まとめサイト「ギャザリー」に画像を無断引用されて削除依頼したけど仕組みにも問題がある

まとめサイトのギャザリーに画像を無断引用されてました

そんなことでギャアギャア騒ぐなと言われそうですけど昨今のまとめサイトの引用につぐ引用で寄せ集めただけのページが目につくのでわざわざ問い合わせから削除依頼してみました。

※ただ、削除依頼だけだとまとめサイト運営側にとって何のダメージもないので、写真家やイラストレーターなら料金の請求も視野に入れると良いと思います。参考リンクも本文に追記しました。

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ギャザリーに画像を無断引用された記事

ことの発端はグーグルアラート的なエゴサーチで自分のURLが貼られているのを発見したところから。(正確にはグノシーを最初に見つけたけど元記事はギャザリー)

ギャザリーの魚拓:何かすることない?半身浴中”20分”の暇つぶし・リラックス法教えて!

お、なんか自分の記事が紹介されてるのか、どれどれ。

と思って中身を見てみると「出典:URL」書いて画像貼って申し訳程度にコメントを書いた記事が・・・。それ引用じゃなくて画像使いたいだけですやん。

↓画像を引用されたのはこの記事のアイキャッチ画像

自分の記事:100%完全防水耐水ノートがすごい!雨の中や水中でもガシガシ書ける

↓ギャザリーの記事ではこのように使われ、
「出典:http://pasokatu.com/5360」が画像の下に書かれてます。

ギャザリー無断転載

まとめサイトやキュレーションメディアの存在自体は別にかまわないし、引用の定義を守って記事を書くならユーザーにとっても有益なんですけど、著作権違反して寄せ集めで書かれている記事が多いのが現状です。

また、当ブログ(パソ活ラボ)には画像の引用について注意事項を書いているんですがライターは確認していません。

当サイトのテキストや画像は、引用元とリンクを明記の上、著作権法上の引用の範囲内で自由にご利用ください。

  • 引用する必然性があること。
  • 自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
  • 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)
  • 出所(出典)の明示がなされていること(引用部分の作者名・作品名、ホームページのURL等)

ただし、まとめサイト・キュレーションメディア・パクリメディア・バイラルメディアへの画像の利用は基本的にお断りさせていただきますのでご了承ください。

via:引用ルール・免責などについて | パソ活ラボ

引用しまくりの寄せ集め記事って読者のメリットの面でも疑問符がつくのでギャザリーに画像と出典リンクの削除依頼をしてみました。

無断引用画像とリンクはすぐに削除された

依頼をしたらあっさり該当部分が削除されたんですがこれってライターの責任というよりはキュレーションサイトの仕組みにも問題があると思うんですよね。

ギャザリーの問い合わせページから無断引用されたページのURL・自分の記事のURL・当サイトの免責事項など連絡して削除依頼したら翌日には該当部分が削除されていました。

  • 09/02 22:45 削除依頼メール送信
  • 09/03 10:00頃 ページから引用部分削除されているのを確認
  • 09/03 11:46 ギャザリーからメール返信

ずいぶん速い。こんなに速攻で削除されるとは思っていませんでした。まぁ運営側からしたら放置しても何もメリットありませんよね。

それとギャザリーの問い合わせフォームの名前の欄にはハンドルネームを入力しました。向こうの名前が分かってないのにこっちだけ名前明かすのもフェアじゃないという旨を添えたらとくにツッコミはありませんでした。

写真家やイラストレーターなら料金を請求

実際に削除依頼してわかりましたが、削除依頼だけだと運営側には何のダメージもありません。

写真家やイラストレーターなら、料金を請求したりブログに書くほうがよほど効果的なので、泣き寝入りせずに検討してみてください。

↓実際に請求した事例です。意外とすんなり料金が支払われています。

参考:「まとめサイト」にブログ記事が無断転載されていたので損害賠償を請求してみた結果 – エストニア共和国より愛をこめて

参考:キュレーションメディアに写真をパクられたら請求書を送ることにした|旅するフォトグラファー 有賀正博

記事を見る限り、請求に関してはメールのやり取りで出来るみたいなので、そこまで大変ではなく、個人でもできそう。

ギャザリーは引用に全て許諾が必要なルールらしいけどわかりにくい

さて、自分の削除依頼の話に戻ります。

ギャザリーからの返信メールに

引用を行う際には許諾を取ることを規約で定め、同意されたキュレーターのみに、記事を執筆いただいております。

と書かれていましたが、ギャザリーのヘルプにはそのような記載が見当たらなかったのでギャザリーアカウントを作る時の規約に記載されているんでしょうか。

細かい規約を全部読む人はなかなかいないと思うのでライターが言われて初めて気づくパターンですね。本当に周知させるつもりならヘルプの中の「画像を追加するには?」あたりに書けそうですけど。

