5mm方眼ノートのおすすめ|A4・B5・A5のリングノート比較

5mm方眼ノート

自分用にリングノートをいろいろ物色していたら詳しくなってしまったので5mm方眼のリングノートについて徹底的にまとめてみました。

全部で14種類(38冊)を比較しています。

5mm方眼のノートは縦横どちらでも使えて図解が書きやすいので、アイデアを書くのに向いてます。

※前置きが長いので各メーカーのノートが見たい人はもくじから飛ばしてください。

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もくじ

5mm方眼ノートの一覧

詳しい内容に入る前に今回比較したノートをすべて一覧に載せておきます。とくに説明はないのでザーッと流してください。

  • [マルマン] A4 ニーモシネ(N180A)
  • [マルマン] A5 ニーモシネ(N182A)
  • [マルマン] A4 スパイラルノート40枚(N245)
  • [マルマン] A4スパイラルノート80枚(N245ES)
  • [マルマン] B5 スパイラルノート40枚(N246)
  • [マルマン] B5 スパイラルノート80枚(N246ES)
  • [マルマン] A5 スパイラルノート40枚(N247)
  • [マルマン] A5スパイラルノート80枚(N247ES)
  • [オキナ] A4 プロジェクトリングノート(PNA4S)
  • [オキナ] B5 プロジェクトリングノート(PNB5S)
  • [オキナ] A5 プロジェクトリングノート(PNA5S)
  • [エトランジェ] A4 ダブルリングノート(BASIS-24-03)
  • [エトランジェ] B5ダブルリングノート(BASIS-25-03)
  • [エトランジェ] A5 ダブルリングノート(BASIS-26-03)
  • [コクヨ] A4 フィラーノート(ス-15SN)
  • [コクヨ] B5 フィラーノート(ス-10SN)
  • [コクヨ] A5 フィラーノート(ス-5SN)
  • [コクヨ] B5 ソフトリング(ス-SV308S5-C)
  • [コクヨ] A5 ソフトリング(ス-SV338S5-C)
  • [コクヨ] B5 ソフトリングビジネス(ス-SV407S5-D)
  • [コクヨ] A5 ソフトリングビジネス(ス-SV437S5-D)
  • [コクヨ] B5 ソフトリング Biz(ス-SJ201S5-D)
  • [コクヨ] A5 ソフトリング Biz(ス-SJ231S5-D)
  • [コクヨ] A4 キャンパスツインリング(ス-T223S5-D)
  • [コクヨ] B5 キャンパスツインリング(ス-T113S5-D)
  • [コクヨ] A5 キャンパスツインリング(ス-T133S5-D)
  • [ライフ] A4 クリッパーノート(G1382)
  • [ライフ] B5 クリッパーノート(G1383)
  • [ライフ] A5 クリッパーノート(G1379)
  • [ロディア] A4 ロディアクラシック
  • [ロディア] A5 ロディアクラシック
  • [ロルバーン] A4 ポケット付メモ
  • [ロルバーン] XL ポケット付メモ
  • [ロルバーン] A5 ポケット付メモ
  • [100均セリア] B5 ダブルリングノート
  • [100均セリア] A5 ダブルリングノート
  • [100均ダイソー] B5 Wリングクラフト表紙ノート
  • [100均ダイソー] A5 Wリングクラフト表紙ノート

↓さて、ここからいよいよ本題に入ります。

方眼ノートの比較項目について

各ノート比較の前に項目について意味の説明やどうやって測定しているのかなどを書いておきます。かなりマニアックです。

坪量(g/㎡)

紙の厚さの目安です。「ツボリョウ」と読みます。1平方メートルあたりのグラム数で表されます。

コピー用紙が60~68g程度。ノートだと普通のもので68g前後。80gはノートとしては厚めと思っておく程度でOKです。数値は自分で測ることはできないので主に公式サイトにあれば拾っています。

全体厚さ

表紙、中紙、裏表紙を合わせた全体の厚さです。デジタルノギスによる実測または公式サイトから拾っています。

100枚あたり厚さ

坪量がわからない紙もあるので目安として中紙の厚みを測って100枚あたりに換算しました。デジタルノギスによる実測です。

坪量の記載が無いメーカーもあるので、この100枚あたりの厚さのほうが目安として参考になると思います。

計測に使った道具

重量の計測にはタニタのデジタルスケール。厚みの計測にはシンワのデジタルノギスを使っています。

書き味

表面の滑らかさや書きやすさ、裏抜けのしやすさなどを見ています。

ボールペンだとそんなに差を感じませんが、万年筆は滑走系の筆記用具なので良し悪しの差が出やすかったりします。

万年筆はPILOTのカクノM(中字)で純正のカートリッジインクを使用。

店頭での入手性

文房具屋、ホームセンター、ドラッグストア、イオン、地方のスーパーなど、どんな場所で見かけたか記憶の限りで書きました。

オキナプロジェクト系はホームセンター、エトランジェはイオンで充実しているなど、ある程度傾向があります。

まとめ買いする場合

このページでは、商品の基本情報やレビューがわかりやすいのでAmazonのリンクを掲載していきますが、ノートは単価が安いのでAmazonだと買いにくいこともあります。

楽天やヤフーショッピングで「◯◯円以上で送料無料」の場合は、そっちのほうが安いこともあるので、まとめ買いする人は「楽天」「ヤフー」のリンクからも飛んでみてください。

値段が安い順に並び替えて、送料無料のラインが安ければお得なことがあります。

楽天は「39ショップ」のロゴがあれば3980円以上で送料無料です。

5mm方眼ノートの比較

それではいよいよ各メーカーの5mm方眼リングノートについて詳細にレビューしていきます。

[マルマン] ニーモシネ

型番 N180A N182A
サイズ A4 A5
定価(税抜) 990円 550円
枚数 70枚 70枚
1枚単価(税抜) 14.1円 7.9円
全体厚さ 9mm 9mm
重量 500g 240g
坪量 80g 80g
100枚厚さ 10.3mm 10.3mm
リング径 15.3mm 14.5mm
表紙厚 0.9mm 0.9mm
裏表紙厚 1.3mm 1.3mm
ミシン目 あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー
印刷 片面 片面

