パソコン無くてもフリック入力で全部できる?就職して困るからやめておけ

フリック入力

なんか最近フリック入力についての記事を見かけることが増えてきました。テーマはどれも

「若者が今までパソコンでやってたことをフリック入力でやるようになったか。これも時代だなぁ。」

という感じ。

だけどもフリック入力で仕事ができる!という論調には異を唱えたいわけですよ。

フリック入力も文字入力だけなら確かに速いけどそれでもキーボードでタイピングできたほうが速いし疲れにくいし最終的には楽になるのが目に見えてるしそもそも職場でスマホが使えないかもしれない。

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フリック入力の達人

フリック入力で速い人はどのくらい速いのか動画を探してみたら確かにびっくりするほど速いスピードで入力してました。

1分あたりひらがな215文字。(キーボードによるローマ字入力の打鍵数に換算すると、1分あたり約365打鍵になります。※ローマ字入力はひらがなに対して約1.7倍の打鍵数。イータイピング腕試しのスコアで上位10%前後になりそう)

パソコンのキーボードでもこの動画に勝てない人は多いんじゃないでしょうか。(自分はキーボードタイピングなら勝てるけどiPhoneだと最高でも毎分170文字なので勝てない)

上記動画のスピードでもパソコンのタイピング上級者から見ると全然速くないですけど、漢字変換によるロスを考えてもワープロ日本語検定1級くらいなら合格できそうなスピードなので、世の中の平均的なタイピング速度よりは速いです。

↓上の動画ではひらがな51文字を約14秒で入力してます。初見でタイムを競うと差がよくわかります。(ただし漢字変換も含めたらフリック入力が不利)

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パソコンでフリック入力できるフリーソフト

スマホのフリック入力がいくら速くても、パソコンに転送できない職場だったら全く意味がなくなってしまいます。

なので、もしタッチパネル搭載のパソコンや、タブレットパソコンだったら、FlickKeyboardTouchKeyというようなフリック入力できるフリーソフトもあったりします。

↓この動画なんかは、割とスムーズにフリック入力できています。

ただ、スマホよりもフリック入力しづらくなるので、実際に仕事で使われることはほとんどないでしょう。タッチパネル搭載しているパソコンのほうが少ないし。

何より、職場の液晶モニタがタッチパネルに対応している可能性は低く、もしできたとしても、画面を常に触って文字入力すると、すぐに腕が疲れてしまいます。

スマホからパソコンに文字を転送できるアプリ

例えばRemote Mouseというスマホアプリを使うと、スマホで入力した文字をパソコンに転送できます。

カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
価格: 無料 (掲載時)

フリック入力だけじゃなく、スマホの音声入力をパソコンに転送したり、マウス操作をスマホで出来たりと機能がいろいろあるので、こちらのほうが実用的かもしれません。

ただしパソコン側に受信するためのソフトウェアをRemote Mouse公式サイトからインストールする必要があるので、会社で使うなら許可が必要になりそう。

また、リアルタイムに文字が入力されていくのではなく、送信ボタンを押してまとめて転送されるので、誤字があったら結局パソコンでの修正作業が必要になります。

仕事にフリック入力使うのはやめておけ

ここまでフリック入力の達人になるとどのくらい速くなれるのかや、フリック入力をパソコンで活用する方法などを書きましたが、フリック入力が速くても、まだまだフリック入力で仕事はやらんほうが良いという状況です。

仕事内容によってはスマホが使えない

そもそも論ですけど、データ入力の仕事でスマホから入力できるという職場が皆無です。「タイピングができなくてフリック入力が速い人」のために職場環境を整える企業というのは通常考えられません。

それに、スマホが使えない仕事だったら戦力ゼロ。会社にとってお荷物同然です。

スマホが使えるから何でもかんでもスマホで乗り切ろうとしてると自分で自分の首を絞めることになります。

データ入力の仕事を単発で受けていろんな職場で働いてる場合は、どのみちキーボード入力が必要になってしまいます。(というかすぐに)

将来的に転職する可能性も考えると、スマホのフリック入力にこだわることが愚策と言い切れます。

卒論やレポートはできても就職してから使えるとは限らない

卒論やレポートにフリック入力を使う記事では、

約15%がふだんからレポートの下書きやメモとしてスマホを使っていて仕上げはPCでというパターンで、他はキーボードを使っています。

と書かれていました。

※これは勘違いしそうになったんですけど下書きにスマホを使う15%の学生はキーボード入力が苦手なわけではないかも。もしかしたらキーボード入力も速くてうまく使い分けて課題をこなしている可能性もありそう。

