猫が便秘で苦しそうだったので動物病院で浣腸や血液検査した話

うちの猫が便秘で苦しんで病院で浣腸してもらったりしたので記録に残しておきます。

この記事には猫の肛門や便の写真が出てきます。飼い主にとって参考になるだろうと思い載せていますが、気分が悪くなる方や食事中の方は閲覧注意です。
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突然の便秘

もうね、最初見た時はビックリしました。

早朝5時くらいにうちの猫が変な動きをし始めて、だんだん苦しそうになっていくので動物病院に救急があるか調べたり、もうてんやわんや。

残念ながら早朝まで救急に対応している動物病院は無く、そうこうしているうちにタマが寝そべったらなんと肛門が盛り上がってるのを発見。いきんでいたからなのか、おしっこも出ていました。

この時始めて便秘で苦しそうにしていたと気づき、痙攣っぽく見えていた動きは「いきんでいた」ということがわかる飼い主のマヌケっぷり。とりあえず突然意識不明になるようなことはなく少し安心。

朝5時からいきみ始め、断続的にいきみ続けて7時くらいに収まったので、もしかしたら気づいてなかった可能性もあったので怖いなと思いました。(臭いですぐ気づくとは思うけど)

また、2時間の間に4回嘔吐し、最初の2回は薄茶色のエサの色をしてたんですが3回目で白い泡状の嘔吐を少量、4回目は白い泡状のものが多めというちょっと普通に食事を吐くのとは様子が違いました。

↓これが4回目の多めの嘔吐。(左に写ってる手は大きさ比較のため)

嘔吐の原因

※その後の病院の診察で嘔吐の原因は便秘でいきんだことによる力みからだろうとのこと。最後は吐くものが無くなって胃液が出てきたのかな?病院で処置してもらったあとは吐いてません。その後も観察していると、うちの猫は便秘と連動して嘔吐することが多いみたいです。

動物病院での処置

動物病院が朝の9時から開くので、それまでに写真や動画をまとめたりメモしたり、便秘について検索してみたり。

病院への移動中は弱々しく鳴く程度で、いつもの「外いやだー!車いやだー!ぎゃおー!」の元気もありません。

お腹の状態を触診

今朝の様子などを話しながら触診してもらって、便がどの程度溜まっているのか確認。

溜まっていた便の量

※後で聞いたらたぶん出た量から判断すると溜まったのが3日~4日程度。長さにして5cmちょっとくらいじゃないかとのこと。今まであまり気を使った無かったけど、それだけの日数でこんな状態になるのに驚いてしまいました。

浣腸

んでひとまず詰まっている便を緊急で出す必要があるので浣腸することに。(ジェル状のものをお尻に入れる)

↓唸りながら嫌がるタマ。獣医師さんの右手に持ってるのが浣腸。

↓先生が下腹部を揉みながら浣腸。足がピーン!老猫には負担が大きいので後でしっかり休ませたほうが良さそうです。

↓浣腸が終わって30分後に出た便がこのような感じ。※閲覧注意

家に帰ってからもっと大きなうんちをしたので、確かに3日分くらいの量なのかなという印象。

↓ちなみにこちらが病院で浣腸してもらった後、帰ってから出た一番大きな便。今回の便秘の主犯格。さっきの写真の固まりの3倍ほどの大きさがあって、硬さも非常に硬かったので、自力での排便は難しそうなサイズでした。

血液検査

話が前後しますが浣腸の前に血液検査。

今まで定期検診らしきものを受けたことが無く、もう年齢が19歳(人間の年齢にすると90歳以上)の超高齢猫だし、今回体調を崩した原因が他にあるのかも気になったので血液検査を同時に受けることに。

結果、腎臓の値がわずかに基準を超えている以外はとくに悪いところは見当たらず年齢相応の健康状態でした。

ちなみに気になる血液検査のお値段ですが、結果が出るのに1週間程度かかる外部に委託したら約7000円。院内で調べて30分程度で結果が出るものは約12000円ほど。

今回は便秘の原因にも関わるかもしれないので高いけど院内ですぐに結果を出してもらいました。

※ちなみにこの日(2016年2月20日)はかなり弱っていたので嫌がりながらも血液検査できましたが、数ヶ月後の定期検診(2016年7月15日)で血液検査をしようとしたところ、抵抗が激しくて注射できませんでした。老猫で体力的にも厳しいので、無理にはしないことになりました。幸い、腎臓の数値は症状が出ないうちから急激に悪くなるものではないので、水をたくさん飲むとか初期症状が出始めたら病院に行くようにということにしました。

※追記:残念ながら2016年10月にかなりの体調不良になり血液検査したところ、かなり進行した腎不全ということが判明しました。7月の時点で血液検査できていれば見つけることができたかもしれないので悔やまれます。その時は良かれと思っているので仕方ないですが、判断が難しいですね。腎不全関連の話も書ける時があればブログに書くかもしれません。

※家に帰ってからはほとんど動く元気が無く、すぐ隣に電気カーペットがあるのに移動もせずにその場で寝ていました。よっこらせっと電気カーペットの上に動かしてタオルかぶせて、その日は泥のように眠ってました。