ニーモシネの特徴まとめ。

  • 紙質はかなり良い
  • 裏表紙がしっかりしている
  • 表紙が梨地で質感良く汚れにくい
  • 罫線は薄いグレー
  • 罫線は片面印刷

高級なノートです。外観・紙質・雰囲気ともに納得の品質。人に見られるビジネスシーンにピッタリ。

紙質が良くて安定している

秤量80gでノートとしてはかなり厚く、しっかりしたコシがあり、紙質は滑らかで万年筆でもサラサラ書けます。

マルマンには、マルマンペーパースピリッツという独自の国産オリジナル用紙表記システムが採用されていて、全4種類の中でニーモシネはMPS800を採用。

以下公式サイトからの引用です。

多様化の時代に即したスタンダードな筆記用紙です。書き心地のよさに定評があり、ゲルインクやマーカーでもにじみや裏写りが生じにくい紙です。書きやすいルーズリーフ、ニーモシネに使用されています。

引用:マルマン株式会社公式サイトMPS800より

裏表紙がしっかりしている

裏表紙は1.3mm厚のボール紙が使用されていてかなり丈夫です。

エトランジェとロルバーンもそれなりに厚みがありますが、ニーモシネのほうが硬いボール紙を使っています。ヒザの上で書いたりする時に非常に安定感があります。

表紙の質感が良い、汚れにくい

表紙が梨地になっていて触り心地が良くて汚れにくくなっています。

使ってみるとわかりますが、例えばカバンから手で掴んで取り出した時に若干テンションが上がります(笑)よし!書くぞ!みたいな。

今回比較したノートの中では唯一の梨地加工された表紙なので、質感まで求めるなら満足度が高いと思います。

罫線は薄いグレー

5mm方眼の罫線は薄いグレーで、シャープペンでも問題なく書けます。また、罫線が薄いのでコピーで方眼が映り込みにくくなっています。

罫線の印刷は片面だけ

ニーモシネはリングノートとしては珍しく、罫線の印刷が片面だけとなっています。両面を5mm方眼ノートとして使いたい人は注意が必要です。

逆に裏面はあえて無地のノートとして使いたいならもちろんおすすめです。書き心地は裏面も良いです。

綺麗に切り取れるミシン目

ミシン目はマイクロミシンカットになっていて綺麗に切り取れます。最初にちょっとだけ切れ目を入れれば、あとは大雑把に引っ張ってもリング部分からちぎれることなく綺麗に切り取れます。

値段が高い

品質が高めなのでお値段もそれなりに高めです。値段が高くて気軽に書けないかもしれないので、いきなりまとめ買いせずにまずは1冊だけで試すのがおすすめ。

文房具屋なら入手性は良い

ニーモシネは文房具屋に置いてあることが多いと思います。ホームセンターやスーパーには置いてあるのを見たことがありません。

また、価格帯が高めの商品なのでAmazonでは1冊からでも定価より安く購入できて入手性は悪くありません。

[マルマン] スパイラルノート 40枚

品番 N245 N246 N247
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 350円 220円 200円
枚数 40枚 40枚 40枚
1枚単価(税抜) 8.8円 5.5円 5.0円
全体厚さ 4.8mm 4.8mm 4.8mm
重量 249g 175g 120g
坪量 68g 68g 68g
100枚厚さ 9mm 9mm 9mm
リング径 11mm 11mm 11mm
表紙厚 0.65mm 0.65mm 0.65mm
裏表紙厚 0.65mm 0.65mm 0.65mm
ミシン目 あり あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
罫線印刷 両面 両面 両面

マルマンスパイラルノートの特徴まとめ。

  • 紙厚が薄い割には品質が良い
  • 全体の薄さ・軽さはトップクラス
  • 見た目が無印良品っぽいので外出先での利用も無難
  • 長辺・短辺それぞれの真ん中に印があって分割しやすい
  • 罫線がものすごく薄いグレー
  • 罫線は両面印刷
  • ノートとしてのバランスが非常に良い

品質・使いやすさ・値段どれをとってもバランスが良いです。

個人で使うリングノートとして最もおすすめ。

紙質が良い

紙質は滑らかで書きやすいです。こちらはマルマンペーパースピリッツのMPS680を採用していて、若干坪量が薄いですが品質は悪くありません。

以下はMPS680について公式サイトからの引用。

薄い用紙ですが、書き心地がよく、ゲルインクやマーカーでもにじみや裏写りが生じにくいよう調整されています。主に持ち運びを重視したエコスパイラルノートやレポートパッド、軽量なメモ帳に使用されます。

引用:マルマン株式会社公式サイトMPS680より

公式サイトに書かれている通り、紙厚が坪量68gと薄いわりに水性インクでの裏抜けが少なめで、品質の高さが伺えます。

薄さ・軽さはトップクラス

紙の枚数が40枚と少なくてリング経も小さいので、今回比較したノートの中でトップクラスに薄くて軽く、携帯性は抜群です。

クラフト系の茶色の表紙なので無印良品のノートと色合いが似ていて、外出先で使うのにも無難デザインとなってます。

紙面の分割がやりやすい

長辺と短辺の両方の真ん中に▼印があるので紙面を分割しやすい。4分割して縦軸と横軸を使って分布図を書いたりできます。パンチの穴空けもやりやすいですね。

綺麗に切り取れるミシン目

ニーモシネと同じくミシン目で綺麗に切り取れます。

罫線がものすごく薄いグレー

今回比較したノートの中ではダントツで罫線が薄いので、シャープペンでも罫線に負けることなく書けます。はっきり言ってニーモシネよりさらに薄いです。もちろんコピーしても罫線はまったく映り込みません。

