ノイズレスサーチはそのまま検索しても使えるシンプルな検索エンジンですが、ノイズレスサーチの基本操作や、検索演算子でもっと高度な検索ができるので、そのやり方をいくつか紹介してみます。
検索演算子は普段のGoogle検索でも役立つ知識なので、知っておくと便利なこともありますよ。
もくじ
ノイズレスサーチの検索機能や使い方
まずは検索演算子を使わなくても、ノイズレスサーチに標準で搭載されている機能や、パソコン操作によって便利に使える方法などを紹介していきます。
日付順に並び替える
ノイズレスサーチの検索結果は初期状態は関連順ですが、日付順に並び替えることができます。
普通のGoogle検索だと「1時間以内」「1週間以内」のように期間を指定することはできますが、新しいものから順番に並べられないので、日付順に並べられるノイズレスサーチのほうがこの点では便利に使えます。
→※いつの間にか普通のGoogle検索でも日付順に並び替えできるようになってました。
ただ、普通のGoogle検索では期間を絞り込んだ後に日付順に並び替えるボタンが初めて出てくるので、意外と知らない人も多いような気がします。
検索対象のドメインを絞り込む
検索した後、すぐ下にあるボタンをクリックすると、検索結果のドメインをさらに絞り込むことができます。
「病院・政府」 、「病院」 、「政府」ボタンは病院「ac.jp」、政府機関「go.jp」、メルクマニュアルなどに絞り込むためのボタンで、医療や統計で確実に信頼性のある情報を検索したい時に使えます。
「メルク」ボタンは医療情報として評価の高いメルクマニュアルのみに絞って検索します。ひとまず病気の基礎知識を見るのに、メルクマニュアル家庭版が読みやすくて役に立ちます。ダイレクトな病名検索で威力を発揮します。
「企業・病院・政府」ボタンは、ドメインの取得にある程度の資格が必要なサイトに絞り込んで、ある程度信頼性のあるサイトから検索します。誰でも取得可能な .com .net .info .jp .biz などを除外できるので、アフィリサイトをごっそり除外できます。
「企業」ボタンは企業「co.jp」や各種法人「or.jp」に絞り込むので、製品に関する公式情報を見たい時に使えます。
検索したキーワードで他のサイトを検索する
ノイズレスサーチの検索結果に満足できなかった場合など、検索した後に他のサイトの検索結果にジャンプすることができます。
検索先のページはだいたい読んだままなのでなんとなくわかると思いますが、「画像」はGoogle画像検索、「動画」はYouTube検索です。
このようにノイズレスサーチでカバーできない部分を検索することができます。
検索演算子を手軽に使えるボタン
普通なら手入力が面倒な検索演算子を、ボタンをワンクリックするだけで簡単に追記できます。
- 完全一致検索・・・「”◯◯”」
- タイトル検索・・・「allintitle:」
- PDF検索・・・「filetype:pdf」
拡大・縮小 [PCのみ]
これはノイズレスサーチが搭載している機能じゃなくて、Webブラウザの機能です。
文字が小さいと思ったらCtrl++で拡大、Ctrl+–で縮小、Ctrl+0で元に戻す、また、Ctrl押しながらマウスホイールで拡大縮小もできます。
Ctrl++2回で拡大率を125%程度にすると太字になってかなり読みやすくなるので、文字が小さくて読みにくいという人におすすめ。
別タブで開く [PCのみ]
検索結果のリンクはデフォルトでは同じタブで開くようになっていますが、別タブで開きたい場合はCtrlを押しながらクリックすると、右側に新しいタブとしてページを開きます。
右上の他サイトジャンプボタンは、「画像」「動画」「Amazon」のように何個も見たい時があるので、Ctrlを押しながらパパパっと開くと時短になります。
Tabキー1回ですぐに検索を始められる [PCのみ]
ノイズレスサーチはフォーカスの1番目が検索窓なので、Tabキーを1回押すだけですぐに検索キーワードの入力を始めることができます。覚えておくと非常に便利。
検索結果のツイート
ノイズレスサーチには検索結果をツイートするボタンが用意されていて、検索した後にクリックするとツイート画面が現れます。
検索中のキーワードと、検索結果のリンクがあらかじめツイートの中に含まれているので、すぐに検索結果をシェアすることができます。
入力文字数にまだ余裕があるなら自分のコメントを追記してからツイートすることもできます。
スマホ表示からPC表示に切り替える
大画面のスマホの場合は、スマホ表示よりもPC表示のほうが見やすいという人もいるかもしれません。
自分の持っているiPhoneで調べた限りですが、スマホ表示からPC表示に切り替える方法を解説しておきます。
Chromeの場合は右上のメニューの中にある「PC版サイトをリクエスト」をタップします。
↓iPhoneのSafariの場合はメニューの中から「デスクトップ用サイトを表示」をタップします。
これでスマートフォンでPC表示を使うことができます。
もしPC表示からスマホ表示に戻す場合は、iPhoneであればホームボタンを2回押して、ブラウザアプリを強制終了させてからもう一度起動してください。
アプリを強制終了させる方法がわからない場合はこちらの記事を参考にどうぞ。
検索演算子
ノイズレスサーチはGoogleカスタム検索のシステムを利用しているので、Googleの検索演算子を利用できます。
検索演算子はたくさんの種類がありますが、ノイズレスサーチで利用される可能性がありそうなものをいくつか紹介してみます。
完全一致検索(”●●”)
語句やフレーズを引用符(ダブルクォーテーション)で囲むと、そのフレーズに完全一致するキーワードで検索することができます。
