フリマアプリとしてPayPayフリマが新しくリリースされたので、使ってみました。
公式:PayPayフリマ
フリマアプリといえばメルカリがメジャーで、自分も買い物によく利用しています。
メルカリは業者をブロックできるので探しやすく、とんでもない激安価格で出品されていることも多い。
PayPayフリマは業者だらけでブロックもできないので使いにくいけど、現時点の感想とか、今後の予想とか要望とかメモしてみます。
いま記事を更新している時点(2019/11/11)では、アプリのレビューはiPhone・Androidどちらも非常に低く、課題は山積み。メルカリと比べられるので厳しい戦いに見えますね。
逆に言うと長文レビューで問題点が細かく書かれているので、片っぱしから改善できれば良いとも言えるかもしれません。
PayPayフリマアプリ
フリマアプリでどのようなジャンルの商品を探すのか、人によって使いやすさが違うかもしれないので、自分の使い方を書いておきます。
主にパソコンのキーボードを買うことが多く、メルカリで検索条件を保存してたまにチェックしています。
↓つまり自分がフリマアプリに欲しい機能は以下のとおり。
- 業者が少ない
- 出品者をブロックできる
- 検索条件の保存ができる
↓そして、メルカリと比較してPayPayフリマの気になった点。
- 業者が多い(商品画像を引っ張ってきて普通の価格で大量出品されている)
- 出品者のブロックができない
- 取引中と取引後の見分けがつきにくい
検索条件の保存ができない→ (2019/11/12 Ver1.1.0で対応)- ヤフオクとフリマアプリからの出品を別に見れない
業者が多い
(Androidアプリがリリースされてしばらく経った2019/11/11の時点でも)出品・購入ともに、個人のアプリ利用者はまだまだ少なく、新しい出品をチェックしても増えてないことも多いです。
※11月17日に送料無料キャンペーンが終了したら、さらに出品が少なくなったと感じました。TwitterでPayPayフリマについて検索しても、とにかく出品も閲覧も人が少ないという感想が多い。
そして業者の出品に関してはどちらもあるけど、PayPayフリマは一部ヤフオクの商品も表示されるので、より業者の数が多く感じます。
PayPayフリマアプリには、ヤフオクの出品から「個人アカウント」「送料無料」「300円以上」の商品が掲載されているので、ヤフオクで見かける、個人アカウントを使う業者がたくさんいます。
↓こちらはPayPayフリマの検索結果。× 印が、ネットショップみたいな出品。ほぼ間違いなく中古の処分価格ではないので邪魔になる。
↓PayPayフリマに掲載されるヤフオク商品の条件、ソース元はこちら。
参考:ヤフオク!ヘルプ – PayPayフリマへの掲載について
リリース直後は業者が多いですが、今後PayPayフリマアプリから出品する個人が増えていけば、徐々に改善されていくかもしれません。
PayPayフリマは出品者のブロックができない
PayPayフリマの場合、明らかに商品画像を引っ張ってきて大量出品している業者が邪魔でも、ブロック・非表示にすることができません。
そのため、正規の新品価格のような出品が邪魔になって、欲しい物を探すのに時間がかかります。
※公式ヘルプによると提供予定ではあるようです。
PayPayフリマでは、現在ブロック機能を提供していません。
※今後提供予定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。
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一方メルカリは出品者を個別にブロックして検索結果からも非表示にできるので、理想的な使い方ができます。
自分はすでにメルカリで100件以上の出品者をブロックしていますが、上限に達する様子もありません。
PayPayフリマもブロックできたら、フリマアプリとしては断然使いやすくなると思うんですけどね。
取引中と取引後の見分けがつきにくい
実際に購入してみてわかりましたが、
- 取引中の商品
- 評価まで終わった取引後の商品
どちらも同じ一覧に残ったままなので、うっかり評価をし忘れた取引に気づきにくいことがあります。
ホーム画面の「やることリスト」で未完了のタスクは一応ありますが、これはこれで評価後の取引メッセージにたいして「返信をお願いします」がいつまでも残ったりするので使いにくいことがあったりします。
確実に確認しようと思ったら全部詳細を開かないとわからないのは致命的ですね。
なので、メルカリみたいに、評価まで終わった取引後の商品は別タブに格納したほうがわかりやすいです。
PayPayフリマで取引が多い人は特に気をつけてください。
検索条件の保存ができない
PayPayフリマは検索履歴はあっても、価格やカテゴリも含めた検索条件の保存ができません。
※2019/11/12バージョンアップしたVer1.1.0で検索条件の保存に対応しました。使い勝手も問題ありません。
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一方メルカリは、検索条件の保存に加えて、一致した出品があると通知してくれる機能もあるので、まだメルカリのほうが機能的に優れています。
「ヤフオク」と「PayPayフリマからの出品」を別に表示できない
さっきも書いたように、ヤフオクに出品されている中から「ヤフオク!ヘルプ – PayPayフリマへの掲載について」の条件に合致する商品が自動的にPayPayフリマのほうにも表示されます。
ざっくり言うと「個人アカウント」「送料無料」「300円以上」のもの。
そのため、「個人アカウントを利用している業者」の大量出品も簡単にPayPayフリマに表示できてしまい、避けることができません。
メルカリのように、スマホアプリから出品するかどうかが、業者出品の大量発生を防ぐ防波堤になっていると思うので、
- ヤフオクに出品されている商品
- PayPayフリマアプリから出品された商品
これらを別々に絞り込みできる機能がついたらユーザビリティが上がりそうですね。
言い換えると、ヤフオクの出品が強制的に表示されてしまうと業者を無くせないので、フリマアプリの意味あるの?という状態になってしまいます。
おそらくですが、PayPayフリマアプリに掲載するために基準を満たして大量出品する業者も増えるでしょう。
まとめ
PayPayフリマアプリを使ってみた感想としては、とにかく人が増えるかどうかだと思いました。
全体の利用者が少なかったら出品者・購入者どちらにとっても魅力的にならないので、PayPayが最初にやってたありえないくらいお得なキャンペーンを連発したり、基本的なアプリの使い勝手を向上させて、ユーザー数を増やさないとどうにもならかい印象。
運営しているソフトバンクは注力すると決めた事業には予算を大量に投入するという点では期待できるので、今後の改善を見守っていこうかと思います。
公式:PayPayフリマ
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