今までいろいろなアプリでフリック入力の練習をしてきたので、アプリをまとめて、比較しました。
キーボードタイピングや音声入力のほうが最終的には速くできますけど、フリック入力もできると、メールやLINEが面倒にならずに済みます。
ちなみにこのページを書いている自分は、iPhoneのアプリストアを「フリック入力」で検索してヒットしたアプリはほとんどプレイしていて、150~170文字/分(ひらがな文字数)くらいのスピードです。
そのプレイしてきたアプリの中で、練習に使えると思ったものを紹介していきます。
- 収録ワードの品質が良い
- プレイを中断する広告が無い
- バグが少ない
- 快適にプレイできる
- 英語の練習もできる
- Bluetoothキーボードでもプレイできる
- ゲーム性の好みによってアプリを選べる
という点で、M kajimuraさんが開発しているフリック入力アプリが飛び抜けておすすめです。
この記事で紹介している「フリック回転寿司」「フリックラーニング」「フリックヒーロー」「フリックゾンビ」は、すべて同じ開発者で、上記のような共通点があります。
※開発者の かじ(@_kajimura)さんは、タイパー向けの対戦サイトバトタイプ(現在はFlash終了に伴いサ終)や、タイピングの全国大会で選手情報を見せるために採用されたみんなの運指表というサイトを運営している、ガチのタイピング速い人にも深く関わってきた方です。こういう経験がアプリの使いやすさにもつながっているんだろうなと想像できますね。
フリック回転寿司
タイピング練習で有名な寿司打とゲームシステムが似ているアプリ。
※音が鳴ります。
同開発者さんのアプリはどれもおすすめできますが、ゲーム性やデザインなどから、この回転寿司が広くおすすめできると思って最初にピックアップしました。
↓こんな感じで、見やすいフォント、次のお題が見えるので快適にプレイできます。
ミスをしなければゲージが溜まって、ボーナス時間がもらえます。
ゲームの開始は入力と同時なので、いちいちカウントダウンを待つ必要がなくて快適。
よくあるプレイ終了後の動画広告など、中断するタイプの広告がないので、非常に快適にプレイできます。
(タイトル画面のバナー広告が収益源なので、もし興味がある広告があればタップしたら良いと思います。収益率が高いであろう動画広告をあえて使っていない良心的なアプリなので、応援できることはしていきましょう)
これらの基本的なプレイのしやすさ、ノイズの少なさから、学生のフリック、タイピング練習にもおすすめできます。
そしてなんと、Bluetoothキーボードでも快適にプレイできるのは、フリック入力アプリとしては非常に珍しい。
(※使用キーボードはロジクールK380)
↓このように、平均して7打/秒、瞬間的には10打/秒を超えるスピードでキーボード入力しても、バグによるミスは発生しません。
だいぶ昔、最初にリリースしたフリックラーニングを動作確認させてもらった頃はバグだらけで何度も報告して、キーボード入力に対応するのは難しいように見えましたが、ほぼ完璧になったと思います。
フリック入力練習アプリは、キーボード入力まで対応させてないことがほとんどなので、このアプリひとつでフリックとキーボード両方の練習ができるのは、素晴らしいのひと言。
そして、なんと言っても出題ワードには一般的な単語が膨大に収録されているので、フリックアプリによくある「変な単語・同じ単語ばかり練習してしまう」ということがありません。
収録単語の面でも、とても実用的な練習になります。
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その他細かい点など。
↓モードは日本語と英語があって、ワードの文字数が少なくて時間が短いモードもあるので初心者も大丈夫だと思います。
↓こちらはあまりプレイする人がいないかもしれませんが、英語のフリック入力画面。英語がフリックで打てるようになると、いちいちフルキーボードに切り替えなくてもすむので、意外と役に立つことがあります。
↓対戦機能もあります。「だれかとあそぶ」は、ネットで同じタイミングに待機すれば対戦できる、はず。「友だちとあそぶ」は気軽に対戦できて良さそうですね。
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以上です。フリック入力練習アプリとして非常に満足度が高いのでおすすめです。
これ以降は、基本的なシステム部分は同じなので割愛しながら紹介していきます。
フリックラーニング
ゲーム性よりもガチの練習用。ゼロからの初心者におすすめできるフリック入力練習アプリです。
練習メニューが非常に多く、上段・中段・下段や、よく使う言葉、拗音(小さいゃゅょ)、促音(小さいっ)などなど、基本の基本から用意されています。
ゲーム性がありすぎるのも練習しにくい、という人にとっては逆にありがたいんじゃないでしょうか。
落ち着いて静かに練習したい人には特におすすめできます。
フリックラーニング公式サイトが用意されていて、フリック入力に関する記事もいくつか書かれています。
フリックゾンビ
襲いかかるゾンビをフリックで倒します。