罫線は両面印刷

罫線は両面に印刷されていて、しかも坪量68gの薄い紙とは思えないほど裏写りしにくいので、ノートを両面使う人にもおすすめ。

入手性は悪くない

文房具屋にはあったしホームセンターにはB5サイズならありました。

[マルマン] スパイラルノート80枚

品番 N245ES N246ES N247ES
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 530円 330円 280円
枚数 80枚 80枚 80枚
1枚単価(税抜) 6.6円 4.1円 3.5円
全体厚さ 8.5mm 8.5mm 8.5mm
重量 436g 211g
坪量 68g 68g 68g
100枚厚さ 9mm 9mm 9mm
リング径 14mm 14mm 14mm
表紙厚 0.65mm 0.65mm 0.65mm
裏表紙厚 0.65mm 0.65mm 0.65mm
ミシン目 あり あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面 両面

これは先ほどのマルマンスパイラルノートと同じもので、紙の枚数が80枚のバージョンです。

中紙の枚数が多いぶん携帯性は犠牲になりますが、1枚あたりの単価が安くなります。厚みが気にならないなら非常におすすめ。

[オキナ] プロジェクトリングノート

品番 PNA4S PNB5S PNA5S
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 600円 450円 350円
枚数 50枚 50枚 50枚
1枚単価(税抜) 12.0円 9.0円 7.0円
全体厚さ 6.1mm 6.1mm 6.1mm
重量 331g 245g 168g
坪量 81.4g 81.4g 81.4g
100枚厚さ 10.2mm 10.2mm 10.2mm
リング径 13mm 13mm 13mm
表紙厚 0.6mm 0.6mm 0.6mm
裏表紙厚 0.6mm 0.6mm 0.6mm
ミシン目 あり あり あり
紙色
罫線色 薄いブルー 薄いブルー 薄いブルー
罫線印刷 両面 両面 両面

オキナプロジェクトリングノートの特徴まとめ。

  • 罫線は薄いブルーでコピーで映り込みしない
  • 表紙が薄くて枚数50枚と薄いので携帯性は良い
  • 入手性が高い

薄いブルー罫線が好きならこのプロジェクトシリーズ。紙質は坪量も重くて密かに高品質です。

罫線は薄いブルー

今回比較した5mm方眼ノートの中で唯一のブルー罫線です。薄いのでコピーにも映り込みません。

紙質は良い

秤量はニーモシネの80gを超える81.4gと厚めの紙になっていて、書き心地もかなり良いほうです。万年筆でも書きやすくて十分なクオリティ。

表紙は薄め

表紙・裏表紙は薄めで中紙が50枚と少ないので、全体的に薄くて軽くて持ち運びしやすくなってます。マルマンのスパイラルノートより若干厚いくらい。

マルマンスパイラルノートと違って表紙に光沢があって水を弾きやすいので、水がかかるかもしれない環境ならこっちのほうが良いかも。

綺麗に切り取れるミシン目

ミシン目はマイクロミシンカットになっていて切り取りやすいです。リング部分からちぎれることもなく綺麗に切り取れます。これはニーモシネなどと同じレベルの品質で、十分使いやすくなっています。

入手性は良い

ホームセンターで最も見かける5mm方眼ノートです。とくにA4サイズは手に入りやすいので、実店舗での入手性の良さはすべてのリングノートの中で1番かもしれません。もちろん文房具屋でもほぼ置いてあります。

[エトランジェ] ダブルリングノート

品番 BASIS-24-03 BASIS-25-03 BASIS-26-03
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 500円 400円 350円
枚数 100枚 100枚 100枚
1枚単価(税抜) 5.0円 4.0円 3.5円
全体厚さ 10.4mm 10.4mm 10.4mm
重量 544g 408g 282g
坪量 たぶん薄い たぶん薄い たぶん薄い
100枚厚さ 8.4mm 8.4mm 8.4mm
リング径 17.5mm 17.5mm 17.5mm
表紙厚 0.5mm 0.5mm 0.5mm
裏表紙厚 1.2mm 1.2mm 1.2mm
ミシン目 無し 無し 無し
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面 両面

エトランジェリングノートの特徴まとめ。

  • とにかくコスパが安い
  • 厚い・重たい
  • ミシン目無し
  • 紙質はニーモシネなどには劣る

値段が安い

今回比較しているノートの中では、100均を除けば1枚あたりのコストがもっとも安いノートです。品質で劣るぶん、コスパが最大の武器になってます。

紙質は高級ノートには劣る

書き比べてみないとわからないレベルですが、ニーモシネやプロジェクトリングノートなどの紙質と比べると劣ります。

ただし100均ノートと比べたら十分にマシな紙質なので、シャープペンやボールペンで書くぶんには全然気になりません。言ってみれば「普通のノート」です。

ただし万年筆で書くとひっかかりが大きく、にじみも大きくなります。

裏表紙が厚くてしっかりしている

裏表紙の厚さが1.2mmと厚めなので、自立しやすくがっしりしています。全体が厚くなるので持ち運びには向いていません。

たっぷり100枚、でも分厚い

今回比較しているノートの中ではもっとも紙の枚数が多い100枚で携帯性には難があります。

持ち運びよりは自宅で使うほうが向いてるでしょう。持ち歩くには重たいし厚いしリング経が大きいし、邪魔になってしまいます。

外出先で使いたくてコスパ良いのが欲しいなら、マルマンスパイラルノート80枚のほうがまだマシです。1枚あたりのコストもそんなに違わないし。

切り取りミシン目が無い

リングノートの中では珍しくミシン目がありません。ファイリングしたり人に渡したりすることが多い人なら、他のノートを検討したほうが良さそうです。自分だけで使うならそんなに問題ありません。

紙厚はだいぶ薄いかも

エトランジェには坪量が明記されていませんが実測した100枚の厚みから逆算すると坪量68gよりも薄いコピー用紙並の薄さかもしれません。

筆記具によりますが水性インキ系だと裏写りしやすいので両面は使いにくそうです。油性ボールペンなら書き味・にじみ・裏抜けともに問題なく使えます。

中途半端・下位互換

以上のとおり、書き心地・厚さ・重さ・デザイン、どれを見てもマルマンスパイラルノート80枚の下位互換のような感じなので、エトランジェを買うくらいならマルマンのほうがおすすめです。

