トルクスや星型など38種類の特殊ドライバーセットAC6088Aレビュー

先日マウスの分解をするためにトルクスネジが含まれる特殊ドライバーセット「AC6088A」というものを買ったんですけど、値段の割に種類がたくさんあって使い勝手も良かったので紹介してみます。

このセットが一つあったらパソコン関係のパーツや周辺機器の分解は一通りできるし、他にもiPhoneやプラレールの分解なんてものもできるらしいです。

レビューを見る限り耐久性には問題がありそうだけど、使用頻度が少なかったり、もしもの時のためにかなり特殊なビットも常備したいならおすすめです。

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特殊ドライバーのビット内容

買ったのはこの特殊ドライバーセット。型番はAC6088A。

38種類のビットがセットになっていて、だいたい1000円前後で買える格安のドライバーセットになってます。(見る限り36種類だけど・・・)

ビットの内容は以下のとおり。

  • トルクス:T3/T4/T5/T6/T7/T8/T9/T10/T15/T20
  • 六角:H0.9/H1.3/H1.5/H2.0/H2.5/H3.0/H3.5/H4.0/H4.5
  • ソケット:M3.0/M4.0/M5.0
  • 三角:▲2.0/▲2.3
  • Y型:Y2.0
  • 星形:★0.8/★1.2
  • U型:U2.6
  • ポジドライブ型:PZ1.5
  • スクエア型:SQ1.0
  • マイナス:-1.5/-2.5/-3.5
  • プラス:+1.0/+2.0/+3.0

とにかくいっぱい入っていてかなり特殊なネジに対応したものも含まれるので全部使うことは無さそうですけど、この中でも自分が特殊ドライバーとして使う機会が多いのがトルクス(頂点が6個の六芒星の形)で、パソコン関係の周辺機器でよく見かけます。

このトルクスが10種類もあって3mm径からあるのでかなり細かい機器の分解でも心配する必要が無さそう。

他にもiPhoneの分解には星形、プラレールには三角が使われたりするとのこと。

トルクス(ヘクスローブ)と星型の違い

同じように見える星型でも、

  • 六芒星=トルクス(ヘクスローブ)
  • 五芒星=星型

という違いがあります。

トルクスと星型の違い

ネットに書かれている「星型」は、ほとんどの場合は六芒星のトルクスのことを指していることが多いと思いますが、星の形には五芒星と六芒星の2種類があります。

マウスやHDDなど、パソコン周辺機器では六芒星のトルクスが使われるので、「星型」じゃなくて「トルクス」と言う癖をつけておけば間違いが起こらずに済みそう。

あと、トルクスは「ヘクスローブ」とも呼ばれます。トルクスというのは登録商標のことで、一般名称をヘクスローブというらしいです。

↓トルクスについてWikiから引用。

トルクスという名称は登録商標のため、ISO 10664で一般名称をhexalobular internalとしている他、ヘックスローブ(6個の耳たぶ)またはヘクスローブとも呼ばれる。

引用:トルクス – Wikipedia

特殊ドライバーセットの使い勝手

お値段1000円でこれだけの種類があるので強度の心配はあるんですけど、それ以上に使い勝手が良かったので良い意味で期待を裏切られました。

ふたを開けると勝手にビットが起き上がって、取り出しやすくなります。

↓グリップはこんな感じ。質感は値段相応。

でもそんなことより便利なポイントがあって、グリップとビットのジョイント部分が強めのマグネットになっていて、ビットを近づけるだけでパチっとハマってくれるんです。

しかもマグネットがビット側まで伝わるので、なんとネジが結構強めにくっついてくれます。

ビットの付け外しが簡単で、マグネットでネジがくっつくので使い勝手の面では非常に優秀でした。

あと、まだ実戦で使ったことはありませんけど付属品のアダプタを使って延長も可能です。

↓これが、

↓こうなります。

元々ビットを付けた状態で11.7cmだったものが16.7cmになるので、
5cm延長されました。

常用するならちゃんとしたものを

この特殊ドライバーセット。使い勝手は良くてビットの種類も多くて値段も安いのでコスパは最高ですけど、ハッキリ言って常用はおすすめしません。レビューを見ればわかる通り耐久性はかなり低いと思います。

なので、普段分解するようなことが全然ない人がもしもの時のために常備しておくことこそ意味があると思います。もしくは必要が生じた時に初めて購入するか。

Amazonでこんなレビューを見かけましたけど、書かれてる通り使い方や使い分けが必要なんじゃないかなと。

安物というレビューでにぎわっているが、この製品の特長はまさしく安物であると思う。
業務用途に耐えるものをこの数だけ用意したらいくらかかるかと思うとぞっとする。
それも使うか使わないかわからない、いざという時のための工具ならなおさらでしょう。
工具は使う人次第で工具の特性を見極め有効に使うためには製作者まかせではなく利用者側の工夫が必要であると思います。
注意事項は必要ですが、文句ではなく有用な使い方を紹介するとよいと思います。
常用するのであればこの価格帯の工具を購入すること自体が間違いです。

本製品は次の目的で購入し備えていると認識してはどうでしょう?
一生のうち何度もない変わったネジ穴に出会った時に作業が止まらないため
トルクスないからとマイナスで無理やり回すのに比べればはるかにましでしょう。

引用:Amazon.co.jp: AC6088A 38in1特殊ドライバーセット トルクス ヘクスローブ 六角棒 Y型…の 素人の横好きさんのレビュー

パソコン周辺機器だとトルクスを使うことが多いだろうから、仕事や自作PC関係で頻繁に分解するようなことがあるなら1本売りのドライバーを買っておくほうが良いこともあると思います。

このブログからは以下のドライバーがよく売れています。T6とT8はパソコン関係で使用頻度が高いので買うならこの2種類のサイズとのこと。

常用する機会が増えてきたらここらへんの単品ドライバーを検討しても良いかもしれませんね。

特殊ドライバーセット AC6088Aのまとめ

  • 特殊ドライバーの種類が充実している。とくにトルクスが3mm径から10種類あるので精密機器の分解に使える
  • 付け外しが簡単
  • マグネットが結構強い
  • 延長可能
  • 耐久性は低いので常用はおすすめしない

こんな感じで、使用頻度が低いなら値段が安いのでおすすめです。機器が壊れた時に分解するだけ、という人ならこのセットだけでも長い間使えるんじゃないでしょうか。

逆に、特定のビットを使う頻度が高いなら別途専用のドライバーを買ったほうが良さそうです。

ちなみに今まで特殊ネジは、HDDとマウスの分解をやったことがあります。トルクスネジの部分についても記事の中に書いてあるので参考にどうぞ。

関連:ロジクールのトラックボールM570の分解と修理

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