規約的にはライターがあかんってことになるんでしょうけど引用に許諾が必要ってことがわかりにくい仕組みになってますよね。

しかも著作権法の引用の定義から考えると許諾を取らなくても記事が書ける書き方はあるわけで。そもそもすべてに許諾が必要というのは逆に無理があるんじゃないかと思いました。

以下、著作権法の「正当な引用と認められるための要件」です。詳細を見る場合はリンク先を見てください。

ア 既に公表されている著作物であること
イ 「公正な慣行」に合致すること
ウ 報道,批評,研究などの引用の目的上「正当な範囲内」であること
引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
オ カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
カ 引用を行う「必然性」があること
キ 「出所の明示」が必要(コピー以外はその慣行があるとき)

via:引用 – Wikipedia

これらの引用の要件を見ると、とくに引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であることという要件を満たしていない記事がたくさんあります。

まとめサイトで画像を追加する仕組みにも問題がある

すべてのまとめサイトやキュレーションサイトで同じかわかりませんがギャザリーでは画像のURLと出典ページのURLを入力すれば挿入できるようになっています。

魚拓:ギャザリー – FAQ – 画像を追加するには?

魚拓:ギャザリー – FAQ – 「画像」で入力できるURLは?

この方法で効率よくまとめ記事を書くならGoogle画像検索で画像を右クリックしてURLをコピーすることになるんですよね。

つまり元の記事をほとんど見なくても使いたい画像だけ使えてしまいます。

これ引用じゃないですよね。
画像使ってるだけですよね。

まぁ元サイトに「無断転載禁止!」とか記載が無ければ引用のための要件を満たせば引用できるでしょう。

でも、

  • 主従関係が明確
  • 引用部分が明確
  • 必然性がある
  • 出所の明示
  • 質的にも量的にも引用は「従」
  • 引用の分量は抑える

これらの要件を満たせないまとめが多く存在します。「必然性」や「出所の明示」がセーフでも「主従関係が明確」「引用は従」「引用の分量は抑える」をすべてクリアしてるまとめサイトの記事ってあるんでしょうか。

引用が主役になっているまとめ記事ばっかりですよね。

無断転載は止まらない、それなら無断転載したらデメリットがあるとわからせることが必要

何が問題かまとめると、パクリサイトは苦労して作成した他人の著作物を勝手に使って金稼ぎをして何もデメリットが無いことが問題なんです。

なので、パクリサイトが金銭的・世間的にダメージを受ける環境になれば無断転載しにくくなるので、有無を言わさず無断使用の料金を請求するという流れが必要なんじゃないかなと。

さっきの参考サイトもう1回貼っておきます。

参考:「まとめサイト」にブログ記事が無断転載されていたので損害賠償を請求してみた結果 – エストニア共和国より愛をこめて

参考:キュレーションメディアに写真をパクられたら請求書を送ることにした|旅するフォトグラファー 有賀正博

料金の請求と合わせて、支払わなければブログで経緯を書いていけばパクリサイトにとっては非常に面倒な事態になるので、少なくとも削除依頼するだけよりは効果があります。

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他にもキュレーションサイトとサイト運営者の間で起きた問題をまとめた記事があったのでペタリ。この記事もギャザリーの事例として紹介されてました。

参考:DeNAの”welq&MERY”のパクリ騒動が鎮火する前に… 過去に糾弾された事のあるキュレーション()サイトまとめ – はてなブログ初心者のブログ

ーーー

【お知らせ】ノイズレスサーチという、キュレーションサイトやパクリサイトを根こそぎ除外した検索エンジンを作りました。検索で悩まされていた人はどうぞ。

ノイズレスサーチ

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