なぜかイオンの文具コーナーに大量にある

イオンの文房具コーナーに大量にあります。エトランジェのすべてのノートが置いてあるか?というくらい。

[コクヨ] フィラーノート

品番 ス-15SN ス-10SN ス-5SN
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 350円 210円 180円
枚数 40枚 40枚 40枚
1枚単価(税抜) 8.8円 5.3円 4.5円
全体厚さ 4.5mm 4.5mm 4.5mm
重量 236g 177g 122g
坪量
100枚厚さ 9.25mm 9.25mm 9.25mm
リング径 9.5mm 9.5mm 9.5mm
表紙厚 0.4mm 0.4mm 0.4mm
裏表紙厚 0.4mm 0.4mm 0.4mm
ミシン目 あり あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面 両面

フィラーノートの特徴まとめ。

  • 2穴バインダー用の穴がある特殊なノート
  • 紙質はちょっとザラザラ
  • 薄い・軽い

2穴が最初から空いてることが最大の特徴です。2穴バインダーに綴じるのが前提ならおすすめ。

2穴バインダー用の穴がある

フィラーノート最大の特徴として、最初から2穴バインダー用の穴が空いています。ミシン目で綺麗に切り取ったらすぐにバインダーにぴったり綴じれるので、用途が合えば非常に便利。

フィラーノートのバインダー用の穴

こういうバラエティに富んだ製品があるから文房具って面白いですね。さすがコクヨさん。

薄さ・軽さはトップクラス

今回比較したノートの中で非常に薄くて軽いです。

ただしフィラーノートは紙質がそんなに良くないので普通に薄くて軽いノートならマルマンのスパイラルノート40枚のほうがおすすめ。

紙質はわずかにザラザラ

紙質は今まで比較したノートの中ではわずかにザラザラ感がありますが万年筆で書いた時に摩擦音が聞こえやすいかな?程度です。言ってみれば普通の紙。シャーペンやボールペンで書くぶんには気になりません。

入手性はそこそこ

ホームセンターのコーナンでは方眼タイプはB5サイズを見かけました。文房具屋ならほとんどの店舗でA4サイズも売ってました。

[コクヨ] ソフトリングノート

品番 ス-SV308S5-C ス-SV338S5-C ス-SV407S5-D ス-SV437S5-D
サイズ セミB5 A5 セミB5 A5
定価(税抜) 550円 500円 650円 600円
枚数 80枚 80枚 70枚 70枚
1枚単価(税抜) 6.9円 6.3円 10.0円 9.3円
全体厚さ 8.7mm
重量 324g
坪量
100枚厚さ 8.75mm 8.75mm
リング径 13.0mm 13.0mm 13.0mm 13.0mm
表紙厚 0.7mm 0.7mm
裏表紙厚 0.6mm 0.6mm
ミシン目 あり あり あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面 両面 両面

2017年2月に半透明表紙の「多枚数タイプ」。2017年6月に黒い表紙の「ビジネスタイプ」が発売されました。

ソフトリング

何と言っても最大の特徴はソフトリングで、オレフィン系樹脂でできているリングは、手が当たっても痛くありません。

手にリングが当たるポジションで書いてもかなり書きやすいです。リングノートを折りたたんで使う人なら相性抜群。

罫線はそこそこ薄い

マルマンニーモシネと同じくらい。マルマンスパイラルノートよりも少し濃いくらいの薄さで、鉛筆で書いても十分に視認性が良いです。問題ありません。

紙質は程よいサラサラ感

高級なノートのようなツルツル感はありませんが、適度なサラサラ(ザラザラというほどではない)質感で、ボールペンとの相性が良さそう。

ミシン目入り

ミシン目があるので綺麗に切り取れます。まぁリングがソフトなのでミシン目じゃないと困っちゃいますね。

質感はそこそこ良い

多枚数タイプ(80枚)は表紙が半透明のポリプロピレン製で、手触り・強度・柔軟性ともにそこそこ良い質感です。

ビジネスタイプ(70枚)はニーモシネと良く似た梨地の質感で、確かにビジネスシーンと相性が良さそうです。ただ、少しプラスチック感が強いので、実際に見比べてみるとニーモシネのほうが高級な印象に見えますね。

値段は高い

1枚あたりの単価が他のリングノートと比べるとかなり高めなので、ソフトリングに価値を感じる人じゃないと気軽に買えなさそうです。

入手性はそこそこ

コクヨのソフトリングなので、文房具屋ならほぼ置いてあると思います。ホームセンターは近所のコーナンには5mm方眼がありませんでした。

ただ、Amazonの価格が定価の約2割引きで送料無料なので、店頭よりもネットのほうが安いです。

[コクヨ] ソフトリング Biz

品番 ス-SJ201S5-D ス-SJ231S5-D
サイズ セミB5 A5
定価(税抜) 350円 330円
枚数 40枚 50枚
1枚単価(税抜) 8.75円 6.6円
全体厚さ 4.3mm
重量 164g
坪量
100枚厚さ 8.85mm 8.85
リング径 9.0mm
表紙厚 0.4mm 0.4mm
裏表紙厚 0.4mm 0.4mm
ミシン目 無し 無し
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面

2018年6月発売の5mm方眼ノート。今までのソフトリングよりも枚数が少ないので、薄く、軽くなりました。

ページの端に「エッジタイトル」という記入欄があるので、見出しをわかりやすく書くことができます。

↓主な特徴

  • ソフトリング
  • 「エッジタイトル」と呼ばれる見出し欄あり
  • トップクラスに薄い・軽い
  • 値段が高い

ソフトリング

こちらもソフトリング。オレフィン系樹脂でできているリングは、手が当たっても痛くありません。

手にリングが当たるポジションで書いてもかなり書きやすいです。リングノートを折りたたんで使う人なら相性抜群。

エッジタイトル

「エッジタイトル」と呼ばれる、端っこに見出しを書き込む記入欄が設けられています。

ソフトリング Bizのエッジタイトルについて。自分でインデックスを記入しやすい。

↓上記画像中の文字を引用。

【①探しやすい】日付・タイトルを端に書くので見出しになって探しやすい!

