrl⇔右Altの意味です。

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ただ、ぶっちゃけKeySwapなどのキー入れ替えソフトが使えるならDIPスイッチは必要ありません。

関連:KeySwapの使い方

キーボード側で変更したほうが安心感があるならDIPスイッチモデルを選んでも良いとは思いますが。

↓以下、DIPスイッチ付きRealforceの一覧です。

DIPスイッチ付き日本語配列
DIPスイッチ付き英語配列

日本語配列・カナ刻印なし

英語配列はカナ刻印が無いのが当たり前ですが、日本語配列でもカナ刻印が無いものが結構あります。

↓こちらが普通の、カナ刻印がある日本語配列。
東プレ キーボード REALFORCE108P-S 日本語配列 108key PS/2接続 静電容量無接点 昇華印刷 静音モデル 変荷重(30/45/55g) ホワイト/グレー SI01TS

↓こちらが日本語配列なのにカナ刻印が無いもの。
東プレ キーボード REALFORCE91UG-S 日本語カナなし 91keyテンキーレスUSB 静電容量無接点 昇華印刷 静音モデル ALL30g荷重 ブラック/グレー NG31BS

カナ刻印が無いほうが見た目がスッキリするので、好みならどうぞ。

一覧表の中では「カナあり」「カナ無し」と記載しています。

HiPro仕様

型番に「HiPro」が含まれているRealforceは「ハイエンド」と紹介されることがありますが、実際は「別物のキーボード」なので一番高いやつ買っときゃ良いでしょ?と思ってる人は気をつけてください。

「HiPro」だから「プロフェッショナル用途」とか「高品質」ということではありません。(もしそういうふうに書いてあるサイトがあったら、調べてないと言わざるを得ません)

ちょっと見るだけでもかなり普通のRealforceとは違いが多く、癖が強いキーボードとなっています。

HiProの特徴

打鍵音が大きい。最下段がかなり低い。上段(数字の行)がかなり高い。上段が高いので、ファンクションキーの行が低く感じる。キートップの形状がお椀型(真ん中に向かって凹んでいる)。FJのポッチが無い。キーとキーの隙間が大きい。など。

レビューとしては以下のページがわかりやすい。

参考:60日間使い倒し! 東プレのタイプライター風キーボード「REALFORCE108UG-HiPro」はクセになる打ち心地 (1) 高級キーボード「REALFORCE」のハイエンドモデル | マイナビニュース

↓実際に試打した感想動画もわかりやすい。

「値段が高い=良い」とは限らない。ということを理解して買いましょう。別物です。

APC(Actuation Point Changer)機能

スイッチが反応する深さ(アクチュエーションポイント)を変更する機能のことをAPC(Actuation Point Changer)と言います。

普通のRealforceは2mmの深さでキー入力されますが、

APC搭載Realforceは1.5mm・2.2mm・3mmから選択できます。

↓公式サイトの説明はこちら

各キースイッチのオン位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階のキーストロークの深さから選んで調節できるため、ゲームに応じてキースイッチの反応速度を最適化できます。例えば、素早く入力したいキーは1.5mmの深さに設定し、不意の誤入力を防止したいキーは3mmに設定できます。

引用:製品 : REALFORCE RGB(日本語配列モデル) | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

現行モデルだとRealforce RGBにすでにAPC機能が搭載されています。

スペーサーも販売されていて、底上げしてキーストロークを浅くすることができます。APCを1.5mmに設定した時に使うことになりますね。

ただ、このスペーサーは数が少なくて値段が高いので、この後で紹介する第2世代のRealforceのほうがコスパは良くなると思います。そんなことよりRealforce RGBはゲーミングらしくテンキーレスモデルの要望のほうが多いでしょうね。

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第2世代のRealforce R2にもAPC採用モデルがあります(2017年12月上旬から順次発売)。第2世代の型番「R2A-JPV-IV」「R2A-JP4-BK」「R2SA-JP3-IV」「R2SA-JP3-BK」のように、R2の後ろに「A」が記載されているものにAPC機能が搭載されています。(ちなみにSは静音)

