パソコンを使う時の周辺機器にはそれなりにこだわっていてパソコン・周辺機器の環境について記事を書いてきたりしました。
ただ、マウスはサンワサプライのMA-117というものを使っていて軽くて手の小さいつまみ持ちの自分でも使いやすかったんですが、
品質のバラつきと壊れやすさがひどくて何台も使い潰していました。
お店でマウスをいろいろ触ってみてもこれだ!っていうのが見つからないんですよね。
そんなこんなで長らくマウス難民だったんですけどついにかなり条件を満たすマウスを見つけることができて満足度が高かったので紹介します。
手が小さくてつまみ持ちする人で、多ボタンでハードウェアマクロも使いたいなら最高のマウスです。また、マクロでショートカットがたくさん使えるので仕事用のマウスとしても役に立ちます。
もくじ
ELECOMゲーミングマウスM-DUX31BK
購入したのはM-DUX31BKというELECOMのゲーミングマウスです。
自分はゲームじゃなくパソコン作業やWebブラウジングで主に使うんですがゲーミングマウスにしてはコンパクトでボタンはそれなりに多ボタンになってます。
- 重量(ケーブル含まず):80g
- 寸法:幅77.0×奥行112.5×高さ42.0mm
- ボタン数:10ボタン(左・右・ホイール・拡張ボタン7個)
ゲームはほとんどしないので分解能・トラッキングスピード・読み取り方式・ケーブルの素材などは気にしませんでした。
気になる人はELECOMの公式サイトで詳しい仕様を確認してください。
公式:“DUX”MMOゲーミングマウス(10ボタン) – M-DUX31BK
以下、このマウスM-DUX31BKの良いところをいろいろ書いていきます。
ゲーミングマウスにしては軽い
ゲーミングマウスとしては重量がかなり軽くてケーブルを含まない重量が80gしかありません。ゲーミングマウスとしては最軽量の部類になります。
自分はつまみ持ちするタイプなので中型のゲーミングマウスで重量が100gにもなると重くて全然ダメなんですよね。
80gならつまみ持ちで持ち上げるのもほぼ支障がなくて非常に扱いやすい軽さです。
あと、側面の拡張ボタンは若干傾斜が付いていてつまみ持ちする時の引っ掛かりになるので良い感じです。
ゲーミングマウスにしては小さい
これだけ多ボタンを搭載しているゲーミングマウスとしては、かなりサイズが小さいほうだと思います。
仕様では幅77.0×奥行112.5×高さ42.0mmとなっていますがくびれの下の部分や右クリックの先端が飛び出た部分も含まれているので実際に手を乗せた時のサイズ感はかなり小さく感じます。
上の図で赤と緑の寸法が仕様に書いてある部分ですけど左側の崖が結構内側にあるので実際に持ってみると幅は60mmほどに感じます。
クリックが軽い
店頭で確かめた時にかなり驚いたんですがゲーミングマウスにしてはクリックが軽いです。ちょっと軽すぎるかもしれないくらい。
今まで店頭で少なくとも数十種類くらいはマウスを触っているので間違いなくクリックはかなり軽いほうです。
同じく店頭で触っていたロジクールやRazerのゲーミングマウスってクリックがどれも重たくて疲れやすさにも影響するし購入候補から外れてしまうんですよね。(※自分のクリックに対する感覚が厳しすぎると思うので普通の人はそんなこと感じないかもしれませんが。)
そんな中、唯一と言っていいほどこのELECOMのゲーミングマウスのクリックが抜群に軽かったです。
ちなみに店頭で触った時に勢い良く叩きつけるようにクリックすると2回クリックしたように音が聞こえることがありましたが実際に使ってみるとクリックはちゃんと1回として認識していて問題はありませんでした。
7個の拡張ボタン
親指で使う側面の拡張ボタンが多めで全部で7個の拡張ボタンが用意されています。
仕様にはボタン数10個と書いてますが、
- 左ボタン
- 右ボタン
- ホイールボタン
- 拡張ボタン[側面](親指)5個
- 拡張ボタン[左ボタン横](人差し指)1個
- 拡張ボタン[ホイールの後ろ] 1個
という内訳になっていて通常使用する範囲で拡張ボタンとして使えるのは側面と左ボタン横の合計6個になります。