【②色を塗ってさらに探しやすく】案件ごとに色分けすると、ページの端から見たい案件が一目でつけられます。

【③INDEXで整理】INDEXに合わせた位置に色を塗って整理することもできます。

薄さ・軽さはトップクラス

紙の枚数がB5は40枚、A5は50枚と少なくてリング経も小さいので、今回比較したノートの中でトップクラスに薄くて軽く、携帯性は抜群です。

この記事でおすすめしているマルマンのスパイラルノート40枚と同じようなサイズ感なので、値段が高くても構わなくて表紙が梨地のほうが良いならおすすめになります。

罫線はそこそこ薄い

マルマンニーモシネと同じくらい。マルマンスパイラルノートよりも少し濃いくらいの薄さで、鉛筆で書いても十分に視認性が良いです。問題ありません。

紙質は程よいサラサラ感

高級なノートのようなツルツル感はありませんが、適度なサラサラ(ザラザラというほどではない)質感で、ボールペンとの相性が良さそう。

切り取りミシン目が無い

ミシン目カット無しです。人に渡したりファイリングする用途が無ければ問題ありません。

質感はそこそこ良い

表紙は厚紙っぽくて0.4mmと薄めですが、表面は梨地になっていて、防水が期待できます。

値段は高い

1枚あたりの単価が他のリングノートと比べるとかなり高めなので、ソフトリングに価値を感じる人じゃないと気軽に買えなさそうです。

入手性はイマイチ

コクヨのソフトリングなので、文房具屋ならほぼ置いてあると思います。ホームセンターはコーナンを見てみましたが置いてありませんでした。

[コクヨ] キャンパスツインリングノート

品番 ス-T223S5-D ス-T113S5-D ス-T133S5-D
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 480円 380円 330円
枚数 40枚 50枚 50枚
1枚単価(税抜) 12.0円 7.6円 6.6円
全体厚さ 4.7mm
重量 254g
坪量
100枚厚さ 9.0mm 9.0mm 9.0mm
リング径 10.4mm 10.4mm 10.4mm
表紙厚 0.54mm 0.54mm 0.54mm
裏表紙厚 0.54mm 0.54mm 0.54mm
ミシン目 あり あり あり
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
罫線印刷 両面 両面 両面

紙質は先ほどのコクヨソフトリングノートとだいたい同じで、枚数が少なくリングが普通なのが違う点です。

罫線はそこそこ薄い

マルマンニーモシネと同じくらい。マルマンスパイラルノートよりも少し濃いくらいの薄さで、鉛筆で書いても十分に書きやすいです。問題ありません。

紙質は程よいサラサラ感

高級なノートのようなツルツル感はありませんが、適度なサラサラ(ザラザラというほどではない)質感で、ボールペンとの相性が良さそう。

ミシン目入り

ミシン目があるので綺麗に切り取れます。

表紙の質感

表紙は厚めの型紙という感じで、(樹脂製の表紙と比べて)雑に扱うと折り目が付きそうなので注意が必要です。良く言えば親しみが持てる質感。

値段は高い

手頃なマルマンのスパイラルノートと比べたら値段が高く、高級感があまり無いノートとしては割高に感じます。同じく型紙の表紙で40枚のマルマンスパイラルノートのほうが手頃に見えます。

コクヨはブランドがあるからなのか、全体的に値段が高めに感じますね。比較してみるとあらためて分かります。

入手性はそこそこ

コクヨなので文房具屋なら置いてある可能性が高いです。ホームセンターコーナンでは見かけませんでした。

値段的に普段使いするか迷ってしまうので、ネットで買う前に試しに1冊実店舗で購入して試してみたほうが良いでしょう。

[ライフ]クリッパーノート

品番 G1382 G1383 G1379
サイズ A4 B5 A5
定価(税抜) 550円 450円 380円
枚数 50枚 50枚 50枚
1枚単価(税抜) 11.0円 9.0円 7.6円
全体厚さ 6mm 6mm 6mm
重量 319g 245g
坪量
100枚厚さ 10.0mm 10.0mm 10.0mm
リング径 13mm 13mm 13mm
表紙厚 0.5mm 0.5mm 0.5mm
裏表紙厚 0.5mm 0.5mm 0.5mm
ミシン目 無し 無し 無し
紙色
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
罫線印刷 両面 両面 両面

ライフリングノートの特徴まとめ。

  • 書き心地がものすごく良すぎる
  • 値段は高い
  • すごく薄い罫線
  • 入手性は低い
  • ミシン目無し
  • しつこいようだけど書き心地がものすごく良い

とにかく体験しないとわからないけど、とんでもなく書き心地が良いノート。

油性ボールペン、ゲルインキボールペン、万年筆どれも最高の書き心地で病みつきになりそうです。値段が高いのと入手性が低いのが難点。

本当にものすごく書きやすい。最高。

今回比較したノートの中ではダンットツで紙質が良くて、触り心地、書き心地ともにクセになる素晴らしさです。予算が許せばずっと使いたくなる品質です。

はっきり言ってニーモシネより断然書き心地が良いです。本当に書いていて気持ち良いです。万年筆・水性ボールペン・ゲルインキボールペン・油性ボールペンすべて最高です。

ライフ社製のノートは綴じノートのノーブルノートが有名で、リングノートについてはほとんど話題になりませんが、リングノートのほうも素晴らしい書き心地です。

坪量は表記が無いけど厚そう

ネットには坪量の記載が無かったけど実測から逆算するとニーモシネ並の坪量80g前後はあるんじゃないかなと思います。触った感じも厚くてコシがあります。

グレー罫線がものすごく薄い

マルマンスパイラルノートと同じくらい薄く、ニーモシネよりすごく薄い罫線なので、シャープペンでも見やすくてもちろんコピーにも映り込みしません。

切り取りミシン目が無い

ミシン目カット無しです。人に渡したりファイリングする用途が無ければ問題ありません。

表紙・裏表紙は薄い

おもて・裏ともに表紙は光沢があり0.5mm厚で薄めなので曲がらないように気をつけます。自分はイラストレーションボードやコミックケントボードを挟んで補強しています。

