Google Chromeの拡張機能から、おすすめのものを紹介します。
もうChrome歴もかなり長くなるので、今まで実際に使ってきたおすすめの拡張機能をまとめました。
「他ブラウザから乗り換えを悩んでいるけどアドオンの代わりがあるか不安」という人の参考にもなると思います。
注意:Chrome拡張機能は個人が開発したものも多く、更新がストップしたり、セキュリティリスクが発生することがあります。
この記事に書いてある内容もそのうち古くなる可能性があるので、自分で検索して調べてみることも大事です。
もくじ
- Selection Search
- Google Search date range shortcut
- Linkclump
- SearchPreview
- Image Search Options
- Go Back With Backspace
- crxMouse Chrome™ Gestures
- TweetDeck
- 近傍ツイート検索
- Google翻訳
- DeepL翻訳
- Weblioポップアップ英和辞典
- FireShot
- draw.io(diagrams.net)
- Screencastify
- Chrome リモートデスクトップ
- Video Speed Controller
- YouTube(TM) Mouse Controls
- Tweaks for YouTube
- Picture-in-Picture Extension (by Google)
- Speed Dial 2
- SimpleExtManager
- Pushbullet
- The QR Code Extension
- uAutoPagerize
- Tab Resize
- はてなブックマーク
- Save to Pocket
- Evernote Web Clipper
- その本、図書館にあります
- Keepa
- モノサーチ
- Adblock Plus
- uBlock Origin
- uBlacklist
- ノイズレスサーチ+
- Wayback Machine
- Pic info
- Create Link
- GetTabInfo
- Link to Text Fragment
- ColorPick Eyedropper
- CSSViewer
- PrettyPrint
- Pasty
- 文字列選択のテクニック
- Chrome拡張機能の使い方
- まとめ
Selection Search
選択文字列から検索できる拡張機能。
↓検索のやり方がいろいろあります。
- ショートカットキー(要設定:このあと説明)
- 選択文字を右クリックから(要設定:Context Menu)
- 画面右上の拡張機能ボタンから
- 選択文字を左クリックから
この中でも特に、ショートカットキーでの検索は便利です。
設定画面のスパナマークから、下にあるHotkeyに任意のショートカットキーを入力します。(たとえばCtrl+Shift+Fなど。Chromeのショートカットキーとバッティングしないように注意)
他にも設定項目がたくさんあって、使用感を自分好みにできます。
- 新しいタブで開くか(Open search in new tab)
- バックグラウンドで開くか(Open search in background tab)
- 右クリックメニューに表示するか(Context Menu)
- 選択文字を左クリックで検索候補出すか(Popup Menu)
さらにこの拡張機能の使いやすいところは、最初から大量に用意されている検索サイトがあり、ライブラリから追加することができます。
たとえば「Find Search Engines」の入力欄で「Amazon」と検索すると、一覧が出てきて、Addボタンを押したら追加されます。
「ショートカットキーによる検索」は他の拡張機能でもあるけど、https://www.amazon.co.jp/s?k=%sの部分を自分で作るのはなかなか大変です。こういう設定が苦手な人には優しい機能。
Google Search date range shortcut
⇒ Google Search date range shortcut
Google検索の期間指定にショートカットを作れる拡張機能。
Google検索でもともと選択できる期間が「1時間以内」「24時間以内」「1週間以内」「1ヶ月以内」「1年以内」。
拡張機能によって自動的に「3ヶ月以内」「6ヶ月以内」「18ヶ月以内」が追加され、さらに自分で期間指定を増やすこともできます。
あと地味に嬉しいのが、Google検索したあと、自動的に「ツール」が表示され、期間指定がすぐにできるようになります。
ただ、検索に必要ないだろう?と思うような、権限が「すべてのウェブサイト上にある自分の全データの読み取りと変更」になっていたので、念のため拡張機能の管理画面でhttps://www.google.co.jpのみアクセス許可するように変更して利用しています。
Linkclump
マウスの範囲選択でリンクを一度に開く拡張機能。
Googleの検索結果を一度にいくつか開きたいときに便利。
※初期設定はz+左ドラッグになっていて入力欄とバッティングしてしまうので、自分はAlt+左ドラッグに変更しています。
SearchPreview
Googleの検索結果にプレビュー画像が表示される拡張機能。
タイトルを文字で読むよりも、サムネイル画像が目に飛び込んでくるので、内容が想像しやすくなります。
- なんとなく見た目を覚えていて、目星がついているサイトを探すとき
- まとめサイトの見た目を避けたいとき
- サイトの雰囲気でなんとなく良し悪しを判断したいとき
サイト画像から得られる情報は多いので、これ以外にも応用できることはあるかもしれませんね。
Googleは、PC検索画面へのサムネイル表示をちょくちょくテストしているので、今後、正式に採用される可能性があります。
サムネイルの位置が同じではないので好みによるかもしれませんが、今後拡張機能は必要なくなるかもしれません。