第2世代のAPC搭載Realforce R2には、標準で大きなスペーサー(キートップ下のシート)が付属しています。そのため、APCを浅くしてスペーサーを使いたいなら、先ほどのスペーサーよりも第2世代付属のもののほうがコスパが良くなりそう。

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そしてちょっと話は逸れますが、ロジクールのRomer-Gスイッチを採用したキーボードは押下圧45g・キーストローク3mm、オン位置1.5mmなので、浅くしたいだけならこれもあり。試打した感触はメカニカルの茶軸を浅く静かにした感じでした。

Realforce R2(第2世代)

東プレは16年ぶりにモデルを刷新することを発表。「Realforce R2」シリーズとして2017年10月から新モデルを順次販売開始していきます。

↓2017年10月6日発売の「Realforce R2」2機種。

↓2017年11月上旬発売
R2S-JPV-IV、R2S-JP4-BK

↓2017年12月上旬発売
R2A-JPV-IV、R2A-JP4-BK、R2SA-JP3-IV、R2SA-JP3-BK

型番の見方は以下の早見表を参考にしてください。Realforce R2のほうが慣れたらわかりやすいです。

今後は英語配列・Mac版・テンキーレスなどもすでに準備中とのことで、Realforce R2シリーズとしてバリエーションが増えていく予定。

ーーー

さて、ここからはRealforce R2になって大きく変わった点について解説していきます。

本体サイズのスリム化

Realforce R2は、従来のRealforceよりも16%小型化。サイズを比べる限り、奥行がスリムになります。

↓こちらが初代Realforce。

↓こちらがRealforce R2。

横幅 奥行 高さ
初代 455mm 168.5mm 39.6mm
R2 455mm 142mm 30mm

従来モデルは奥が結構飛び出ていて邪魔に感じていた人もいるので、嬉しい変更なんじゃないでしょうか。

スペースキーが長い(日本語配列)

従来の日本語配列ではスペースキー(スペースバー)が短いことで賛否両論ありましたが、Realforce R2ではスペースキーが47mmから80mmへ広がりました。

↓こちらが初代Realforce日本語配列のスペースキー(47mm)

↓そしてこちらがRealforce R2日本語配列のスペースキー(80mm)

最下段の他のキーは、数はそのままで、均等に小さくなっているみたいですね。

スペースキーが長くなったことによって、今まで打ちにくかった人は打ちやすくなりますが、両隣の無変換変換キーをカスタマイズ(キーリマップ)して使っていた人にとっては不便になるので意見が分かれそうな変更です。

また、親指シフトユーザーにとってはスペースキーが長くなるのは致命的な変更になります。

ーーー

しかし「キーリマップするユーザー」「親指シフター」いずれも全体のシェアから見ると少ないので、販売に影響するものではないと思います。そのようなユーザーは(自分も含めて)初代モデルを確保し続けるでしょう。

親指シフトユーザーのシェア

ちなみにキーボードの入力方法について行われたアンケートを探してみると、2015年に週アスPLUSがそこそこ大きい母数で実施していました。

総研モニターにネット調査。調査期間:2015年1月16日~26日、n=1529人
(中略)
今回の調査では“親指シフト”が1.2パーセントと意外なネバっこさを見せている(テーマを掲げたアンケートなので、意見のある人の票が多くなりがちではあるのだが)。

キーボードに関するほかの調査で比較的新しいのは、’07年に楽天リサーチ社が全国3000人に聞いたものがあるが、“ローマ字”86.3%、“JISかな”7.6%、“親指シフト”は0.7%と今回の半分くらいの数値だったのだ。