値段は高い

ライフのノートは定価から値引きされないので実売価格だと1枚あたりの単価はニーモシネと同じくらいの高級ノートになります。

人に見られることを意識するならニーモシネのほうがおすすめですが、自分用なら書き心地の良いライフリングノートのほうがおすすめ。

入手性

ホームセンターや文房具屋ではまったく見掛けなかったので一般的な入手性は低めだと思います。

どっちみち定価から値引きされないのでA4・B5サイズなら送料込みでも値段が変わらないAmazonで買うのがおすすめ。

※ライフのリングノートについてはあまりにも書き心地が良かったので別途記事も書きました。こちらもどうぞ。裏抜けのテストや、ライフレポート用紙との違いについても書いてます。

関連:ライフリングノートの書き心地が良すぎて買わなきゃよかったと思った話

[ロディア] ロディアクラシック

サイズ A4 A5
定価(税抜) 1100円 850円
枚数 80枚 80枚
1枚単価(税抜) 13.8円 10.6円
全体厚さ 8.7mm
重量 440g 254g
坪量 80g 80g
100枚厚さ 9.6mm 9.6mm
リング径 16mm 16mm
表紙厚 0.5mm 0.5mm
裏表紙厚 0.5mm 0.5mm
ミシン目 あり あり
紙色
罫線色
罫線印刷 両面 両面

ロディアクラシックの特徴まとめ。

  • 罫線のバラつきがひどい
  • 紙質は良い
  • 罫線が濃い
  • 唯一の紫罫線
  • 値段が高い

有名ブランドですけど、機能やコスパで見ると他のノートに劣ります。

「オレンジ色の表紙がやる気アップする!」「紫色の罫線じゃないとダメ!」とか、ロディアならではのこだわりがあるなら良いと思いますが、純粋にノートとして比較するとおすすめできません。

罫線の品質・バラつきがひどい

お店で見るとどれもこれも罫線の品質・バラつきがひどいです。

紫の濃い罫線がうるさいというのは濃いのが好きな人もいるだろうからそれはそれで良いんですが、あまりにも基本的な品質が悪い。

ページごとに罫線が太かったり細かったりにじみがあって虫食いみたいにガタガタだったりところどころ点状の汚れがあったり。このブランドでこの価格に釣り合っているとはとても思えません。

罫線が濃すぎて邪魔

紫の濃い罫線なので人によっては邪魔に感じることもあります。シャーペンで書くと見難くなる濃さです。

ロディアの罫線の濃さについては、ニーモシネとの比較記事も書きました。こちらもどうぞ。

参考:ロディアとニーモシネの罫線の濃さ比較

値段が高くてコスパが悪い

ニーモシネやライフみたいに値段が高くてもそれに伴った品質なら許容できるんですけど、ロディアの品質でニーモシネと同じ値段だったら微妙です。

雑誌で紹介されることも多いブランドですけど、実際使ってみたら何でこれが?と思います。

今やロディアが登場した当時と比べると他のメーカーも5mm方眼ノートのラインナップが増えたので、自分としてはロディアを選ぶ理由が見当たりません。

紫の罫線はロディアだけ

罫線についてこれでもかというほど毒を吐きましたが、紫色の罫線はロディアだけです。

紫色の罫線を見たらテンションが上がるという人も実際にいるので、紫じゃないとダメなんだ!テンションが上がらないんだ!という人はしかたない。

そういう意味ではひとつのブランドを確立してるのですごいっちゃすごい。自分は好きじゃありませんけどw

ただし今までロディアしか使ったことがないなら、ぜひ他のノートも試してほしいなと思います。

紙質・書き心地は良い

秤量は80gで十分厚く万年筆も滑らかに書けるので紙質は良いです。書き心地は悪くありません。

入手性は良い

ブランドとしては有名なので文房具屋ならほぼ確実にあります。

※ロディアは罫線の品質に難ありなので実物を見てからの購入をおすすめします。ロディアの売り場コーナーがあるならニーモシネのコーナーもある可能性が高いので、ぜひ見比べてみてください。

[ロルバーン] ポケット付メモ

サイズ A4 XL A5
定価(税抜) 1200円 850円 700円
枚数  60枚 90枚 80枚
1枚単価(税抜) 20円 9.4円 8.8円
全体厚さ 15mm 17mm 17mm
重量
坪量
100枚厚さ 9.4mm  9.4mm 9.4mm
リング径
表紙厚  0.8mm  0.8mm  0.8mm
裏表紙厚 1.5mm 1.5mm 1.5mm
ミシン目 あり あり あり
紙色 クリーム クリーム クリーム
罫線色 薄いグレー 薄いグレー 薄いグレー
印刷 両面 両面 両面
DELFONICS(デルフォニックス)
DELFONICS(デルフォニックス)

ロルバーンの特徴まとめ。

  • クリーム色の用紙が目に優しい
  • ゴムバンド付き
  • 末尾にクリアポケット付き
  • 表紙は硬いけど傷が目立つ

唯一のクリーム色の紙です。確かに気分が落ち着く不思議な魅力がありますね。値段は高いけどその他にもゴムバンド付きだったりするのでコアな人気があります。

クリーム色の用紙

今回比較しているリングノートの中では唯一、はっきりとしたクリーム色の用紙が使われていて、目に優しく落ち着きます。これは実際に書いてみると気分的な違いをはっきり感じます。