Image Search Options
画像を右クリックから画像検索できる拡張機能。
画像から連想するために検索したり、自分のブログの画像がパクられていないかチェックしたり、たまに使う場面があります。
初期設定で見慣れない画像検索サイトもありますが、オプションからオフにできるので、Google画像検索しか使わない人は設定を変更してください。
※Chromeのバージョンによっては、拡張機能を使わなくても右クリックからGoogle画像検索できていました。もし標準でできるようになっていたらこの拡張機能は必要ありません。
Go Back With Backspace
2016年頃、Chromeバージョン52で使えなくなった、
「BackSpace前のページに戻る」を使えるようにする拡張機能。
この拡張機能がないとAlt+←を使わないといけず、頻繁に利用するものなので、片手で押しにくいのが致命的なんですよね。
特にWebページを見ていると「戻る」ことが多いので、右手はマウス、左手はBackSpaceに構えていることがあったりします。
crxMouse Chrome™ Gestures
多機能なマウスジェスチャー拡張機能。この記事を書いている時点ではユーザー数が圧倒的に多く、更新も活発です。
マウスの右ボタンドラッグによってさまざまなジェスチャーができるのが一般的ですが、crxMouseはそれに加えて、文字選択してからドラッグするスーパードラッグによって検索なども最初から用意されています。
デフォルトで用意されているジェスチャーは、戻る・進む・タブ閉じる・タブ移動・リロードなどの基本操作はもちろん、他にもURLコピー・スクリーンショット・ソースの表示など、幅広い操作を設定できます。
新規ジェスチャーも作りやすく、全体的に初心者でも取っつきやすいのが良い点となっています。
そして、ひと通り使ってみて少し物足りなかったのが以下の点。
- あくまで拡張機能なのでChrome上でしか動作しない
- Chromeウェブストアなど一部のページで動作しない
- 任意のショートカットキー割り当てはできない(スクリプトを使えばできるかもしれないが面倒)
これら物足りなさを解消するなら、Chrome拡張機能ではなく、MouseGestureL.ahkやStrokesPlus.netなど、パソコン全体で動作するマウスジェスチャーソフトが必要になります。
もっとマウスジェスチャーを使い倒したいという人は検討してみてください。
また、マウスジェスチャーソフトはOS対応ができずに更新が止まることがあるので、何年かたてば新しいソフトが出ているかもしれません。気になったらそのつどGoogle検索して探してみてください。
TweetDeck
Twitter公式クライアント。もともと独自に開発されていたものがTwitter社に買収されています。
カラム表示によって、フルハイビジョンの液晶モニタなら7列くらい同時に表示できます。
各列には、DM、メンション、リスト、検索結果などをいくらでも増やせるし、しかも複数アカウントも同時に並べることができます。
今までTwitter公式のWebサイトで利用していた人は、使いやすさがぜんぜん違うので、試してみてください。
近傍ツイート検索
⇒ 近傍ツイート検索
指定したツイートの前後のツイートを表示してくれる拡張機能。
何かに言及したツイートのあとにされている補足ツイートを見たいときなどに威力を発揮します。
Google翻訳
⇒ Google翻訳
Google翻訳の拡張機能。
選択した文章の訳をポップアップ表示し てくれるので、いちいちGoogle翻訳のWebページに移動しなくてもよくなります。
昔は翻訳精度がどうしようもありませんでしたが、2016年11月にニューラルネットワークを導入したことによって精度向上しているので、長文を翻訳にかけてもそれなりに意味を読み取れます。
※ただ、2020年3月にはDeepL翻訳が日本語対応して、自然な翻訳だと話題になりました。両方に翻訳させた実感としては、DeepL翻訳のほうが精度が高いと思うことが多いです。
DeepL翻訳
⇒ DeepL翻訳
Google翻訳よりも自然な翻訳がされると話題のDeepL(ディープエル)翻訳。(公式サイト、iOSアプリ)
Chrome上で翻訳したい文章を選択してから翻訳ボタンを押す、という流れはGoogle翻訳と同じなので、使い勝手は似ています。
同じ文章をGoogle翻訳とDeepL翻訳にかけてたまに比べていますが、実感としても、DeepL翻訳のほうが自然な文章になっていることが多いと思います。
それに加えてDeepL翻訳のすごい機能として、自分が書いた文章を翻訳して、自動で置き換えてもしてくれます。これはすごい。
↓ツイート画面で使用したところ。入力欄の右側に翻訳ボタンがあります。
今までやっていた「翻訳サイトを開く → 元の文章を入力 → コピー → 貼り付け」という手間が、かなり省けます。
ただし、元の文章が消えて置き換わるというやり方なので、この拡張機能は推敲する文章よりも、チャットで重宝すると思います。
推敲するような長い文章、たとえばメールの文面を書くなら、DeepL翻訳公式サイトでリアルタイムに変換させながらのほうが使いやすそうですね。
今までChromeの標準機能だった「ページ全体の翻訳」機能も、DeepL翻訳の拡張機能に追加予定とのこと。
Weblioポップアップ英和辞典
こちらはマウスオーバーするだけで英単語を翻訳する拡張機能。
英文全体ではなく、英単語の訳に特化した拡張機能です。
Google翻訳やDeepL翻訳で必要だった「文字選択」「クリック」という手順が必要ありません。マウスをかざすだけです。
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同様にマウスオーバーで訳すiKnow! ポップアップ辞書もあって、それぞれ特徴があります。
↓WeblioとiKnowを同時に使用した様子。
- ポップアップの情報量はiKnowのほうが多い
- Weblioは個別のリンクでより詳しい訳を見れる