引用:日本人は“大人”になるとローマ字入力になるらしい by遠藤諭 – 週刊アスキー

上記はパソコンユーザー全体なので、例えばRealforce日本語配列のユーザーに限定してアンケートを取ったら、親指シフトの割合がもう少し多くなりそうな気がしますが、それでもまだ少ないことには変わりないでしょうね。

特殊な使い方をしない限りスペースキーが長くてもそんなに困らないと思いますが、将来、キーリマップや親指シフトをするかもしれないカスタマイズ好きな人は、R2を買うのか初代を買うのか、よく検討してからにしましょう。

APC(Actuation Point Changer)機能

APCとは、キーの反応位置(深さ)を変更できる機能のことです。

↓APC機能について東プレ公式サイトから引用。

Realforce APC機能

東プレ独自のAPC機能により、通常のメカニカルキースイッチより最大25%高速入力(当社調べ)。
各キースイッチのオン位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階のキーストロークの深さから選んで調節できるため、ゲームに応じてキースイッチの反応速度を最適化できます。例えば、素早く入力したいキーは1.5mmの深さに設定し、不意の誤入力を防止したいキーは3mmに設定できます。

引用:製品 : REALFORCE RGB(日本語配列モデル) | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

Realforce R2シリーズでは、型番「R2A-JPV-IV」「R2A-JP4-BK」「R2SA-JP3-IV」「R2SA-JP3-BK」のように、R2の後ろに「A」が記載されているものは、キーの反応する深さを変更できます。

そしてRealforce R2のAPC搭載モデルには、2mm厚と3mm厚のシートタイプのスペーサーも付属。


引用:東プレ,16年ぶりのREALFORCE第2世代モデルを発表。アクチュエーションポイント変更機能対応モデルや静音モデルなど,バラエティに富む – 4Gamer.net

見たところ、左端からEnterキーまでのメイン部分がスペーサーのカバー範囲のようです。これを敷くことによってキーストロークを浅くできます。

このAPC、機能的にはすごいと思いますが、実際どのくらい効果を実感できるのかはハッキリしません。

※もう一度書きますが、型番「R2A-JPV-IV」「R2A-JP4-BK」「R2SA-JP3-IV」「R2SA-JP3-BK」のように、R2の後ろに「A」が記載されているものだけAPC機能付き・スペーサー付属なので、間違えないように気をつけてください。

スイッチ耐久性の向上

Realforce R2では打鍵の耐久性が3000万回から5000万回に向上とのこと、ですけど、従来モデルでも10年以上使えるほどの圧倒的な耐久性なので、個人的にはどうでもいい(笑)

内部の鉄板に防サビ塗装加工

Realforce R2では、放置したら錆びるキートップ下の鉄板。この内部の鉄板に防サビ加工したとのこと。

湿気の多い日本の環境だったら嬉しいかも。(実は自分の使ってるRealforce 108UHは10年経った今、内部の鉄板が部分的にサビてます。)

アプリケーションキーがFnキーに変更

Realforce R2では、地味なキーですが右下Ctrlキー隣のアプリケーションキーが、Fnキーに変更されているようです。(※アプリケーションキーとは、マウスの右クリックやShift+F10に相当するキーです)

↓初代Realforceは右下Ctrlの隣がアプリケーションキーになっていて、

↓Realforce R2では右下Ctrlキーの隣がfnキーとなっています。

fnキーは他のキーと組み合わせていろいろなことができるようです。

[Fn]キーを全製品で搭載するのもREALFORCE R2が持つ特徴の1つだ。[Fn]+[F11]キーで[Ctrl]キーと[Caps Lock]キーの位置を入れ替えたり,[Fn]+[F12]キーで[Windows]キーと[半角/全角]キーの無効/有効切り替えを行ったりできる。後者はとくに,ゲームでREALFORCEを使いたいと思っている人にとって朗報だろう。

引用:東プレ,16年ぶりのREALFORCE第2世代モデルを発表。アクチュエーションポイント変更機能対応モデルや静音モデルなど,バラエティに富む – 4Gamer.net