ゴムバンド付き

ゴムバンド付きなので紙がバラバラにならず、カバンの中にどの向きでも気軽に入れやすくなってます。

ちょっとゴムがヨレヨレなのが気になります。1枚も中紙を破ってない状態でも結構ゆるいので、もう少しキツイほうが個人的には好き。

クリアポケット付き

ノートの最後に、クリアファイルのようなポケットが12枚付いています。

ロルバーンのクリアポケット

ノートとクリアファイルの2役をさせたいなら良いかもしれませんが、ノートの枚数が元々多いので、かさばる原因にもなります。

紙質は良い

坪量の表記はありませんが、100枚あたりの厚さ実測によると坪量70g以上はありそうです。

紙の表面はニーモシネみたいな滑らか系じゃなくてサラサラ系。万年筆で書いても程よいサリサリとした摩擦で気持ちよく書けます。裏抜けはほとんどなくてなかなか優秀。

全体が分厚い

表紙・裏表紙が分厚い、中紙の枚数が多い、クリアポケットが付いている、という理由が重なって、今回比較しているノートの中では最も分厚くなっています。

当然リング径もかなり大きいので、机の上に置くと存在感がすごいことに……。

キズ・コスレ・折れが目立ちやすい?

ロルバーンは表紙にコスレ傷が付きやすかったり裏表紙のボール紙が一見厚いんだけど折れがつきやすかったりと、耐久性が見た目よりも低いようです。

店頭での陳列を見ても他のノートがそのまま置かれているのと違い、ロルバーンは全部パック詰めされていて、サンプルとして置いてあるものは表紙に傷が目立ち裏表紙が折れているものが多く見受けられます。

入手性は悪くない

文房具屋だけでなく雑貨屋でも見かけることがあります。loftとか。

[100均セリア] ダブルリングノート

サイズ B5 A5
 定価(税抜) 100円 100円
枚数 80枚 80枚
1枚単価(税抜) 1.3円 1.3円
全体厚さ 8.7mm 8.7mm
重量 222g 320g
秤量(g/㎡)
100枚厚さ 8.8mm 8.8mm
リング径 14.0mm 14.0mm
表紙厚 0.6mm 0.6mm
裏表紙厚 0.9mm 0.9mm
ミシン目 あり あり
紙色 薄いクリーム 薄いクリーム
罫線色 グレー グレー
印刷面 両面 両面

セリア5mm方眼ノートの表紙。黄色い半透明のプラスチック。

100均セリアのノート特徴まとめ。

  • 圧倒的に安い
  • 紙質は悪い(ザラザラ)
  • ロルバーンよりちょっと薄めのクリーム色の紙
  • 罫線の濃さにかなりバラつきがある(基本はやや濃い)
  • ミシン目が切り取りにくくてぐちゃぐちゃになる
  • ページめくりでリングに引っかかる

セリアという100均に売られている5mm方眼リングノートです。品質は今まで紹介してきたノートと比べるとかなり悪いですが安さだけはダントツ。

圧倒的に安い

80枚で100円、1枚あたり1.3円。2番手のエトランジェやマルマンでも3.5円なので圧倒的に安いです。品質は妥協しても「安い」「5mm方眼」「リングノート」という条件が譲れないならこれ一択。

薄いクリーム色の用紙

ロルバーンよりちょっと薄めのクリーム色の用紙が使われています。ただし、ロルバーンみたいに落ち着く印象ではなく、ちょっとまぶしいのでクリーム色の良さはそんなに感じません。

紙質は悪い

さすがにここまで比較したノートと比べると紙質は悪くてザラザラです。万年筆やシャーペンなど滑走するタイプの筆記具だと明らかに書き心地が悪いです。コピー用紙のほうがまだマシです。

油性ボールペンなど表面を転がるタイプの筆記用具ではあれば許容範囲の書き心地でした。ゲルインキボールペンだとちょっと引っかかりを感じます。

罫線の濃さにバラつきがある

基本的に罫線は濃い目のグレーで、シャープペンで書くとちょっと見にくいかもしれません。ロディアの濃さで色がグレーになった感じですね。

また、罫線の品質にはバラつきが大きく、ごくまれにニーモシネ並に薄いものがあったり、罫線がぼやけていたりします。

ミシン目は切り取りにくい

そもそも100均の5mm方眼ノートでミシン目があるだけでも驚きではありますけど、残念ながらミシン目に沿って切るのが難しくてぐちゃぐちゃになるので、無いほうがマシです。

表紙は透明なプラスチック

表紙は中が透けて見えるプラスチックで、見た目はチープなのでビジネスシーンには向きません。

ページがめくりにくい

ページをめくろうとするとリングに引っかかって使いにくいです。80枚の割にリング経が小さいですね。

まぁそんな感じで欠点は多数ありますが、それを全部無視できるほどの圧倒的な安さなので、用途によっては爆買いしてもいいんじゃないでしょうか。

[100均ダイソー] Wリンククラフト表紙ノート

サイズ B5 A5
 定価(税抜) 100円 100円
枚数 60枚 80枚
1枚単価(税抜) 1.7円 1.3円
全体厚さ 7.3mm 9.0mm
重量 236g 214g
秤量(g/㎡)
100枚厚さ 8.7mm 8.7mm
リング径 13.3mm 14.5mm
表紙厚 1.1mm 1.1mm
裏表紙厚 1.1mm 1.1mm
ミシン目 無し 無し
紙色 薄いクリーム 薄いクリーム
罫線色 グレー グレー
印刷面 両面 両面

ダイソー5mm方眼ノートの表紙。茶色のクラフトっぽいボール紙。

ダイソーのノートまとめ。

  • セリアと同じくらい安い
  • 紙質は悪い(ザラザラ)
  • ロルバーンよりちょっと薄めのクリーム色の紙
  • 罫線はやや濃い目
  • 表示が厚くて固い

品質はセリアの5mm方眼ノートと似ている

値段・紙の色・紙質・罫線の濃さ・罫線の品質・リングの品質ともに先ほどのセリアのノートと結構似ています。

セリアのノートとの違い

表紙の材質がセリアがプラスチックに対してダイソーがクラフト。

表紙が1.1mmとそこそこ厚い。

罫線の濃さにばらつきが少ない(普通の濃さ)