- iKnowのほうがポップアップまで一瞬速い(そこまでの差ではない)
- Weblioのほうがポップアップは省スペース
どちらが良いかは人によって違いそうです。自分は単語の意味をさらうだけならWeblioの小さなポップアップで十分で、詳しい用例などを見たければ個別のページに飛んだほうが多いので、Weblioを使っています。
FireShot
⇒ FireShot
閲覧中のページ全体をスクリーンショットできる拡張機能。
スクショ範囲は、「ページ全体」「表示部分」「選択範囲」から選びます。
全体を1枚の画像としてキャプチャできるので、1画面に収まらないスクショを加工したいときに重宝しています。
FireShotで注釈や編集をしたければPro版が案内されますが、スクショを加工するなら「Screenpresso」というフリーソフトを使っています。
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他に「Awesome Screenshot」も有名で、「拡張機能内で編集もできる」「動画のキャプチャもできる」という特徴がありますが、全体的な動作が遅く、キャプチャ後のクリックの手間も多めなので、個人的にはFireShotのほうが使いやすいと思ってます。
draw.io(diagrams.net)
⇒ draw.io
さまざまな作図ができるアプリ。(公式サイト、デスクトップ版)
この手のアプリとしては珍しく、アカウント作成が必要なく、無料です。
↓たとえばこういうフローチャートが、いとも簡単に作れます。
操作説明を読まなくても、図形を置いて、マウスを図形に合わせればブルーでできることが表示されるので、クリックを減らす工夫がされていて、非常にわかりやすい。
完成したら「PNG画像としてエクスポート」すれば、大抵のことに使えるでしょう。
これだけでも資料に貼り付ける図表を作るには便利ですが、ビジネス用途のテンプレートも大量に用意されていて、かなり手の込んだ作図もできるようになっています。
↓こちらは新規作成で選べるテンプレートの例。
今までExcelでちまちま作図をしていたら、1ドット合わせるのにイライラした人は多いと思います。
(draw.ioに限りませんが)作図アプリだとグリッド1マス単位で移動するので位置合わせがラクだし、他の図の端っこに近くなると自動でスナップされて位置合わせしてくれます。
出来上がった図の保存先は、パソコン本体、Googleドライブ、Dropboxなどを選択可能。
エクスポートのファイル形式は豊富で、PNG、JPEG、SVG、PDF、VSDX(beta)、HTML、XML、URLが選択できます。
雑務で他のアプリケーションに貼り付けるくらいなら、PNG形式でエクスポートできれば十分という人も多いんじゃないでしょうか。
それと細かい点ですが、draw.ioにはWeb版(diagrams.net)とデスクトップ版(diagrams.net Desktop)があり、個人的には「ウィンドウが独立してフルスクリーンで使える」「ショートカットキーがChromeとバッティングしない」という理由で、デスクトップ版のほうが使いやすいと思っています。
※「Desktop」という名前が付いていますが、使用感はChromeアプリと同じなので、拡張機能と似たような感じで手軽に使えます。
これら機能は、執筆時点では無料で利用できます。どこで収益化してるのか不思議に思うほど便利ですが、公式サイトのPricingのページによると、チームでの利用が有料になっているようです。
Screencastify
画面録画ができる拡張機能。非常に使いやすく、人気があります。
- 録画する範囲は「デスクトップ全体」「タブ」どちらか
- あるいはWebカメラで録画
- マイクのオンオフ
- PCのサウンドオンオフ
これらが簡単に設定可能。無料版は 5分までという制限があり、有料版にすると無制限になります。(教師割引あり)
録画しながら赤ペンなど注釈を入れることもできるので、動画教材にも向いていて、誰かに教える立場の人であれば役に立つんじゃないでしょうか。教育機関向けが強く意識されていると思います。
作成した動画は自動的に共有リンクが作られ、メール・QRコード・Google Classroomにシェアしたり、YouTubeにもアップできます。
とにかくPC画面の録画からシェアまで、全体を通して使いやすいので、人気があるのも納得の完成度となっています。
Chrome リモートデスクトップ
主に以下の用途で使われます。
- 遠隔地にある自分のPCにアクセス(ファイルの取り出しなど)
- 他のユーザーと画面を共有(サポートなど)
リモートデスクトップアプリは探せばもっと良いものがあるのかもしれませんが、たまに誰かのPCサポートをするくらいなので、利用者の多いGoogle製で、お互いに環境を用意するのが簡単という理由で使っています。
Chromeがインストールされているパソコンなら使えるので、1回しか使わないだろうな、という人でも気軽に案内できるのが良かったところ。
パソコンのソフトウェアだと、見知らぬソフトをインストールするのに抵抗があるかもしれないし、そもそもインストールする概念自体を知らない人もいるため、「Google純正の拡張機能」は、意外と安心感につながっています。
会社のPCに対して使うのはちょっと不安な点があるので、注意事項を踏まえた上で使用してください。
Video Speed Controller
YouTubeの再生速度をショートカットキーに登録できる拡張機能。
公式ヘルプによると、もともとYouTubeで使えるショートカットキーはけっこうありますが、使われていないキーもありますね。
↓以下は、空いているキーに独自のショートカットキー(赤いキーの部分)を設定したもの。
※もともとあるキーに登録すると両方実行されてしまうので、空いているキーに割り当てすること。
↓自分なりにカスタマイズした理由
- カーソルキーに近い場所に設定して、右手でどちらも操作できるように
- カーソルキーの5秒よりもう少し小刻みにしたかったので2秒進むを設定