↓エリアが進むと、これだけたくさんのステージが出てきます。(進めるためにコインを貯めるのが面倒だけど)
このように細かく練習メニューがあるので、意外とフリック入力初心者の人にもおすすめできるかもしれません。
フリックラーニングよりもゲーム性が欲しければ試してみてください。
ただし、古いスマホだと快適にプレイできない場合もあるかもしれません。iPhone 7でしばらくプレイすると、音がブツブツしたり、動作がカクカクすることがありました。
フリックヒーロー
記事執筆時点ではゲーム性は簡易的なものになっていますが、ザクザク攻撃する爽快感があるので、ハクスラ系のゲームが好きな人はハマるかもしれません。
貯めたお金でパワーアップさせ、インフレしていきます。
9ラウンドごとのボス戦で時間内に倒すと、次のステージに進めるので、空き時間に1ステージ進めるのを目標にするとちょうど良い。
速ければ速いほど爽快感がすごいので、かなり上達したあとにやってみるのもおすすめです。
同様にBluetoothキーボードでも快適にプレイできるので、キーボード入力が速いとさらに爽快感はすごいことになります。
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フリックファン
↓単語モード。かなり短い単語が10問出題。
↓短文モード。このくらいの長さの短文が5問出題。
1回あたりのプレイ時間がかなり短く、1ミスするとすぐ再挑戦したくなるので、雑になりやすいところが難点です。ミスしたことがわかりにくいので後から気づくのも助長してしまいます。
次のお題が右下に小さく表示されるのも、実際の目線移動と違うので、やりすぎには気をつけてください。
↓手元付きの片手入力で速い動画。
にゃんこフリック道場
フリック入力練習アプリの中ではかなり開発コストがかかってそう。
グラフィック・ゲーム性・育成・細かい練習モードなどが用意されています。
無料版では「あ・か・さ行の練習」や簡単な単語など、超基本的な練習メニューに制限されていて、有料版ですべてのステージが練習できるようになります。
このアプリの良いところは、(有料版であれば)練習メニューが「濁点・小文字」「句読点・記号」「英字」「数字」など、かなり細かく分かれていて、フリック入力を初めて触る人も段階的に練習できます。
地味なアプリだとやる気が続かないという人なら良いでしょう。
入力画面は大きく見やすい文字で、効果音が爽快。
↓無料版でプレイできる練習メニューはこのように分かれています。
最終的には昇段試験モードで名人を獲得するのがひとつのゴール地点。
自分は他のフリック入力アプリで150カナ/分くらいの入力速度なんですが、なんとか名人が取れました。
昇段試験は途中で英語が出てくるので、慣れてないとかなり難しいかもしれません。
この段位認定がひとつのステータスになるんですが、無料版で昇段試験に挑戦できるのは1時間に3回まで。
あと、より上級の練習メニューを出すために必要な道場の改築が無料版では制限されているとのこと。
これらの制限を解除するのが課金ポイントになっています。
※試験の回数制限と道場の改築制限を両方解除するなら、無料版からの課金よりも、有料版のアプリを購入したほうがお得になっています。
どっちみち濁点など、フリック入力に必要な練習をするためには課金必須なので、きちんと練習するなら有料になると思っておきましょう。
あと、次のワードが表示されないので、フリック入力が速い人にとっては爽快感があまりないというデメリットもあります。
タイピングの神様
プレイ後の動画広告が3~5回に1回くらい出てくるので、練習目的の人にはおすすめしません。
↓プレイ動画。
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Bluetoothキーボードでプレイすると、入力中の文字が次のワードの一部にかぶって見にくくなります。
マイタイピング
収録されている問題はWebサイトの「マイタイピング」と連動していて、ユーザーが投稿しているので、膨大な問題量が収録されています。
惜しいのは問題のクセが強いことで、オススメ・人気などの一覧は、PCサイトの問題がそのまま表示されるため、フリックには向かない問題や長過ぎる問題など、アプリとして遊びにくくなってしまっています。
フリック練習用としては「初級・中級・上級」の3種類が用意されていますが、上級は記号や早口言葉など、実際は使わないだろう問題が出るので、実質、初級と中級くらいしか実用的な練習はできません。あと1回あたりの時間が長いのでキツいかもしれません。
まとめ
フリック入力練習アプリは、(記事執筆時点では)冒頭でも紹介した、
M kajimuraさんのアプリが群を抜いておすすめです。
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もちろんアプリは移り変わりが激しいので、今後状況が変わることもあると思います。情報があったらコメント欄やTwitterにでも教えてください。
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