↑Realforce R2におけるfnキーの機能がこれだけかどうかはわかりませんが、上記の内容だとDIPスイッチのような動作ができていますね。

今までアプリケーションキーを全く使っていなかった人にとっては多少の使いみちが出てきました。もっと色々なことができると良いですね。

※ちなみにShift+F10で同じ動作をできるので、一応アプリケーションキーが無くても代用は可能です。

ーーー

で、結局どんな人にRealforce R2がおすすめなのかを考えてみると、

まずは本体がスリムに、具体的には奥行がスッキリして角ばったデザインになったので、少しでも机上スペースを有効活用したい人や、今までの丸っぽいデザインが気に入らない人に良いかもしれません。

次に、今までの短いスペースキーが気に入らなかった人にとってはかなり魅力的です。英語配列のスペースバーほど大きくはありませんけど、左右に1キーずつ広がるだけでもかなり大きくなりました。逆に自分みたいに両隣の無変換・変換キーをカスタマイズしていた人にとっては致命的な変更なので、Realforce R2は購入候補から外れてしまいます。

APC機能はキー反応位置を浅くしたいゲーマーくらいでしょうか。タイピングの高速入力のために浅くして実際に効果を感じれるのはレベルの高い人だけだと思います。そのぶん値段が高くなるので、予算に余裕があるなら。

スイッチ耐久性の向上、防錆加工は、初代でも元々耐久性が高いので、予算を上げてまで必要か?と聞かれたら微妙だと思います。

ということで、スリム化・スペースキーの長さ・APC機能あたりが、Realforce R2の購入にあたって比較する点になってくるでしょうか。あとは全体的にRealforce R2のほうが値段が高いので、予算との兼ね合いですね。

ちなみに上記で説明した部分はRealforce RGBと仕様がほとんど同じなので、Realforce RGBからゲーミングの要素を削ったものがRealforce R2とも言えそうです。

ーーー

初代との比較は、このページ最後の一覧表にまとめているので、並び替えや検索を使って検討してみてください。

タイピングしやすくする工夫

最後にRealforceを使うにあたって、疲れにくいようにするための工夫を書いておきます。

パームレストを使う

Realforceはそこそこ手前の段差が高いので、パームレストがあったほうが打ちやすくなります。

今まで薄いキーボードを使ってきた人は、パームレストの導入を検討してみてください。

「パームレスト」で検索

なんだったら市販品のパームレストを買わずにタオルを敷いたり木の板を置くだけでもOKです。高ささえ調節できれば。

目安としてはキーボード手前の高さと同じになるくらいで。

チルトスタンド(角度調節)は使わないようにする

キーボード裏面にあるチルトスタンドは、立てたら打ちやすくなると勘違いされていますが、あれはタッチタイピングができない人が印字を見やすくするためのものです。

キーボードのスタンドは、疲れやすさの点ではデメリットしかありません。チルトスタンドを立てると手首が上に反るので負担がかかり続けます。

参考:「手首が疲れない」は気のせい!? キーボードに角度を付けるあの小さな足が必要な「本当の理由」 | ライフハッカー[日本版]