- 倍速キーがShift側で0.25刻みなのが面倒だったので、単打で1倍速刻みに
- 1.3倍速みたいな微調整のために0.1倍速刻みを設定
という感じ。(左手を使いたい人は「QWERASDZX」周辺が良い感じで空いているので便利に使えると思います。)
もともと、再生速度は2倍速までしかできないようになっていますが、拡張機能だと(動画の処理が追いつけば)倍速に制限がありません。
通信速度・PCの処理能力・元動画のエンコードなどに影響を受けると思いますが、5倍速くらいならだいたい止まることはありません。場合によっては8倍速でも止まらずに再生できました。
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2倍速以上なんていつ使うの?と疑問に思われそうですが、喋っておらず、動きでわかる動画であれば、3倍速や4倍速でも普通に見れることも多いです。むしろ、手順をおさらいするなら速いほうが見やすいこともあります。
他には、途中経過や結果だけ見たい場合は5~6倍速で流して、気になる場面があれば、再生速度を落としてから←キーで戻って見直す、ということが多いですね。
これで調べ物にかかる時間が大幅に短縮されるので、第2の検索エンジンとなったYouTubeも、存分に活用することができると思いますよ。
YouTube(TM) Mouse Controls
⇒ YouTube(TM) Mouse Controls
「この拡張機能はChromeウェブストアのポリシーに違反しています。」という警告が表示され、ウェブストアページが削除されました。
マウスホイールでYouTubeの音量調節ができる拡張機能でしたが、他の拡張機能に代替したほうが良さそうです。
Tweaks for YouTube
YouTubeを、マウスホイール、マウスクリック、ショートカットキーによって細かく操作できる拡張機能。
再生画面を任意に分割して、各領域ごとに動作を設定できるので、かなり多様なカスタマイズができると思います。
先程の「Video Speed Controller」「YouTube(TM) Mouse Controls」以上のことがこれだけでできるので、統合するのもありですが、設定がやや大変かもしれません。
Picture-in-Picture Extension (by Google)
⇒ Picture-in-Picture Extension
ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)が手軽に使える拡張機能。
聞き慣れない人も多いと思うので簡単に説明しておくと、以下のように、小さい動画を最前面に表示してくれる機能のことです。
↓なんと、Chromeだけでなく、他のアプリケーションでも動画が最前面に表示されます。
このため、動画を参照しながらの作業や、とりあえずバックグラウンドで再生させておく用途に使われるようです。
実はこのピクチャー・イン・ピクチャー機能、だいぶ前からできていたんですが、動画を2回右クリックしないとメニューに出てこないという独特の操作方法のためか、ほとんど見かけることがありませんでした。
拡張機能を入れておけば、クリック1回だけで使えるし、ショートカットキー(Alt+Pなど)を設定しておくこともできるので、かなり使いやすくなります。
Speed Dial 2
新規タブにWebサイトへのリンクを設置できるランチャー。
拡張機能は便利ではありますが、いつからかChrome標準で新しいタブに10個までショートカットを作ることができるようになって、Speed Dial系は必要性が薄れました。
たくさんショートカットが必要なければ、標準機能でも十分でしょう。
一応、拡張機能のほうが大量に(100個以上でも)ショートカットを作成できて、レイアウトやサイズをかなり細かく調整できます。
10個じゃ全然足りないよ!という人なら拡張機能も良い選択になると思います。
ちなみに、昔よりもSpeed Dial系の拡張機能は増えていて、更新が放置されているものもあるので、改めてChromeウェブストアを「Speed Dial」で検索したほうが良いと思います。
SimpleExtManager
拡張機能のオンオフが簡単にできる拡張機能。
普段は使わない拡張機能を、一時的にオンオフしたいことが多い人にとっては便利だと思います。
拡張機能管理系の拡張機能は、けっこう移り変わりが激しいので、ほしいと思ったときに自分でも探してみてください。
また、こういう管理機能は、将来的にChromeが標準で搭載する可能性もあるので、まずは基本的な機能をおさらいしてみるのも大事です。
Pushbullet
パソコン・スマホ・タブレットなど、自分の端末同士でURLやテキストを共有できる拡張機能です。(公式サイト、Androidアプリ)
パソコンで見ているページを、すぐにスマホで見たいときに便利。
設定の中にある「インスタントプッシュを有効化」すると、ショートカットキーを押すだけで、すぐにスマホでプッシュ通知を受け取り、タップするだけでページが開かれます。
また、URLだけでなく、テキストや画像を送ることもでき、履歴も残るので、全般的なデータのやり取りに重宝します。
The QR Code Extension
閲覧中WebページのURLを、QRコードで表示してくれる拡張機能。
使い方は簡単。拡張機能のボタンを押すだけで、現在閲覧中のURLがQRコードとして大きく表示されます。
あとはスマホのカメラでQRコードを読むだけ。(知らない人もいるかもしれませんが、iPhoneは純正のカメラアプリでもQRコードが読み取れます)
ちなみにChrome標準の機能でもありますが、クリックの手間やQRコードのサイズの点で、拡張機能のほうが使いやすいです。めったにQRコードを使わない人なら、標準だけでも良いかも。
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ついでに、スマホ → スマホなら「QRバーコードリーダー」というiPhoneアプリで、Safariのメニューから閲覧中のURLをQRコードにできます。