ダブルクォーテーションってあんまり入力する機会が無いので知らない人もいるかもしれません。Shift+2で入力できます。
例えば「ノイズレスサーチ」(⇒)という検索キーワードは、「ノイズレス」と「サーチ」という単語で構成されていて、検索順位が下の方まで進むと、「ノイズレスマット」のような情報も出てきてしまいます。
それを、「”ノイズレスサーチ”」(⇒)というふうに完全一致検索すると、きちんと一致しているものだけを検索対象にできるので、より検索結果を絞り込むことができます。
※検索演算子ボタンを使う場合は「完全一致」を使います。
マイナス検索(-●●)
検索キーワードの前に半角のマイナスを使用すると、本文にキーワードが含まれるサイトを除外します。
↓マイナスはひらがなの「ほ」の部分。全角だとマイナス検索にならないので、必ず半角で入力しましょう。
パソ活ラボを除外したい時に「”ノイズレスサーチ” -パソ活ラボ」(⇒)のように使います・・・と言いたいところですが、実は単純なマイナス検索は逆に検索精度が悪くなるのでおすすめしません。
上記の検索だったら「パソ活ラボ」というキーワードが本文に含まれるサイトまですべて除外されてしまいます。
パソ活ラボだけ除外したいなら、正しくは
「”ノイズレスサーチ” -site:pasokatu.com」(⇒)のようにサイト単位で除外しないといけません。
マイナス検索で検索すると、本文にちょっとでもキーワードが含まれているサイトがすべて除外されてしまうので、本当は必要だったサイトまで除外されてしまうことが多くなります。しかも除外されたことに気づきにくいので安易にマイナス検索してしまうのはおすすめできません。
ノイズレスサーチは最初から邪魔になるサイトを除外しているので、マイナス検索のお世話になることは少ないと思いますが、もし使う場合は後述するような「サイトの除外」など、除外する範囲を調節するのがおすすめです。
マイナス検索と他の検索演算子を組み合わせる方法はこの先で説明していきます。
サイト検索(site:サイトのドメイン)
サイトのURLと組み合わせることによって、特定のサイトだけを対象に検索することができます。
検索欄には「site:example.com」のように、「http://」よりも後ろの部分を使います。
ただ、特定のサイトだけを対象に検索するならノイズレスサーチはあまり必要ないので、ノイズレスサーチではサイト検索とマイナス検索を組み合わせる使い方のほうが使いやすそうです。
例えば「”ノイズレスサーチ” -site:pasokatu.com」(⇒)というふうに検索すれば、パソ活ラボを除外して、ノイズレスサーチのフレーズに一致する検索結果だけを表示することができます。
調べたいキーワードで検索して、公式サイトが強すぎて邪魔になるような時に使えます。
このように検索演算子はフレーズ検索やマイナス検索などを組み合わせるといろんな検索ができるようになるし、ノイズレスサーチだけじゃなくて普通のGoogle検索にも応用できるので、覚えておいて損はありません。
タイトル検索(intitle:●●)
ページタイトルの中に含まれるページを対象に検索します。
例えば「intitle:ノイズレスサーチ」(⇒)で検索すると、下記画像の3番目「知恵袋やまとめサイトを丸ごと除外してGoogle検索する方法をついに発見」はページタイトルに「ノイズレスサーチ」が含まれていないのでヒットしなくなります。
ページタイトルにキーワードが含まれていなくても充実したサイトはたくさんあるので、intitle:で絞ったからといって検索精度が高くなるわけじゃありませんが「確かあんなサイトあったけどどれだったかな?」なんて時に検索対象を絞るのに使えることはあるかもしれません。
タイトル複合検索(allintitle:●●)
こちらはタイトルを対象に複合キーワードで検索する検索演算子です。intitleと微妙に違います。
例えば「allintitle:タイピング キーボード」(⇒)と検索すると、ページタイトルに両方のキーワードが含まれるものだけがヒットします。
そして違いがわかりにくいですが、「intitle:タイピング キーボード」(⇒)と検索すると、ページタイトルにタイピングが含まれていて、本文にキーボードが含まれるものがヒットします。
タイトルだけを対象に複合キーワード検索するのはかなり検索結果が絞られるので調べ物には向かないですけど、特定のサイトを探している時などは良いかもしれません。
※検索演算子ボタンでは「タイトル」を使います。
ファイルタイプ検索(filetype:ファイルの拡張子)
ページのファイルタイプを指定して検索することができます。
インターネットにはWebページの他にもPDFファイル(pdf)・Excelファイル(xls)・Wordファイル(doc)など、さまざまな形式のファイルが存在していて、そのファイルタイプを指定して検索することができます。
例えば「人口 site:www.mhlw.go.jp filetype:pdf」(⇒)と検索すると、厚生労働省のサイトだけを対象に、人口に関するPDFファイルだけを検索することができます。
このファイルタイプ検索はかなりピンポイントな検索で、普通のGoogle検索でも役に立つことがあるので覚えておいて損はしません。
※検索演算子ボタンではPDFファイルの絞り込みを用意しています。
まとめ
その他にもGoogle検索で使える検索演算子はたくさんあるので、興味がある人は「Google 検索演算子」でググってみてください。使い方を説明したサイトもたくさんあります。
↓ノイズレスサーチに戻るにはこちらから。