さすがにキーボードが40枚にもなると、収納ができなくなってきました。
これを収納したくても、キーボードって高さがだいたい3.5cmくらいだから、
↓こういう多目的棚に収納するととんでもない無駄が生じちゃうんですよね。
なので、今までは↓こういう大きめの衣装ケースに寝かせてなんとか収納してたんですが、中身を確認しづらいし、取り出しにくいのであまり良い収納ではありませんでした。
ということでいっそのこと、キーボードのための専用収納棚を作ってしまおう!ということに。
今回は支柱に安い木材ワンバイフォー、棚板に合板を使って自作をしてみました。
もくじ
収納棚DIY完成イメージ
こちらは前回作った大きい本棚を兼ねた大型の収納棚。
関連:[DIY]本棚を自作したので作り方の参考に|強度・費用・工具など
この棚のひとつひとつにキーボードが収納できる背の低い棚を何個も置くイメージで自作します。
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↓先に完成イメージを見せておきます。さっきの写真の棚にはめ込んでます。
モバイルキーボードなどは重ねて置けるので結局最終的には40台くらいは収納できました。
コーナンのワンバイフォーを使った収納棚DIY編
さて、一言で「作った」とは言っても、それなりに大きなものだったので簡単にできたわけじゃありません。製作時間が5時間くらいはかかってしまいました(汗)
文字で全工程を説明しても分かりにくいと思うので、今回は動画も撮影しています。
↓真ん中の再生ボタンをクリックすると動画が始まります。電動工具を使っているので音量注意。
↓撮影風景はこんな感じ。
やってることは「カットして組み立てた」だけですが、1×4(ワンバイフォー)とコンパネだけを使って部品を作っているので、作業量が多くなってしまいました。
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では木材の購入から組み立てまでを書いていきます。
↓ホームセンターのコーナン。
木材を購入
ホームセンターで支柱と棚板の材料を買います。基本的に安い木材を買ってます。
まず棚板になるコンパネを購入。見た目は当然イマイチですが、キーボードをしまう倉庫みたいなものなのでコストカット優先で。
コンパネ1800x900mmサイズが1274円。これが2枚で2548円。
お次はワンバイフォー材を購入。
ワンバイフォーとは1インチ✕4インチサイズの木材で、ツーバイフォー(2×4)と並んでDIYによく利用される木材です。値段が安いので、DIYでよく使われます。
ワンバイフォー213円✕4本で852円。支柱・棚受け・背板などの部品にしています。
コンパネだけは車に乗らないので、コーナンのカットサービスを使ってある程度カットしてもらいました。
※あとで思いましたが、丸ノコでもカットが多いと時間がかかってしまったので、可能な限りホームセンターのカットサービスを使ったほうが良かったです。
丸ノコで木材カット
ホームセンターのカットサービスでもある程度はカットしてもらってますが細かい部品を電動丸ノコでカットします。
棚板のサイズ590x360mmになるようにカット。これを9枚。
支柱の高さ22cmになるように1×4(ワンバイフォー)をカット。これを12本。
棚板を受ける棚受けを作るためにワンバイフォーを縦に3等分。縦カットは丸ノコ定規がないと切るのが難しそう。これを18本。
※無理やり丸ノコで切ってますが、普通はもともとその形をしている角材を買って使ったほうが良いと思います。縦斬りは治具がないと難しいし。
研磨・面取り
続いて棚板の手前側を面取りします。
全部の面はさすがに量が多いし、粉の処理も面倒になるので、今回は手前側だけランダムサンダの120番と紙やすりの400番で研磨しました。
支柱に棚板を
次に支柱に棚受けをビス止めします。この棚受けの上に棚板が乗っかるだけ。
組み立て
これでついに部品が準備出来たので、いよいよ組み立てます。
↓これが1ユニット分の部材。
まず支柱に背板を取り付けるためにクランプで固定して、
次に背板を取り付けます。
支柱と背板だけで後は棚板を乗せるだけの状態です。
ここに棚板を乗せるとこんな感じになります。これが1ユニットで4段。
2ユニット重ねるとこんな感じ。
さらに3ユニット全部を重ねると、でかい(笑)
自分は自作の本棚に合うように作りましたが、床に置いて使うこともできそうですね。
このユニットを、以前作成した本棚にはめていきます。
↓ユニットを入れた状態がこれ。当たり前ですが、ピッタリはまります。
ここにキーボードを入れて完成した状態がこれ。
いやー壮観ですね。さすがに完成した姿を見ると達成感がありました。
棚のDIYに使う電動工具
今回のDIYで活躍した工具の紹介をしていきます。
さすがにここまで大きなDIYは電動工具がないと無理ですね。
あと、誤差を発生させないためにもクランプはかなり重要です。
電動ドライバー
一般的にはDIYするなら「ドライバードリル」で十分ですが、大きなものを組み立てる時やパワーも欲しいなら「インパクトドライバ」が対応できる範囲が広いです。
また、充電式(コードレス)は取り回しが楽になるのでめちゃくちゃ便利になります。
でも充電式は値段も高いので、とりあえず棚を作る程度ならドライバードリルをどうぞ。
電動丸ノコ
ホームセンターの木材カットは便利ですけど、あまりにも細かいカットはできないし、だいたい無料カットは10回までなので、自分でカットすることが多いなら便利。
サンダー
面取りするのにサンダーを使用。本当は面を研磨するほうが得意な工具なんでしょうけどね。本来は下に押し付けて使うものなので、横に持って削るのはしんどい。
ブロワー
必須アイテムじゃないけど予想以上に便利なブロワー。木くずを飛ばすのに使います。トリガーの押し具合で風量を細かく調整できます。
ライフソークラフト
端っこに飛び出た木材をカットする時に、綺麗に面を合わせて切れる便利なノコギリ。ライフソーシリーズで替刃がいろいろあります。
クランプ
固定する道具。まずは大掛かりな電動工具よりもクランプのほうが基本的な作業によく使います。
まとめ
作った後であれなんですけど、いや、作っている途中から薄っすら感じてたんですけど、キーボードをしまうだけならもっと簡単に作れたんじゃないか?と思ったり(笑)
「コの字」の部品を作って収納するキーボードの段数だけ積み重ねて使うとか。もしかしたら木工用ボンドだけでできたかも?
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※後日、合板1枚と木工用ボンドだけで同じような棚をもっと簡単に作りました。↓こちら。