uAutoPagerize
検索エンジンやブログで、次のページを自動で読み込む拡張機能。本家AutoPagerizeの派生版という位置づけ。
(こういう拡張機能が必要になってしまうくらい、ページビューを稼ぐために、明らかに必要以上の分割をするようなサイトは、いい加減にしてほしいですね)
ページ分割されているWebサイトでも、マウスをスクロールするだけで次々と読み込まれるので、クリックせずに快適に読めるようになります。
もし画面下のコメントが読めなくなるなど、不都合があったら一時的なオンオフもできます。
ただ、こういう自動ページ送りの拡張機能は、対応サイトが人の手で編集されるため対応していないサイトがあったり、編集方針について意見の食い違いが発生したり、バージョンアップ時に動作しない問題とか、ブラウザの影響を受けたりとか、なかなか維持が大変そうに見えます。
Tab Resize
⇒ Tab Resize – split screen layouts
ウィンドウを分割できる拡張機能。
左右2分割くらいならChromeのショートカットキー(Win+カーソルキー)でもできますが、3分割以上・上下分割など、拡張機能ではより多機能なことができるようになっています。
縦長の液晶モニタで上下3分割にしたくても普通は面倒なので、こういう拡張機能があるといいですね。
はてなブックマーク
はてなブックマークの公式拡張機能。
閲覧しているページで直接以下のことができるので、はてブをよく利用している人にとっては便利になります。
- はてブ数のバッジ表示
- はてブコメントを手軽に見れる
- はてブにブックマーク・コメントできる
Save to Pocket
後で読む系のサービス「Pocket」に保存するための拡張機能。Web記事の閲覧には使いやすくて重宝します。(公式サイト、iPhoneアプリ、Androidアプリ)
ショートカットキーで次々とPocketに投げ込めるので、「今読む時間がないからとりあえず保存しておきたい」というときに便利。
Pocket上ではワンカラムのシンプルな表示に変換されるので、読むことに集中できます。
しかも保存した記事が検索対象になっているので、Web記事の保管庫としても使えます。
※個人的にデータをすべて突っ込む場所としてはEverNoteも利用しているんですが、Web記事の収集についてはPocketに分けたほうが管理が楽になっています。
Evernote Web Clipper
WebページをEverNoteにクリップする拡張機能。(公式サイト、iOSアプリ、Androidアプリ)
名称にイメージが引っ張られてしまいますが、通常のWeb記事クリップは動作が遅いし、余計な部分が保存されるし、他のノートとごちゃごちゃになりやすいし、閲覧は遅いなどなど、サービスの性質上、Web記事とは相性が悪いです。
ーーー
実は、EverNote Web Clipperでは保存形式「Amazon」が活用できます。Amazonの商品情報を一つのノートにクリップする専用の形式です。
Amazonの商品ページでWebクリップを起動すると、保存形式「Amazon」が自動で選択され、
EverNoteに保存されたノートには、リンク付きで、商品の情報が過不足無くクリップされます。(画像はたくさんあると邪魔になるので、サムネイル用に1枚だけ残して削除します)
下のほうには商品の仕様やレビューなどがクリップされ、これらが後々の検索対象にもなります。
レビューが長いものなど、クリップする・しないを個別に選択することもできます。
そしてこのクリップしたノートに自分のメモを書き加えていけば、その商品に関する情報がひとつのノートにまとまるので、さまざまな活用法が考えられます。
ーーー
自分はAmazonのWebクリップを買い物メモとして使っていて、いつ、何円で、どこで買ったのかなどを記録して、必要になったときに検索できるようにしておきます。
自分の買い物だけじゃなく、たとえば相談を受けて買った友人のパソコンを記録しておき、トラブルや要望に対して仕様を確認できるようにしておくととても助かります。
その本、図書館にあります
Amazonのページ上で図書館の在庫状況を確認・予約できる拡張機能。
初期設定で最寄りの図書館を指定すれば、Amazonに図書館の在庫が表示され、図書館公式サイトへのリンクも表示されるので、そのまま予約手続きをすることもできます。(Kindleではなく、紙の本のほうを選択しておくこと)
※読み込み中のまま表示されないときは、リロードしてみてください。
図書館系の拡張機能は仕様変更の影響を受けやすく、不具合が出るとしばらく使えないことがあります。
ほかに「Libron」「Calilay」というのもあるので、試しておくと良いかもしれません。
すべて試してダメなら、API提供元の「カーリル」で検索してみます。
それでもダメなら最寄りの図書館の公式サイトで検索してください。
Keepa
⇒ Keepa
Amazon商品の過去相場を見れる拡張機能。
現在の価格が、今までより高いのかチェックすることができるグラフが、ページの途中に挿入されます。
少し表示が遅くなるので次々と商品を見るのには向いていませんが、買うものが決まっていて、じっくりチェックするなら役に立つと思います。
モノサーチ
⇒ モノサーチ
他のサイトの検索結果にジャンプできる拡張機能。
AmazonでISBNなどを自動で取得するのが特徴的ですが、適した検索結果にするのがなかなか難しいので癖があります。
それよりも選択文字列が自動的に検索キーワードになって、他のサイトの検索結果に飛べるのが役に立ちます。
通販サイトに限らず、地図、動画、ニュース、Twitter、辞書、翻訳などなど、検索できるサイトが最初から大量に用意されていて、自由に配置することができます。
調べ物をするときに大量のサイトで検索することがある人なら役に立つかもしれません。ただし、検索ボタンが表示されるまでは少し時間がかかります。
Adblock Plus
広告ブロック拡張機能。
日本で最初に広告ブロックの定番になった?
