確定申告の本、読みやすくて1時間くらいで読み終えました。
イラストが豊富でトピックごとに見開きで文章量が少なめなのでせどりやアフィリエイトをしている人にとっては初めて確定申告の勉強をするのにお勉強の入口としてはとてもおすすめだと思います。
せどりの確定申告に関係する内容
「せどり」という単語がハッキリ書かれてページ数も少しは割かれていました。せどりもそれなりに一般的な単語になってきてるんですねぇ。
棚卸し
棚卸しの計算方法をどうするかって部分ですね。せどりをしている人には共通の悩みだと思います。
「18.せどりの棚卸をするには?」に書かれています。
個別法
全部の商品の仕入れ値を足し算して原価を算出する方法。
多品種の中古せどりの場合はかなり大変になりそうだし、ひとつひとつの仕入れ値を入力するのは、ツールで出品する時に入力してないと現実的じゃないかもしれません。
扱う種類が少ない場合は十分対応できそうですね。
総平均法
仕入れた商品の金額を個数で割って、仕入れの平均単価を算出して、それに在庫数を掛け算して期末在庫金額を出す方法。
多品種で商品単価のバラつきが少なければ向いてそう。
Amazonのビジネスレポートを見れば12月31日時点の出品数もすぐ見れますしね。
最終仕入れ原価法
これはせどりに向いているのかどうかわかりませんが、最後に仕入れた商品を単価として個数を掛け算する方法。
品目が少なく大量に仕入れている人におすすめとのこと。
せどり(Amazon)の売上
これもせどり関係ではそこそこ話題に上がりますが、
「Amazonマーケットプレイスでの売上をどう書くか」
ですね。
「19.せどりの売上計算で気をつけるべきこと」というトピックに書かれています。
厳密に言えば振り込まれた金額を売上にするのは間違いです。商品代金を売り上げにしないといけません。
- 商品代金・・・売上
- 手数料・・・支払い手数料
- その他(送料など)・・・売上
ただ、この本にも書いてますが売上が1000万円を超えない場合は入金額を売上として記入してもツッコミが入ることがまずありません。
本来は消費税の課税事業者のラインを超えているのに回避していることになるので、ツッコミが入ります。
「せどり」という単語が見出しになる時代
上記のようにせどりというキーワードが書籍の見出しに使われるくらいには知られるようになってきているんですかね?
数年前にはなかなか考えられないことですね。
この本に登場している見出しだけでも、
- せどりをやるなら避けて通れない「棚卸」
- せどりの棚卸をするには?
- せどりの売上計算で気をつけるべきこと
という3つがあります。他にも「オークションで得たお金は税金がかかるの?」という見出しも。
せどり・オークション・アフィリエイトなどを副業でちょっとやって税金のことがよく分からない、という人が読む1冊目にちょうど良いかなと思います。
他に同じ系統の「フリーランスのための税金本」として面白いのはこちら。
2005年発行でかなーり古いので内容については確認が必要だと思いますが、マンガが非常に面白いです。「そうそう!あるある!」と思うことうけあいです。
その他、確定申告の作業を円滑に進めるためにチェックリストを作るのがおすすめ。
自分が使っている確定申告ソフトについても書きました。