スマホ下書きで問題が無いのはWord・Excel・メモなど使うアプリケーションがだいたい決まっているレポートや卒論だからできるだけで、仕事だった場合は会社が使うアプリケーションや基幹業務ソフトしか使えないことがあります。

スマホで下書きを書いても会社のセキュリティが厳しければクラウドは使えずUSBメモリさえ持ち込み不可ということもあります。

フリック入力はキーボードと比べて疲れやすい

単純に指を使う本数が違うってことなんですけどフリック入力の場合は親指を1本か2本使って入力するのに対してキーボード入力だと(人によって違うけど)最大9本の指で入力するから指への負担が全然違います。

しかもフリック入力はスマホを保持したまま親指を激しく動かすのでさらに負担は大きくなります。

あと首の角度。キーボード入力だとタッチタイピングなら画面をまっすぐ見るけどスマホだと下向きになって首の骨に負担がかかってしまいます。(深く腰掛けて後傾姿勢なら大丈夫かも)

フリック入力はショートカットキーが使えない

キーボード操作との一番の違いと言ってもいいショートカットキーが使えないということ。Ctrlキーも無いしファンクションキーも無い。

フリック入力だと使えるキーの数が少ないのでどうしてもできることが少なくなってしまいます。キーが少ないからこそフリック入力という入力方法が生まれたとも言えますけど。

コピペ操作を比較すると、パソコンだとCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けですが、スマホだとそれぞれの動作で長押しや余分にタップが必要になるので明らかに遅くなります。

キーボード入力のほうが速くなる

単純なスピードで比較しても、フリック入力は達人級で1分あたりひらがな215文字、これをローマ字入力の打鍵数に換算するとだいたい1分365打鍵になり、イータイピングの365点を出すのと同じようなものです。

イータイピングで365点というスコアはまぁまぁ速いほうですが、練習すればもっと速くなれる、伸びしろがある点数です。

そんな「ちょっと速い」くらいの点数が達人級じゃないと出せないフリック入力は、キーボードのタイピングよりも基本的に劣っていると言わざるを得ません。(ちなみに自分は競技タイピングするような人たちの足元にも及びませんが、イータイピングでは平均して500点前後を出します)

しかもフリック入力は記号の入力やショートカットキーが使いにくい点を考えると、仕事では全く役に立たない。上司から見ると、伸びしろが無い入力方式を練習しても無駄になるから今すぐフリック入力やめてくれ、と思います。

冒頭のフリック入力が速い動画だと、1分間でひらがな215文字でしたが、キーボードのタイピングだとプロほど速くなくても余裕で超えてしまいます。

↓同じような問題で比べるとこんな動画とか(筆者がタイピングしています)。1分間でひらがな328文字(打鍵数はおそらく約500打鍵/分)。速く見えるかもしれませんが、最初に紹介した達人フリックのほうが技術的に難しいです。

↓さらに漢字変換が必要な和文になると、圧倒的にキーボード入力のほうが速くなります。

パソコンでキーボード入力してみよう

結局のところ、高校生・大学生でこれから就職を控えている学生に言いたいんですけど、

スマホだけで完結できる仕事なんてほとんど無いんだから、パソコンが使えないと自分の将来をすっごく狭くするだけだよ?

ということです。

「スマホのほうが速いからパソコン要らんし!」

とか言うのはただやりたくない言い訳も含まれてるだろうけど、自分で自分の道を狭くして、将来「やっときゃ良かった~」って言っても誰も助けてくれません。

あと「パソコンを買うお金が無いんじゃー!」という声もあって本当に経済的にも環境的にもパソコンを触りようが無いこともあるかもしれないけど、じゃぁゲーム機1台も持ってないの?と聞きたい。結局パソコンの優先順位が低いだけじゃないかと。

極端ですが、タイピングを練習するだけならこの記事で紹介しているようにBluetoothキーボードとスマホで練習できるし、1万円の中古PCをネットに繋がずにタイピング専用にしても良いかもしれません。

それでも無理そうだったら、学校にはたいてい視聴覚教室にパソコンがあるので、タイピングの練習やりたいって言ったらなんとかしてくれることもあります。学生が「練習したい」と意欲を見せたら、助けてくれる人が出てくる可能性は高いです。