uBlock Origin
こちらも広告ブロック拡張機能。
Adblock Plusが有名になったあと、じわじわと人気が出てきたような気がする。
どちらを使うとしてもフィルターの組み合わせによって不具合や動作の重さにつながるので、優劣をつけるのは難しい。
uBlacklist
Googleの検索結果から見たくないサイトを非表示にできる拡張機能。
昔はGoogle公式でPersonal Blocklistというものがありましたが、無くなりました。
ーーー
※自分で除外ドメインを設定するのが面倒、よくわからない、という人には、当ブログで公開しているノイズレスサーチという検索エンジンがあるのでよかったらどうぞ。
ノイズレスサーチ+
手前味噌ですが、邪魔なサイトを除外して検索するサービス
「ノイズレスサーチ」のChrome拡張機能です。
拡張機能では、任意のショートカットキーから検索できるようになります。
基本的な使い方はノイズレスサーチの概要からどうぞ。
Wayback Machine
閲覧しているWebページの、過去の状態が見れる拡張機能。いわゆるWeb魚拓サービス。(公式サイト)
普通なら公式サイトにURLをコピペする必要があるので面倒ですが、拡張機能を使えば、クリックするだけで魚拓を見れます。
- 「Recent Version」最近取られた魚拓
- 「First Version」いちばん最初に取られた魚拓
- 「Overview」魚拓のカレンダー表示
魚拓サービスは他にもいろいろありますが、Wayback Machineのすごいところは、プログラムが自動で巡回して魚拓が取られているので、膨大な量が記録されています。
※「Save Page Now」で手動の魚拓も取れますが、「Job failed」となって失敗することもあります。
手動で魚拓を取るなら、ウェブ魚拓 や archive.is などのサービスも知っておくと良いでしょう。
Pic info
⇒ Pic info
Webサイト上の画像情報を見れる拡張機能。
URL・ファイル形式・解像度・Altテキスト・ファイル容量が見れます。
いくつか試した中で、これはマウスオーバーするだけなので、もっとも簡単に使えました。
たとえば、以下のような画像を探すときに使います。
- 読み込みにやたら時間がかかる → ファイルサイズが重たいかも
- 画像中の文字が潰れている → PNGではなくJPGになっているかも
- Alt未設定の画像を調査
自分のサイトだけじゃなく、他の人のサイトでも見れるので、サポートするときに重宝するかもしれませんね。
※画像情報を見るのではなく、Alt未設定のチェックが頻繁な人はAlt & Meta viewerも良いかもしれません。ポップアップでAltテキストが表示されるので、マウスオーバーする必要もありません。
Create Link
右クリックから、現在見ているページのリンクを生成できる拡張機能。
このような書式が最初から用意されていて、さまざまな用途に使うことができます。
- 1番目:メールやチャット
- 2番目:ブログにHTMLタグを貼り付け
- 3番目:マークダウン
- 4番目:mediaWiki
これらは、たとえば「参考:」を手前に付けたりして、自分の用途にあったカスタマイズもできます。
GetTabInfo
複数タブのリンクを一括でコピーできる拡張機能。
ひとつのタブを取得するのは先ほどのCreate Linkで十分だけど、5個や10個もコピペするなら重宝します。
以下のようにテンプレートを作っておくと、開いているタブの数だけ、連続してリンクを生成できます。
こういうリンクを作ることが多いブロガーや、リンクをたくさん貼るメルマガ向きですね。
Link to Text Fragment
⇒ Link to Text Fragment
Chrome本体に同様の機能が実装されました。右クリックから「選択箇所へのリンクをコピー」でできます。
リンクの中身はこのような長い文字列になっていて、範囲選択した文字が分解されています。
↓リンクにアクセスすると、このようにハイライトされた箇所がダイレクトに表示されます。
なので、特に拡張機能は必要ありません。
ただし、元の文章が変更されるとリンクは正しく動作しないので、あくまで「一時的なURL」くらいのつもりで使うようにしましょう。Webページに固定するURLとしては向いていないと思います。
ColorPick Eyedropper
カラーピッカー拡張機能。マウスクリックした部分のカラーコードをコピーします。
見たい部分が拡大されるので非常に見やすくなっています。
クリックすると「カラーコード6桁」と「RGB値」が表示され、任意にコピーできるし、設定を変えるとどちらかを自動でコピーすることもできます。
自分は6桁のほうしか使うことがないので自動でコピーするようにして、RGB値は非表示にしました。
CSSViewer
マウスオーバーしている部分のCSSを確認できる拡張機能。
デベロッパーツールを開くほどでもない、フォントサイズの確認とかで重宝します。
PrettyPrint