これらの拡張ボタンにキーボードのキーやマクロを登録することができます。(あとで詳しく説明しています)
親指でクリックする側面の拡張ボタンは非常に押しやすく上下2段になっていますが押し間違える心配はほとんどありません。
楽な姿勢でマウスに手を置くと下の段に親指の腹が当たるので上の段は意識的に押さないとクリックすることはありません。
また、側面の拡張ボタンは傾斜が付いていてある程度固いのでつまみ持ちのしやすさに支障が出ないようになっています。
拡張ボタンの設定
ELECOMの公式サイトからドライバをダウンロードすると拡張ボタンの割り当てやマクロの登録ができるようになります。
公式:エレコム M-DUX31BK、M-DUX51BK用ドライバユーティリティ
↓インストールした後、ドライバ・ユーティリティを起動したところ。
↓キーの割り当てはプリセット機能がいろいろ用意されていてキーボードの操作を任意に設定できたりマクロを自作して登録することも可能です。キーボード操作はCtrlキーなどと組み合わせてショートカットキーを登録することも可能です。
割り当てるキーとしては例えばこういうのとかですかね。自分の場合はGoogleChromeでよく使うショートカットキーを設定しています。
- Ctrl+W(閉じる)
- Ctrl+T(新しいタブを開く)
- Ctrl+G(セットされているキーワードで検索する)
- Print Screen
- Alt+Print Screen
人によって使うアプリケーションによって全然違いそうですけど。
プロファイルを5種類設定可能
「プロファイル」という言葉に馴染みが無いかもしれませんが全体の設定を5種類保存できるようになってます。
例えばプロファイル1は通常利用するWebブラウザ用のショートカットキーなどを登録してパソコン作業全般をやりやすくしておいて、
他にはゲーム内で頻繁に使うキーやショートカットキーなどを登録して特化させることもできるしパターン別に作っておけば便利ですね。
マクロエディタでマクロを自作
ショートカットキー単発だけじゃなく一連の動作を覚えさせて実行したい場合は自分でマクロを自作することもできます。
まずは「マクロエディタ」を開いて、
例えばWebブラウジングでよく使う別窓として開く「Ctrlキーを押しながらクリック」を作ってみましょうか。
マクロエディタ左側の「マウスとキーボードの動作を追加します」というボタンをクリックすると押したボタンがマクロに記録されます。
↑例えば赤いボタンをクリックしてからキーボードのCtrlキーを押すと
↓マクロにはこのように記録されます。
一つのキーに対して「押す」と「離す」がセットで記録されます。また、マウスドラッグで順番を後で入れ替えられます。
そして最終的にできあがった「Ctrlキーを押しながらクリック」のマクロがこちら。
「押す」と「離す」の順番が実際に人が操作したのと同じになってますね。
最初ウェイトを無しで実行したけどうまくいかず最終的に全部の動作の間にウェイトをちょっとずつ挟むとうまく動作しました。
作成したマクロを保存するときは①右側にある「+」の部分をクリックしてから②真ん中にある矢印をクリックします。
これで拡張ボタンの割り当てにマクロが使えるようになります。マクロの作成と登録が別々なので一見わかりにくいですがこんな感じです。
※注意:マクロを保存する時に勘違いしやすいのが画面下にある「ファイルに保存」で、
これはマクロをファイルとして保存して他のパソコンでも使えるようにとかになるのでただ単にマクロを作って使いたいだけなら使うことはありません。
まとめ
このように小さい・軽い・クリックが軽いという条件を満たすだけじゃなく、押しやすい拡張ボタンやキーの登録・ハードウェアマクロが使えるという多機能な面も持ちあわせていてかなり理想的なマウスでした。
ゲーミング目的だけじゃなくパソコン作業全般を効率化したい人にもおすすめできます。
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