カランダッシュの鉛筆ホルダーを試してみました。
日本の規格の鉛筆に合わせて作られていないのでサイズが合わないといった難点はありますがこれ以上無いほどにシンプルで鉛筆の太さとほぼ同じなのでゴツゴツとした鉛筆ホルダーが嫌いな人にはおすすめです。
むしろ鉛筆ホルダーというよりは挿し込める長さが非常に短いので鉛筆キャップのような感覚で使えます。
カランダッシュの鉛筆ホルダー
正式に本体に書かれている型番は「CARAN dACHE 0453.000」
商品名としては「鉛筆ホルダー」ではなく「エクステンション」と書かれるようです。鉛筆補助軸と呼ばれることもありますがどれも同じ機能ですね。
↓全長は8.8cmで新品の鉛筆のちょうど半分の長さ。
ただし鉛筆が挿し込めるのは先端の数センチだけなのでかなり短くなった鉛筆しか実際のところ使えません。
↓丸で囲んだ部分が挿し込める長さです。2cmほどしかありません。
↓作りが非常にシンプルなだけあって重量は3.2gとものすごく軽いのでとにかく最軽量の鉛筆ホルダーが欲しいならありです。
ただし実際に使うとなるといろいろ問題があるので気をつけないといけません。
六角鉛筆や日本の鉛筆は使えない
カランダッシュの鉛筆ホルダーは日本の鉛筆の規格に合わせて作られていないので日本の六角鉛筆や丸鉛筆を使おうとすると内径が細すぎて鉛筆が全く入りません。
↓一般的な六角鉛筆は全然刺し込むことができず無理やり力を入れるとこのように塗装がはげてしまいます。
自分は最初そのことに気づかないまま買いましたが販売ページにちゃんと書いてありました。
本商品は太軸鉛筆や三角軸の鉛筆にはご利用いただけません。
日本製の鉛筆や塗装が分厚い鉛筆、軸尾にプラスチックや金属が付いているタイプの鉛筆はご利用いただけない場合がございます。
カランダッシュ鉛筆ホルダーの内径は7.48mmとなっていて手持ちの六角軸の外径を測ってみると7.8mmだったので到底挿し込むのは無理だとわかります。
今度は手持ちにあった丸鉛筆(外径7.49mm)でギリッギリ入るかどうかという大きさだったので試してみました。
ぐいっと入れてみた結果がこれ。
なんだかピンク色の粉が散ってますね(笑)どうやら塗装が剥げてしまったみたいです。
寸法では0.01mm太いだけなんだけど最後まで挿し込めませんでした。丸鉛筆でも日本製の鉛筆は使用が難しそうです。
鉛筆を削って無理やり入れる
それでもどうしてもカランダッシュの鉛筆ホルダーを使ってスタイリッシュに決めたいんだ!という人はいっそのこと鉛筆を削っちゃいましょう。
↓削った部分は不格好になりますけど鉛筆ホルダーの中に隠れるので見た目は損なわれません。
ただしカランダッシュの補助軸には締め付け機構がないので削り過ぎると元に戻せなくなります。ちょっとずつ削っていきます。
↓最終的にカランダッシュの鉛筆ホルダーに短い鉛筆をはめるとこんな見た目です。
鉛筆ホルダーの色がビビットなレッドなので鉛筆の色をもっとかっこいいものにすれば見た目も良くなるはず。
鉛筆キャップよりは使いやすい
これまで書いたようにいろいろな制約はありますが使い心地はかなり良いです。
いわゆる普通の鉛筆キャップよりは段差が少なく握った感触が普通の丸鉛筆に近いので異物感がかなり少なめになっています。
鉛筆を保持している部分もかなりきつ目に刺し込むことになるのでガタつき皆無でホールド感はかなり良いですね。
六角軸バージョンが欲しい
書き心地はかなり良いので日本の六角軸鉛筆に合うバージョンがあったら良いなぁと思うけど探しても見当たりません。
学校で使う鉛筆はほとんど六角鉛筆なので六角専用の鉛筆ホルダーがあっても良いと思うんですけどね。
現状の丸鉛筆バージョンだと鉛筆が六角で補助軸が丸軸なので上下でミスマッチになって握る位置によっては違和感を感じてしまいます。
実現する日は来ないと思うけどそんな製品が安くあったら小学生が使う鉛筆キャップとしても良いですね。
ちなみに今回カランダッシュの鉛筆ホルダーを買ったのはブンドキ.comというお店。
ブンドキ.com:【CARAN D’ACHE/カランダッシュ】エクステンダー/鉛筆補助軸
定価販売ですけど珍しいものがたくさんあったりサイズによっては108円のDM便が使えたりと文房具好きな人にとっては使いでのあるサイトですよ。
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個人的に一番おすすめの鉛筆ホルダーは伊東屋の鉛筆補助軸です。自分用にもプレゼント用にもイチオシなので鉛筆ホルダー好きの人はぜひチェックしてみてください。