今回読んだのは YouTubeの女王 という本。
「YouTubeの女王」 なんて肩書を付けて自分で女王なんて名づけちゃって中身は大丈夫なんだろうかー?
と思っていましたがいろいろためになりました。
もくじ
エステサロンBonheur(ボヌール)のサイト
実際に著者の YouTubeチャンネル、公式サイト、ブログ(アメブロ) を見てみました。
公式サイトのコンテンツ量が少ないのがちょっともったいないなと感じるけどそれと比べたらYouTubeとアメブロが充実してます。今見ている段階で公式サイトがリニューアルされたばかりなのでこれからなのかもしれません。
実際に店内の様子や店長の顔がわかる動画は1個あるだけでも安心感が全然違いますね。実店舗で技術を持っている経営者だったら効果がありそう。
もちろんスマホなので画質音質は残念ですけど動画をアップしないよりは全然マシ。でも余裕ができたら撮り直しても良いかなとも思うけど。
画面の向こうのお客さんが見えている
「シミの改善方法」で検索してきたお客さんはエステサロンが作った動画だと気づかないまま視聴が終わる可能性があるから、最後の15秒間に会社名・住所・電話番号をテロップで表示するのは良いですね。主婦層が見てるとしたらメモしそうだし。
他にもプロだけが使う言葉を使わないとかお客さんが体質改善を挫折することを防ぐアフターフォロー動画とか、ターゲットがどんなお客さんでどんなことを望んでいるのかを考えている様子が伺えます。
『YouTubeの女王』本でいちいち良いこと言ってる
- ターゲットを明確にして、何の役にたてるのかを考えるということは、動画投稿に限らず、仕事をする上でとても大切な事の一つでもあるでしょう。
- YouTubeの凄いところは、手を伸ばした時に、星をつかめる可能性はあるのに、泥をつかむ可能性がゼロであるということです。
- 私たちが気にしているところは、案外、他人は気にしていないのかもしれません。
いろいろ「ためになるお言葉」が書いてありました。自己啓発チックですね。
YouTubeコンサルタント菅谷信一氏の著書
『YouTubeの女王』の著者が受けたコンサルの菅谷信一氏の著書を以前に2冊読んでいるんですが、
基本的にはデジタル・インターネットが苦手な経営者でも実践できる、スマホでたくさん撮影して動画タイトルにキーワードを入れて集客に利用するという手法。
事例を読むとキーワードスパムと見られかねないチャンネルもあるので鵜呑みにするのも危険かもしれませんが、そういうやり方でどのような成果が出ているのか事例を見るのは参考になります。
また、基本的にスマホ撮影を推奨しているので、動画の撮影って難しいんじゃないか?と思って全然やらないよりははるかにマシというアプローチですね。
スマホで慣れてからさらに良いコンテンツを作りたいと思ったらステップアップするきっかけとしては良いんじゃないかと思いました。
もちろんバックエンドとしてセミナー・コンサル・DVD教材などがありますがそれを利用するのか自分でシコシコとスキルアップしていくのかは経営者次第。
もしこれらの本を読む場合は事例のチャンネルやサイトだけでなく他の事例についても同様にチャンネルやサイトを見ることをオススメします。
YouTubeチャンネルの構成を見て書籍に書かれているYouTube経由の売上アップ幅を見ると再生回数が少なくてもいけるということもわかります。
ただし成功事例で取り上げられているのは客単価が大きい業務内容なので、全員に当てはまるわけではないことにも注意が必要になってきます。書籍で取り上げられる事例はあまりにも眩しすぎて「YouTubeなら成功できる!」と勘違いしてしまうかもしれないのであくまで自分の立場と照らし合わせて。
華々しい成功の裏には多数の「暗中模索で不安な経営者」が居ることは想像に難くありません。
実店舗の経営者がYouTubeを活用するには良いんじゃないか
YouTubeに動画を投稿するなんてデジタルに詳しくないとできない。自分には無理だ!
と考えられることがありがちだと思いますけどアナログの人にこそスマホだけで動画が投稿できるというメリットが効いてくるんじゃないかと思います。
基本的にスマホでの撮影が推奨されているのでカメラの扱いに抵抗がある事業主にこそ相性が良いはず。
松本通子さんの動画を見てもわかりますけど解像度は低いし暗いし音もこもってるし明らかに画質のクオリティは低いですけど情報を探しているお客さんにとっては画質や音質はあまり重要ではないということが逆に理解できるかなと思います。(情報を伝えることが主な内容であれば、ですけど)
大事なのは「クオリティの高い動画を作ること」じゃなくて「ターゲットを明確にしてなんの役に立てるのかを考えること」ということですね。
監修者の菅谷信一です。
的確な書評を本当にありがとうございます!
これを励みにこれからもがんばっていきますので
今後も応援どうぞよろしくお願いします。