B5が60枚とちょっと少ない。

ということでダイソーもセリアと同じように欠点は多数ありますが、値段が安いのでコスパ重視なら有力な選択肢です。

サイズ別ノート比較表

さてここまで各メーカー別に詳細レビューを書いてきましたが、実際にノートを買う時にまずサイズを決めてから買うことが多いと思います。

なので、A4・B5・A5サイズ別に一覧表を作りました。

サイズ別ノート一覧表の使い方。商品名をクリックすると記事中の目次に戻る。項目をクリックすると並び替え。

ノートの名前をクリックすると画面上の詳細にジャンプします。

上下矢印の部分のクリックすると並び替えができます。

  • コスパが気になる人は「1枚単価」で並び替え
  • 携帯性が気になる人は「薄さmm」で並び替え
  • 書き心地が気になる人は「書き心地」で並び替え

というふうに目的によって並び替えをいろいろ試してみてください。

A4サイズの方眼リングノート比較表

A4サイズのノート比較・並び替えはこちら。上下矢印をクリックで並び替え。ノートの名前をクリックで前半の詳細部分に戻ります。

A4サイズ定価枚数1枚
単価
薄さ
mm
書き
心地
デザ
イン
マルマンスパイラル40枚378409.54.8
マルマンスパイラル80枚572807.28.5
マルマンニーモシネ10697015.39.0
エトランジェ5401005.410.4
ライフクリッパーノート5945011.96.0
オキナプロジェクトリングノート6485013.06.1
コクヨキャンパスツインリング5184013.04.7
コクヨフィラーノート378409.54.5
ロディアクラシック11888014.98.7

B5サイズの方眼リングノート比較表

B5サイズのノート比較・並び替えはこちら。

B5サイズ定価枚数1枚
単価
薄さ
mm
書き
心地
デザ
イン
マルマンスパイラル40枚237405.94.8
マルマンスパイラル80枚356804.58.5
エトランジェ4321004.310.4
ライフクリッパーノート486509.76.0
オキナプロジェクトリングノート486509.76.1
コクヨソフトリング594807.58.7
コクヨソフトリングビジネス7027010.0
コクヨソフトリングBiz378409.54.3
コクヨキャンパスツインリング410508.2
コクヨフィラーノート226405.74.5
ダイソー(100均)108601.77.3×
セリア(100均)108801.48.7××

A5サイズの方眼リングノート比較表

A5サイズのノート比較・並び替えはこちら。

A5サイズ定価枚数1枚
単価
薄さ
mm
書き
心地
デザ
イン
マルマンスパイラル40枚216405.404.8
マルマンスパイラル80枚302803.788.5
マルマンニーモシネ594708.499.0
エトランジェ3781003.7810.4
ライフクリッパーノート410508.206.0
オキナプロジェクトリングノート378507.566.1
コクヨソフトリング540806.758.7
コクヨソフトリングビジネス648709.26
コクヨソフトリングBiz356507.1
コクヨキャンパスツインリング356507.1
コクヨフィラーノート194404.854.5
ロディアクラシック9188011.488.7
ダイソー(100均)108801.359.0×
セリア(100均)108801.358.7××

目的別おすすめの方眼ノート

次は独断と偏見で目的別のおすすめノートをピックアップしてみました。使い方によって最適なノートが変わってきます。

値段(1枚あたり単価)が安いノート

1枚あたりの単価で並べると以下のようになります。

  1. 100均セリア
  2. 100均ダイソー
  3. マルマンスパイラルノート80枚
  4. エトランジェ

品質は悪いですが圧倒的に100均が安いです。1枚あたりの単価で比べるとだいたい3分の1程度の価格になります。

書く時に「もったいない」と思わずに書きなぐりたいなら最適です。

ただし100均はさすがに紙質が悪くて見た目がチープなので、ちょっと書き心地と見た目を気にするならマルマンスパイラルノート80枚がおすすめ。

エトランジェはマルマンとほぼ同じコスパですけど、品質・使いやすさ・表紙の安っぽさにやや難があるのでマルマンのほうがおすすめです。

薄くて軽いノート

薄さと軽さの順番で並べると以下のようになります。

  1. ソフトリングBiz
  2. マルマンスパイラルノート40枚
  3. フィラーノート

フィラーノートは紙質が微妙でちょっと特殊なノートなので候補から外すとして、とにかく軽くて薄いノートが欲しいならソフトリングBizマルマンのスパイラルノート40枚が有力な候補です。

最も大きな違いとしてはソフトリングBizのほうがかなり値段が高いので、特にこだわりがなければマルマンスパイラルノートのほうがおすすめ。

ソフトリング・エッジタイトル・表紙の梨地など、こだわりがあればソフトリングBizでも良いですね。

価格度外視でとにかく品質の良いノート

品質の高さで個人的な順位を付けるとしたら以下のようになります。

  1. ライフリングノート
  2. ニーモシネ

ライフリングノートの書き心地が良すぎなので1位です。これについては「ライフリングノートの書き心地が良すぎて買わなきゃよかったと思った話」という記事も書きました。

だけどニーモシネも十分書き心地は良くて、外観も含めた質感ならニーモシネが一番です。人に見られることを意識するならニーモシネが最もおすすめです。

3位以下はプロジェクトロルバーンあたりですが、ニーモシネとは差が大きいので書きませんでした。

マルマンのノートが優秀

こうして比較してみるとマルマンのリングノートがおすすめです。

というふうに使い分けができて、どれも紙質は良く、外観は主張し過ぎないので誰でも使える。品質が安定していてハズレが無い。

ノートやメモ帳に関してはマルマンの安定感は素晴らしいですね。

ーーー

<関連>
5mm方眼レポート用紙の比較

ロディアとニーモシネの罫線の濃さ比較

ライフリングノートの書き心地が良すぎて買わなきゃよかった

ノートパソコンやキーボード手前のメモ帳に最適|ニーモシネN162

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