ChromeでCSSやJavaScriptを表示した時、自動的にソースコードを整形・色分けして見やすくしてくれる拡張機能。
本来のソースコード画面と同じような見た目で整形と色分けをしてくれるので、違和感なく見れるのが良いところ。
Pasty
⇒ Pasty
URLの一覧を一気に開ける拡張機能。
クリップボードに格納されているURLを開くので、メモ帳やExcelなどでコピーしてから拡張機能のボタンを押すようになる。
ブラウザ上で文字列を選択して開く、という流れはできないので注意。
ちょっと使い方に癖があるが、他アプリケーションでコピペしたものが使えるので、何かの定形処理をする人なら役に立つかもしれない。
文字列選択のテクニック
さて、ここまで拡張機能を紹介してきましたが、その中でも
文字列選択 → 検索
のような拡張機能がもっと便利に使えるテクニックを紹介します。
Webページの文字を選択するのは、普通ならマウスの左ボタンドラッグが一般的だと思いますが、それ以外の方法です。
ダブルクリックで単語選択
選択したい単語を、だいたいの位置でいいのでダブルクリックしてみてください。いい具合に判断して範囲選択してくれます。
ただし文節単位ではないので、普通の文章だとけっこう短めの選択範囲になります。
ダブルクリックで選択した状態から、Shift+→で広げることもできます。
この記事で紹介した拡張機能の中だと、「Selection Search」「crxMouse Chrome™ Gestures」などと特に相性の良いテクニックになります。
トリプルクリックで段落選択
トリプルクリックは、段落(もしくは改行されるところまで)を一気に選択してくれます。
段落の中でどこでもいいので適当に3回クリックすると、その段落がすべて範囲選択されます。
たとえば英文が部分的にわからなかったとき、単語を拾っていくよりも、まとめてDeepL翻訳に投げたほうが結果的に速いことはよくあります。
これは「Selection Search」「crxMouse Chrome™ Gestures」の検索先によっては活用できそう。
「Google翻訳」「DeepL翻訳」の拡張機能とはそのままでも相性が良いですね。
Shift+クリックで範囲選択
さらに広い範囲の文字列を選択するテクニックです。
まず、範囲選択の始点にしたい箇所を1回クリックします。この時点では見た目の変化はありません。
次に、範囲選択の終点にしたい部分を、Shift+クリックすると、始点から終点までがすべて範囲選択されます。
このShift+クリックが特に便利なのは、画面をスクロールしないと選択できないくらい長い文章を選択したいときです。
マウスをドラッグしてウィンドウの端っこまで移動して、延々とスクロールを待ってたことありませんか?勢い余って通り過ぎてイライラしたことある人は多いんじゃないでしょうか。
これからは、始点を1回クリックして、ホイールスクロールやPage Down・Endキーなどで終点まで移動して、Shift+クリックするだけで解決です。
これも長い文章の選択なので、翻訳にかけるときなどに使えます。
もしくは拡張機能に限らず、Webページをコピペする使い方はいくらでもありますね。
Chrome拡張機能の使い方
拡張機能を普段から使っている人には必要ないと思いますが、初めて使う人のために、基本的なインストール方法や、管理の仕方を書いておきます。
拡張機能のインストール
ブログを読んでいる場合は直接リンクからウェブストアにアクセスすればいいですが、書籍を読んでいる人のために、一応自分で検索する方法も紹介しておきますね。
まずはGoogleで「Chrome ウェブストア」もしくは「Chrome 拡張機能」などで検索して、ウェブストア公式サイトに入ります。
※「Chrome」は「クローム」と入力しても大丈夫です。
次にウェブストアの検索欄に、拡張機能名や、やりたいことを入力します。
※このとき、検索した後に出てくる「◯ 拡張機能」の部分をクリックしないと3件以上表示されないので、忘れずクリックしてください。
あとは、目当ての拡張機能を開いて、「Chromeに追加」→「拡張機能を追加」の順番にクリックすると、インストールが完了します。
さて、ここまでは誰でもできるんですが、ここから先は知っておかないとあとで困るかもしれないので、よく読んでおきましょう。
ーーー
インストールが終わっても、画面右上、拡張機能が並んでいるところにボタンは表示されません。(注:執筆時点ではChromeバージョン96で、今後変わる可能性もあります)
おもてに出したい場合は、拡張機能が並んでいる右のほうにある一覧ボタンをクリックして、固定したい拡張機能の押しピンマークをクリックします。
これで、拡張機能を左クリックで使用したり、右クリックでオプション・削除などが実行できるようになりました。
固定されている拡張機能は、ドラッグで位置を入れ替えることもできます。
拡張機能のオプションを開く
各拡張機能のオプションはよく使うので、覚えておきましょう。拡張機能を右クリックして「オプション」をクリックすれば、たいてい新しいタブで設定画面が開きます。