↑このようなキーボードメーカーの見解にも書かれてますし、自分がやってみても明らかにチルトスタンドを使わないほうが打ちやくなります。

その他「チルトスタンド 意味」とかで検索すると実際に体験した人の話も見れるので検索してみてください。人間工学的に無駄です。

ーーー

↓結果、パームレストとチルトスタンドの2つを工夫するとこうなります。

Realforceの一覧表

Realforceの比較ができる一覧表です。

東プレ公式サイト・アーキサイト・Amazonにてモデルを確認しているので、恐らく購入可能なRealforceが全て網羅できていると思います。

例えば30gの静音タイプを探したい場合は、一覧表の右上の検索窓に「30 静音」というふうに、半角スペースで区切って検索してみてください。

そうしたら複数条件で絞り込みすることができます。

また、表の上の見出しをクリックすると並び替えも出来ます。

型番1型番2テンキー押下圧静音印刷配列刻印DIPAPC備考
108UHSA0100フル45g昇華日本語カナあり
108UH-SSA010Sフル45g静音昇華日本語カナあり
108UG-HiProYK0100フル45gグレー昇華日本語カナ無しHiPro仕様
108USSJ38D0フル30g昇華日本語カナあり
108U-AXE3100フル30g昇華日本語カナ無しDIP
108U-AXE31L0フル30gレーザー日本語カナ無しDIP
108UDKSJ38C0フル30g黒(墨)昇華日本語カナ無し
108UD-AXE31B0フル30g黒(墨)昇華日本語カナ無しDIP
108U-AXE0100フル変荷重昇華日本語カナ無しDIP
108U-AXE01L0フル変荷重レーザー日本語カナ無しDIP
108P-S SI01TSフル変荷重静音昇華日本語カナありPS/2接続
108UBKSJ08B0フル変荷重レーザー日本語カナ無し
108UD-AXE01B0フル変荷重黒(墨)昇華日本語カナ無しDIP
91UDK-GNG02B0レス45g黒(墨)昇華日本語カナ無しDIP
91UG-SNG31BSレス30g静音グレー昇華日本語カナ無し
91UNG0100レス変荷重昇華日本語カナあり
91UBKNG01B0レス変荷重レーザー日本語カナ無し
91UBK-SNG01BSレス変荷重静音レーザー日本語カナ無し
TYPE HEAVENZA0100フル45gレーザー英語
104UG-HiProYK2100フル45gグレー昇華英語HiPro仕様
104UXF01T0フル変荷重昇華英語
104UBXF11T0フル変荷重黒(墨)昇華英語
104U-SXF01TSフル変荷重静音昇華英語
104UB-SXF11TSフル変荷重静音黒(墨)昇華英語
87USE07T0レス変荷重昇華英語DIP
87USWSE070Sレス変荷重静音昇華英語DIP
87UBSE17T0レス変荷重黒(墨)昇華英語DIP
87UBSE170Sレス変荷重静音黒(墨)昇華英語DIP
87U-55SE08T0レス55g昇華英語DIP
87UB-55SE18T0レス55g黒(墨)昇華英語DIP
RGB JPAEAX02フル45g2色成形日本語カナ無しAPC
RGB USAEAX01フル45g2色成形英語APC
23UBWC01B0テンキー45g黒(墨)昇華テンキーDIP
23UWC0100テンキー45g昇華テンキーDIP
R2-JPV-IVフル変荷重昇華日本語カナあり第2世代
R2-JP4-BKフル45gレーザー日本語カナ無し第2世代
R2A-JPV-IVフル変荷重昇華日本語カナありAPC第2世代
R2A-JP4-BKフル45g黒(墨)昇華日本語カナ無しAPC第2世代
R2S-JPV-IVフル変荷重静音昇華日本語カナあり第2世代
R2S-JP4-BKフル45g静音レーザー日本語カナ無し第2世代
R2SA-JP3-IVフル30g静音昇華日本語カナありAPC第2世代
R2SA-JP3-BKフル30g静音黒(墨)昇華日本語カナ無しAPC第2世代

ーーー

↓選ぶのが面倒。特にこだわりが無いという人は最もオーソドックスなこちらをどうぞ。

印字が剥げずに見やすい昇華印刷・ホワイト。日本語配列かな表記あり。他のキーボードから乗り換えでも違和感が少ない45g等荷重。一般的な108キーフルキーボードという、最も無難な構成になってます。

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他にも「キーボード 静電容量無接点」で検索すると、Happy Hacking Keyboard ProfessionalやLEOPOLDなど、テンキーレスよりもコンパクトなキーボードもあるので、変態配列にも興味がある人はいろいろ探してみてください。

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