ーーー

じゃぁキーボードでタイピングを練習したいけど、何から始めたら良いのかわからんって人はタッチタイピング(手元を見ないタイピング)について書いた記事を見てください。

大事なのは、スピードや正確性よりも、手元を見ずにタイピングできるかどうかです。

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『パソコン無くてもフリック入力で全部できる?就職して困るからやめておけ』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2015/09/11(金) 00:34:35 ID:5074ae397 返信

    誤字が多すぎて説得力にかけるので直したほうがいいとおもいます

    • 名前:パソ活 投稿日:2015/09/11(金) 03:11:50 ID:80037b676 返信

      いやぁ・・・お恥ずかしい。結構な誤字がありました。言われないと気づかなかったので本当にありがたいです。見つけきれてない誤字があるかもしれませんし、また至らぬ点がございましたら遠慮せずご忠告ください。

  2. 名前:匿名 投稿日:2016/05/26(木) 14:53:52 ID:a28459738 返信

    スマホ(Android/iOS)/PC(Windows)両方使っていますが
    キーボード入力の方が誤変換としてしまう事が少ないように思います。

    スマホの漢字変換がスラング寄りなのかもしれませんが….

    • 名前:パソ活 投稿日:2016/05/26(木) 20:06:04 ID:862334cfe 返信

      漢字変換の賢さに差があるのかどうかはわかりませんけど、例えば両方Google日本語入力だったとしても変換候補を選ぶのに、スマホのタップとキーボードの差が出るかもしれませんね。

      変換候補を誤タップしてしまうことは僕も何度かあります。

  3. 名前:いのしん 投稿日:2016/09/29(木) 09:54:44 ID:179c9a0be 返信

    そもそも、通常の事務業務などで、文章をガンガン手入力するシチュエーションになったことがありません。
    最近は、資料が文字だらけだと「見づらい資料」の評価を受けますし、
    数値(金額)なども、手入力でやってる企業なんて皆無です。

    ちなみに私は、システム開発業務もしていましたが、
    プログラミングは「修正」が大半を占め、一から手入力なんてことはしません。

    一番文字入力をするのなんて、メールくらいじゃないでしょうか。

    要するにスマホでフリック入力できても、ビジネスでは何の役にも立たないと私は考えます。

    • 名前:パソ活 投稿日:2016/09/29(木) 15:20:38 ID:d4a6918ea 返信

      ガンガン手入力するかどうかは、「どのような役職か」「紙ベースの習慣が続いているか」などによって状況が変わってくるんじゃないでしょうか。

      もちろんムダな入力業務が無くなったほうが良いことは自明ですが、「そうじゃない会社もあるからできないよりはできたほうが可能性が狭くならないよね」という趣旨としてこの記事を書いています。

      数値(金額)なども、手入力でやってる企業なんて皆無です。

      →中小企業ならいくらでもあるんじゃないでしょうか。会社の規模が小さくて自動で取り込む仕組みを構築するお金も人材もなければ手入力せざるを得ません。自分の経験でも業務を引き継いだ時にVBAで多少自動化できたことがあったりしますが、誰かがそういうものを作らない限り、Excelの関数さえ使わずに全部手入力している光景は当たり前にあります(ありました)。

      ※なぜこんなにいのしんさんにコメント返信しているかというと、学生が見た時に「そうか!やっぱり今時手入力する会社なんて無いよな!」と思って、練習しなくてもいい言い訳にたどり着く可能性があるからです。もし上記のような環境に放り込まれた時にキーボードが全然扱えないと、日々の業務でいっぱいいっぱいになって全体の改善を考える余裕が無くなる可能性があるかもしれません。それよりはタイピングスピードが速いほうが、業務をこなした上で仕組みを考えたり委託することを考える余地が生まれるため有用かなと。

      プログラミングは「修正」が大半を占め、一から手入力なんてことはしません。

      →自分はVBAの修正やHTML・CSS・PHP・JavaScriptの修正程度の経験しかありませんが、一から手入力しないという点に関しては同意します。プログラミングの場合はタイピングスピードもそんなに重要じゃありませんね。

      要するにスマホでフリック入力できても、ビジネスでは何の役にも立たないと私は考えます。

      →そうですね。単なる入力じゃなくてアプリやクラウドを連携できるレベルであれば役に立つでしょうけどただのフリック入力速いだけだと全く役に立たないでしょうね。そもそもキーボードとスマホは入力スピードで比べても仕方がないかなと。

      逆にそれに踊らされてスマホ要らない=スマホの活用ができずにパソコンにこだわって化石になってしまう危険性もあると思います。

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