翌々日くらいになるとほとんど元通り動くようになって一安心でしたが。

便秘を解消するエサを購入

もう何年前になるのか忘れたくらい昔に尿路結石を患って、石を詰まりにくくするためのphコントロールエサだけをずーっと食べていました。

ただ、phコントロールエサには多少腎臓に負担をかけるという特徴もあり、腎臓を悪くしやすい老猫にとって心配な点でもありました。すでに腎臓の値がわずかに基準を超えているのでなおさらです。

↑ちなみに上記のphコントロールには3段階の強さがあってコントロール2は一番弱い効き目のやつです。

ーーー

今回は便秘を解消するための目的で消化器サポート可溶性繊維という、消化を良くするエサを導入することに。

このロイヤルカナンシリーズの療法食はパッケージが似ていて分かりにくいですが、このエサのキーワードは「消化器サポート可溶性繊維」

phコントロールを無くしても血尿など問題が出なければエサを切り替えましょうということになりました。石が詰まるリスクと便秘のリスクを天秤にかけて。

※Amazonのレビューには他のエサに混ぜて与えている場合も書かれていますが獣医さんいわく、phコントロールエサは他のエサと混ぜると効果が無くなってしまうとのことなので、問題が出てこなければ消化器サポート可溶性繊維だけに切り替えていこうということになりました。

※半年後の経過では特にphコントロールをやめたことによる問題(尿路結石や血尿など)は出ていません。

自分で判断しないように

※上記の「消化器サポート可溶性繊維」ではなく「消化器サポート」とだけ書かれたものもありますが、こちらは役割が違うので自分の判断で買うのはやめましょう。レビューの中にも「消化器サポート可溶性繊維」を与えるはずが「消化器サポート」を間違えて買ってしまい、ひどい便秘にさせてしまった例が書かれています。商品名からはわかりにくいですが、「消化器サポート可溶性繊維」と「消化器サポート」は効果が逆です。基本的に食事療法食なので獣医師の指示に従ってくださいと記載があります。

下剤の処方

また、一時的ですが下剤も処方されました。食事療法で問題なく直ってくれたら一番良いですけどね。口に滴下するのは猫も嫌がります。目薬は全然嫌がらないのに。

処方されたのは「ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「PP」[大腸検査前処置]」(株式会社ポーラファルマ)というものでした。

参考:ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「PP」[大腸検査前処置]の効果・副作用 – 医療総合QLife

※下剤の処方量は最初のうちは1日2回、便が出ているようであれば1日1回、その後2日で1回、3日で1回と減らしていき、下剤無しでも大丈夫ならエサだけで行くという流れに(最初は)しました。もし2~3日便が出てないなぁ、という状態になったら下剤で対処します。あくまで下剤は、エサだけだと便秘になりそうな時の対処用という感じ。

下剤を飲ませるペース

追記:その後、下剤は減らしていくよりも、コンスタントに1日1滴~2滴使うほうが調子が良いということがわかりました。3日間も便が出てない状態になると下剤だと役不足だし、調子よく出せる状態をキープしたほうがトータルでは良くなります。※もちろん猫による個体差があると思うので、あくまでうちの猫の場合です。

初回診察後の便秘の経過

外にパトロールしに出かけることが多いので全部記録できてなさそうですが最初の診察後は家でそれなりにうんちしてくれたので安心しました。

↓診察の約3日後にちょっとだけ弾力があって水気を含んでる便が少し。

猫のうんち

↓さらにその約3日後の夜中にそれなりの量でまぁまぁ状態の良い便。

猫のうんち

ここからまたしばらく期間が空くかな?と思ったら朝にかなりの便が出ていました。

ネコのうんち

↑先ほどの写真の7時間後なのに今までで一番多い量でした。また、箸でつつくと柔らかい部分もあってこれならうんちをするのに苦しむことも無さそうな感じ。逆に柔らかくなりすぎないように下剤を調整したほうが良さそうなくらい。また、このような「くびれ」のあるうんちは、消化器サポート可溶性繊維の特徴的な便の形かなと思いました。

上記写真の便を出した日の午後に病院で診察があって、チェックしてもらったところお腹の中の便はほぼ無くなっていて経過は良好とのこと。あとは便の状態を見て柔らかすぎたら下剤を減らして調整する方向。

柔らかすぎる便かどうかの判断は先生が言うにはスコップですくえないほどベチャッと伸びてしまうようなら柔らかすぎるとのこと。

下剤の調整をミスると柔らかすぎる便が出るので注意が必要です。1度だけドロドロの便になってしまったことがあります。

柔らかくて健康面で困ることは無いですが、匂いがものすごくきつくなるので、程よい柔らかさになるように下剤を調節するのがベターかなと思います。

猫が便秘になった時に自分で対処できないのか

便秘ということが分かっても具体的に処置をして良いものなのかどうか分からず、2時間も苦しませてしまいました。

最初は何も知らない状態で早朝で病院に電話で聞くこともできず、とりあえず検索してみましたが便秘の原因や予防策について書かれたページがほとんどでした。

緊急の対処法としては綿棒にサラダ油を付けて肛門に突っ込むとか、もっと極端なものになると指を突っ込むとか書かれているサイトも知恵袋や個人のサイトなので行動にまで移せませんでした。