もし「オプション」の文字がグレーになってクリックできない場合は、もともとその拡張機能にオプションはありません。
一応右クリックについて残りの項目も簡単に説明しておきます。
一番上の拡張機能のタイトル部分は、Chromeウェブストアへのリンクになっています。ウェブストアでは、「拡張機能が更新されたかチェック」「新しいレビューが投稿されたかチェック」「サポートに書き込む」「関連する拡張機能を探す」などに利用できます。
「Chromeから削除」は、そのままの意味です。一時的なオンオフではなく、完全に削除されるので設定も消えることに注意してください。もう一度使いたい場合は再インストールが必要になります。
「固定を解除」は、おもて側で並んでいる拡張機能ボタン群から非表示になるだけです。機能はオフになっていません。
拡張機能のオンオフ
「拡張機能を削除したくないけど、一時的にオフにしたい」というときは、まず拡張機能を右クリックして「拡張機能を管理」をクリックします。
そしたら管理画面の詳細ページに飛ぶので、「オン」になっている部分をクリックして、オフにしてください。
これで、「拡張機能はインストールされているが、動作はオフ」という状態になります。
オフにする機会はわりと多いです。たとえば以下のようなとき。
- しばらく使わないけど、設定は保持しておきたい(削除だと設定が消えてしまうため)
- Chromeの動作がおかしくなった原因が拡張機能かどうか調べるため
- 同じような拡張機能を複数インストールして頻繁にオンオフするため
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このように、拡張機能については「オプション」と「オンオフ」が使いこなせれば、かなり使い勝手が向上します。
拡張機能の管理画面
ここまで説明してきた操作方法は、基本的に「拡張機能を右クリック」から始まっていますが、拡張機能を一括管理できる管理画面もあるので紹介しておきます。
まず拡張機能ボタン右端にある一覧ボタンをクリックして、一番下にある「拡張機能を管理」をクリックします。
すると、オフになっているものも含めて、インストールしてある拡張機能がすべて表示されます。
この管理画面では、ページを移動しなくても検索、オンオフ、削除ができるので、拡張機能を整理しやすくなっています。
拡張機能が増えてくると、同じ機能の拡張機能が混ざったりして管理が大変になるので、ぜひこの管理画面を使えるようになりましょう。
サイトへのアクセス権限を制御
たとえば今回紹介している「Google Search date range shortcut」では、サイトへのアクセス権限が「すべてのウェブサイト上にある自分の全データの読み取りと変更」となっていて、Google検索の期間指定に使うなら、そこまで必要ないのでは?と思っていました。
そんなとき、不安に思うなら、拡張機能がアクセスできるサイトを制限する機能があります。
まず先ほどの管理画面で、各拡張機能の「詳細」をクリックすると、さらに細かい設定画面に移動します。
そして「サイトへのアクセス」を、「すべてのサイト」から「特定のサイト」に変更してみます。
するとURL入力欄が出てくるので、「https://www.google.co.jp/」と入力します。
これで、この拡張機能が機能するサイトはGoogle検索だけになりました。
動作確認に問題がなければ普通に使えるので、アクセスを制限しても問題がないという判断をしました。
このアクセス権限は、実は拡張機能をインストールするときにも表示されています。
「拡張機能を追加」をクリックする前に、少し気をつけてこのアクセス権限を読みましょう。
めったにないですが、いくつも権限を許可するような拡張機能もあって、明らかな問題がある場合はレビューにもセキュリティについて書かれていたりします。
拡張機能は個人が開発したものも多く、絶対安全と言い切れるわけではないので、最低限の自衛手段を知っておいてください。
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さて、ここまで基本操作を覚えれば、おすすめされたものをインストールするだけでなく、自分で吟味して取捨選択できるようになるでしょう。
もしものときは削除したり、オフにして問題の切り分けをしたり、自分で試行錯誤も必要になってくると思います。
ここまで書いてきたことが完全に理解できたら、今度は自分でChromeの設定画面をいろいろ探ったり、使い方を検索してみたりしてください。本1冊に収まりきらないほどの使いみちがあるはずです。
まとめ
紹介した拡張機能を全部入れると、重たくなったり相性問題が出るかもしれないので、自分が使うものに絞って導入しましょう。
拡張機能っていつのまにか使わなくなっていることが多いので、定期的に見直すのも良いと思います。
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