水性ボールペンとして人気の高いトンボ鉛筆のZOOM505。
文房具屋で見かける度に、ついつい手にとって試筆するけど、結局そんなに使わないかなぁと自分に言い聞かせ、店を後にするということを何回繰り返したことか。
1300円くらいなんですけどね。されど1300円。使用頻度がそんなに多くならないかと思っていつも見送っていました。
そんな時、たまたま他のことでクツワの鉛筆ホルダーを試す機会があり、トンボZOOM505の替芯をはめたらジャストフィットするじゃありませんか。
トンボZOOM505が好きな人は楽しめる組み合わせだと思いますよ。
もくじ
鉛筆ホルダーとZOOM505をニコイチ
用意するのは「クツワの鉛筆ホルダー」と「ZOOM505の替芯」です。
そのままだと細くて抜け落ちてしまうので、マスキングテープを何周か巻いて鉛筆と同じ太さにしました。
装着した状態のホールド感は非常に良く、かなり筆圧をかけてもまったくガタつきがありません。(上の写真では幅18mmのマスキングテープを巻いています)
↓替芯の装着は鉛筆ホルダーのノックを押しながら入れ込むだけ。(動画)
たったこれだけで本物のZOOM505をちょっと軽くしただけのような、ZOOM505もどきが誕生します。
なんちゃってZOOM505の良いところ
使えば使うほど驚きの使い心地で「もどき」というかむしろ全く別の筆記用具が誕生します。
本物のZOOM505より軽い
- クツワ鉛筆ホルダー+ZOOM505替芯 → 15g
- 本物ZOOM505ボディ → 24g
- 本物ZOOM505ボディ+キャップ → 30g
ちなみに似た形のオートのリバティもZOOM505とほとんど同じ重量です。ZOOM505やリバティが重たく感じる人にとってはZOOM505もどきのほうが書きやすいかもしれません。
他の筆記具と重量を比較してみるとこのような感じになります。
ジェットストリーム単色 | 9.5g |
ジェットストリーム3色多機能 | 12.0g |
エナージェル単色 | 13.0g |
ZOOM505もどき | 15.0g |
カランダッシュボールペン | 15.5g |
ハイテックCコレト1000 | 16.1g |
ジェットストリーム4&1 | 23.5g |
ZOOM505(ボディのみ) | 24.0g |
オートリバティ(ボディのみ) | 24.4g |
ZOOM505(ボディ+キャップ) | 30.0g |
オートリバティ(ボディ+キャップ) | 32.2g |
エナージェルやカランダッシュの単色ボールペンと同程度の重量なので、重たくは感じません。
こうしてみると本家ZOOM505やリバティは結構重たいですね。
ZOOM505の替芯は最初からキャップ付き
ボールペンの替芯としては珍しくZOOM505は替芯単体で購入してもキャップがついているので、乾燥を防ぐことができます。
鉛筆ホルダーに替芯を装着したままキャップを付けられるので、キャップ式ボールペンと使用感が同じなのも良いところ。
※試しにキャップをせずに放置したらどうなるのか実験してみましたが、2週間キャップ無しで放置しても全然インクがかすれず快適に書けました。よっぽど長期間放置しない限り乾燥の心配は無さそうです。
ZOOM505替芯の書き心地
ZOOM505の替芯はインクフローが多く、0.5mmにしては筆記線が太めになります。その分どんなに速く書いてもかすれることがなく、斜めに傾けて筆記してもよく耐えてくれます。
その反面、インクフローが多いので紙質によっては裏写りする可能性があります。コピー用紙でぎりぎり裏抜けしない程度。普通のゲルインキボールペンよりはドバっと出ます。
ZOOM505は筆圧がかなり弱くても書ける替芯なので、15gという軽さと相性も良いですね。体感では万年筆くらい筆圧が弱くても快適に書けます。
ZOOM505と形状や質感が似ている
クツワの鉛筆ホルダーは偶然にもZOOM505やリバティと同じようなサイズ・グリップの太さ・質感なので筆記感が結構似ていて「もどき」度が高めです。
↓※手元にZOOM505が無いためリバティとの比較写真。
表面の塗装は色によって違うかもしれませんが、自分の持ってるブルーの鉛筆ホルダーはアルマイト加工されていてサラサラ気持ち良い手触り。
他の鉛筆補助軸
よく考えたらクツワの鉛筆ホルダーじゃなくても「ペンシルホルダー」「鉛筆補助軸」であればどれでも使えそうですね。
ステッドラーペンシルホルダー
ペンシルホルダーとして有名なのはステッドラーのとか。
ローレット(ギザギザの部分)がステッドラーのシャープペンシルと同じようにすごいグリップが効きます。
伊東屋ペンシルホルダー
鉛筆補助軸としてお気に入りなのは伊東屋のヘルベチカペンシルエクステンダー。
ZOOM505替芯を装着しても9.1gという脅威の軽さなので、太さや軽さを鉛筆っぽく使いたい人はこっちのほうがおすすめです。グリップ感も非常に優秀です。
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↓その他鉛筆補助軸の検索結果