2016年10月頃からでしょうか。Chrome拡張機能のKeyconfigがChromeウェブストアから消えたり復活したりを繰り返し、もう復活する様子が無さそうな感じです。
すでにインストールされていれば使い続けることができてる状態なんですが、もう新しくインストールすることはできなくなっています。
Keyconfigはとにかくいろんな動作をショートカットキーにすることができる便利な拡張機能なんですが、その中でも「ブックマークレットをショートカットキーで使う」のが強力だったので、代わりとなる拡張機能を探しました。
もくじ
Keyconfigが使えなくなった原因?
Keyconfigが使えなくなった原因はkeyIdentifierプロパティだとか。
keyconfigのkey判定で使ってるkeyIdentifierプロパティがchrome54から消えたのが原因っぽい
— nullabletypo (@nullabletypo) October 14, 2016
代用品としてCopy URL+を使うとか。
Google Chrome拡張のKeyconfigが使えないので、代わりにCopy URL+を使ってます https://t.co/f4oKm5XpBb
— ふよふよ速報 (@huyosoku) October 13, 2016
Shortkeysという拡張機能を使うとか。
keyconfigの代替としていけそう / Shortkeys (Custom Keyboard Shortcuts) https://t.co/rnqWaHY3X0
— nullabletypo (@nullabletypo) October 16, 2016
代用品としては上記の2つをよく目にしました。ただしKeyconfigの完全な代用というわけじゃなく、一部の機能ができるという程度です。
以下、この2つの拡張機能について実際に使ってみたので、使い方などを少し説明しておきます。
[Shortkeys] ブックマークレットをショートカットキーで起動
Twitterで見かけた、ShortkeysというChrome拡張機能を試してみたところ、とりあえず一通りの設定はできて、ブックマークレットもショートカットキーで使えました。
ただ、設定画面はKeyconfigと全然違います。
Keyconfigだとキーを押すだけで入力されていたショートカットキーは、Shortkeysでは「ctrl+shift+e」のように自分でタイピング入力しないといけません。
そして、ブックマークレットを登録する場合は、あらかじめお気に入りにブックマークレットを作成しておいて、設定画面で「Open Bookmark/Bookmarklet」を選択してから、「Bookmark」で該当のブックマークレットを選択するような使い方になります。
(ブックマークの数が大量の人は探すのに時間がかかるので、ブックマークレットの名前の最初に何か目印を付けておくことをおすすめします)
Keyconfigでブックマークレットを多用していてどうしても必要な場合は、設定が大変かもしれませんがShortkeysで代用することは一応可能ではあります。
ただ、Shortkeysは設定のインポート・エクスポートが無いこと。設定できる項目がだいぶ少ないこと。設定がとっつきにくいことなど、Keyconfigと比べたらだいぶ扱いにくくなってます。
[Copy URL+] タイトルやURLをコピーする拡張
先ほどのShortkeysでもURLのコピーだけはできるんですけど、タイトルのコピーやタグのカスタマイズができないので、それができる拡張機能としてCopy URL+というのを使ってみました。
この拡張機能では、以下の部品を組み合わせて、自分のコピーしたいタグをカスタマイズできます。
- ${sURL} 短縮URL
- ${URL} URL
- ${title} タイトル
- ${text} 選択文字
- ${n} 改行
ただ、動作は完璧じゃなく、コピーできないサイトがけっこうあるのと、Chrome本来のショートカットキーのほうが優先されてしまうという難点があり、Keyconfigの完全な代用としてはちょっと厳しいというのが正直なところ。
デベロッパーモードでKeyconfigを使う
どうしてもKeyconfigを使いたい人は、GitHubからスクリプトをダウンロードして、Chromeのデベロッパーモードを有効にして使うという方法もあるようです。
参考:Keyconfig が Chrome ウェブストアから削除された模様(無理やり使う方法) :Scrap 2nd.
ただし、無理やりデベロッパーモードにするので自己責任になりますし、Chromeのバージョンアップによって今後使えなくなる可能性も十分に考えられます。
あまり気軽におすすめできる状況ではなくなってしまいました。
まとめ
以上、こうしてみるとヘビーユーザーほどKeyconfigが使えなくなった影響が大きいですね。
Chrome拡張機能やアプリなど、仕様変更の影響を受けやすい分野で便利なソフトを作っている開発者さんには頭が上がりません。
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