そこらへんの対処なども含めて今度診察に行った時に聞いてみようと思います。

飼い主が浣腸することについて

※1週間後の診察で聞いてみましたが飼い主が自分で浣腸するのは脱水症状で危険になることもありおすすめしないとのこと。便秘でいきんでいる状態であればすぐに命に関わる可能性は低いので、診察時間を待つことにしました。もし便秘じゃない緊急の症状であれば救急窓口もあります。

※さらに追記:担当の先生が変わった時に、お尻に入れるタイプのジェル状の浣腸だったら身体から水分を奪うことは無く、比較的安全なので、予備で持っておいても良いんじゃないかと言われました。

???正反対の意見でどっちが正しいのかよくわかりませんが、念のため購入しておきました。(もしかして最初の時は経口投与の下剤の話だった?)

というか一番良いのは猫が病気になる前に動物病院を決めて普段から健康チェックをしてもらっておくことだと思いました。うちのタマのも大きな病気や事故をした時にしか動物病院のお世話になってなかったので心の準備ができていませんでした。

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『猫が便秘で苦しそうだったので動物病院で浣腸や血液検査した話』へのコメント

  1. 名前:99条 投稿日:2016/08/27(土) 03:14:49 ID:6eeffe911 返信

    初めまして。百均のA4リング方眼ノートの情報を探していてたどり着いたのですが、タマちゃんにつられて、長居してしまいました。キャリーの話とか参考になりました。特に、便の写真が大変、役立つ貴重なものと思います。個体差やフードによってかなり違うようなのに、よその猫ちゃんのを見る機会が中々無いですから。また、立ち寄らせてもらいます。タマちゃんが益々元気に長生きされますようにお祈りしております。

    • 名前:パソ活 投稿日:2016/08/27(土) 21:47:11 ID:a0a2858bb 返信

      おぉー、記事の意図を読み取っていただけているようで嬉しい限りです。

      便の写真はネット上に自分の猫を掲載しているページも少ないだろうから意義があるだろうとは思っていました。個体差などのバックグラウンドも合わせて書かないと説得力がありませんしね。

      コメントありがとうございました。

  2. 名前:匿名 投稿日:2016/11/04(金) 17:30:23 ID:dea0d76c6 返信

    役立つ情報をありがとうございました!!
    家の猫も、便秘で苦しんでいたので、こちらのサイトはとても
    分かりやすくて助かりました♪

    • 名前:パソ活 投稿日:2016/11/04(金) 17:45:16 ID:d110d366f 返信

      コメントありがとうございます。少しでも不安が少なくなれば幸いです。

      猫によって違ったりするでしょうから、ぜひ普段から定期検診を受けることをおすすめいたします。

  3. 名前:匿名 投稿日:2017/05/30(火) 20:26:07 ID:5b3565e13 返信

    我が家の18歳猫が昨日まさに肛門の盛り上がりから嘔吐から何もかも同じ症状に陥り、時間外診療を受けて一日経ったところでこちらの記事に辿り着きました。
    当方は診察時すでに液状のうんちが出ていたためすぐに大きなうんちも出るはずだからあまり心配するような状態ではないと言われ、大事をとってその場で嚥下タイプの下剤を飲んで終わり→自宅で死闘の末ようやく大きなうんちが出たのですが、矢張り診断は病院によりけりですね… とても参考になりました。
    もともと別件で通院していて痩せ気味になっていたこともあり栄養面重視のご飯に切り替えようとしていたのですが、便秘対策の消化器サポートのご飯も視野に入れて検討しようと思います。
    貴重な情報ありがとうございました。

    #便秘対策、調べても予防と原因ばかりですよね…とても共感いたしました。

    • 名前:パソ活 投稿日:2017/05/30(火) 22:14:03 ID:2164a0000 返信

      それは大変だったことと思います。見ていただけて参考になるようなら嬉しいです。無事に便が出てくれたようで良かったです。

      嚥下タイプの下剤というのは滴下するようなものでしょうか。そういえば自分が処方された下剤の名前や写真などを書いてなかったので、写真と参考リンクを追記しておきました。(ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「PP」[大腸検査前処置])

      こういうタイプの下剤だけで出たようだったらそこまではひどくなかったのかもしれませんね。

      心配なのは高齢であることや、痩せ気味になっているとのことなので、血液検査もしたらどうだろうかなと思いました。

      うちの猫の場合ですが、この記事の便秘が2016年2月20日。この時の血液検査では腎臓の値がわずかに基準値を超えるくらいで様子見でした。

      そして7月の定期検診で血液検査をしようとしましたが、激しく抵抗したために断念しました。

      そして10月に激しく体調を崩し、血液検査をすると、かなり進行した腎不全ということがわかったので、7月にできなかったのが悔やまれます。

      そんなに頻繁に血液検査するのも負担になるので良し悪しだとは思いますが、今までまったく血液検査したことがないようであれば検討されてみてはいかがでしょうか。もちろん猫ちゃんのタイプもあるので先生と相談の上でですが。

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