キーボードの潤滑剤についていろいろ情報を探してスムースエイドを買ってみたりしましたが、代用品としてセラグリスというものを使っている人がちらほらいました。
本来は模型用のグリスらしくキーボード用ではありませんが、キーボードの潤滑剤として使ったら効果があったというブログがちらほらあったんですよね。
スムースエイドは確かにキーボード用の潤滑剤として理想的ですけど入手性の悪さや量が多すぎて値段が高いって問題があるので、代用品が満足できるに越したことはない。
本当は分解して、摩擦する部分にだけ塗らないといけないはずです。
まったく正規の手順と違うので、「こうしたらこうなった」という読み物として見てください。
ページの最後には、そもそもルブについて参考になるサイトを載せておきます。
スタビライザーにセラグリス
スタビライザーっていうとEnter スペース Shiftなどについている金属の部品のことです。
これの基板側とキートップ側にパチっとはまってる部分をグリスアップすれば潤滑性が増すんじゃないか?ってことですね。
模型用のグリスなのでミニ四駆のシャーシなどに塗るのと似ているて効果が高そうな気がします。
スタビライザーに付けた結果
スタビライザーの摩擦部分にセラグリスを塗ってみた結果、、、
違いがわからず。
というのも、手持ちのキーボードで引っ掛かりが多めのキーボードでやってみたんですが、スタビライザーの部分はもともとそんなにギシギシいってないんですよね。
実際スムースエイドでもスタビライザーに塗ってみたけど違いがありませんでした。引っ掛かりがあるのはスライダーのほうだと思います。
ALPS軸のスライダーにセラグリス
ということでたぶんギシギシ言ってる主犯格のALPS軸のスライダーにセラグリスを塗ってみました。
これで改善するならスムースエイドなんかイラネってなるかもしれません。
竹串の先端に少しだけセラグリスを付けて、
おもむろにALPS軸のスライダー周りにベッタリと塗ってみました。
そしてスライダーをカチカチして中身に染み渡らせる(粘性があるので下の方まで浸透はしないけど)
ALPS軸に付けた結果
まず塗ってからスライダーを上下させたらすぐに、
「カチッ」音が無くなってしまいました
ALPS軸の特徴が一瞬で無くなりました(笑)なんでかはわかりません。
スムースエイドなら音が変わらないので、大きな違いです。
そして確かに潤滑性は良くなるんですが、同時にグリスの感触が指に感じられてなんとなく気持ちよくタイピングすることができませんでした。
もともと「カチッカチッ!」と歯切れ良かった音と感触が「ドコッドコッ」と野太い音になり、イメージでは
湿っぽくなった
と言えばいいんでしょうか。スライダーの周りに何かがまとわりついている感触が指に伝わってきます。
本当は分解して、摩擦する部分にだけ塗らないといけないはずです。
まったく正規の手順と違うので、「こうしたらこうなった」という読み物として見てください。
まとめ
ぶっちゃけルブについて解説するほど経験が無いし、自作キーボード界隈でルブの情報も充実してきているので、自分で「キーボード ルブ」で検索したりしてください。
参考:キースイッチ ベストプラクティス – recompile keys
参考:ルブの湯加減はいかがですか? – 自作キーボード温泉街の歩き方
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セラグリスはパソコンのクーリングファンの軸や
ゲーム機のアーケードコントローラーのレバー軸受けに用いると最高だったりします