ノイズレスサーチを使いやすい検索エンジンにするために、どのような追加や変更を行ってきたのかまとめました。
「いつから始まったの?」「何をしてきたの?」と疑問に思う人もいるようなので書きました。
もくじ
- 2016年3月25日 ノイズレスサーチ開始
- 2016年4月2日 除外上限5000件に達する
- 2016年5月8日 サイトに設置&スマホ対応
- 2016年5月8日 ブックマークレットの作成
- 2016年7月5日 Twitterでバズ
- 2016年7月9日 検索結果のツイートボタンを設置
- 2016年7月13日 ページナビを大きく
- 2016年8月29日 カンパを設置
- 2016年9月7日 ドメイン絞り込みボタン設置
- 2016年9月7日 専用のTwitterアカウントを作成
- 2016年10月13日 他サイトジャンプボタン設置
- 2016年10月16日 バナーアドセンスを撤去
- 2016年10月29日 キーワード報告欄を設置
- 2016年11月7日 ドメイン絞り込みを調整
- 2016年11月14日 ドメイン絞り込みにメルクマニュアルを追加
- 2016年12月8日 検索演算子ボタンを設置
- 2016年12月26日 スマホの検索結果を読みやすく
- 2016年12月30日 「レシピ」ボタンの追加
- 2017年1月20日 スマホで検索窓をタップしやすい高さに調節
- 2017年2月4日 PDFなどを見分けやすく
- 2017年2月6日 次のページへ進むボタンを大きく
- 2017年3月4日 検索窓に気づきやすく
- 2017年3月5日 パソコンの左余白を調節
- 2017年7月5日 検索窓に戻るボタンを設置
- 2017年9月28日 レシピ用ブックマークレット作成
- 2018年5月5日 Chrome拡張機能リリース
- 2018年10月1日 意見箱を設置
- 2018年10月4日 ブックマークレット変更
- 2018年11月2日 ホームに戻るボタン設置
- 2019年4月17日 期間指定ボタンを追加
- まとめ
2016年3月25日 ノイズレスサーチ開始
2016年3月22日にGoogleブログ検索が完全に終了して使えなくなり、商品レビューの検索に困ったので情報収集するも、良い方法が見つからず。
Googleカスタム検索でできるかもしれないと思い、「ホワイトリスト方式で作ってみた」けど大失敗。
逆にブラックリスト方式で試してみると実用的な検索結果になりそうだったので、2016年3月25日からノイズレスサーチに除外サイトの登録をし始めました。
2016年4月2日 除外上限5000件に達する
最初は除外上限があることを知らず、わずか10日も経たないうちに5,000件の上限に達してしまい、愕然とする。
Googleカスタム検索の除外設定上限(5000個)に達した。やっちまったぁ・・・。今さら見直しできないorz。
カスタム検索エンジンに追加できるページ数 – カスタム検索 ヘルプhttps://t.co/RVeVNpU6OH
— パソ活 (@tattitaipingu) April 2, 2016
このときから、5000件という枠内でいかに検索精度を高くするかという戦いが始まります。
現在は除外方法のブレークスルーを何回か発見したり、全てのサイトを4回くらいは手動で見直しして閉鎖されたサイトを解除したりしていますが、5000件では全然足りず、最低でも20,000件くらいは除外したいところ。
もし20,000件も除外できたら検索の品質が桁違いに上がるけど、その方法は今のところありませんし、Googleカスタム検索の仕様が変わる気配も無さそうです。
リンク型カスタム検索という機能を使ったらできていたかもしれなかったのですが、「リンク型カスタム検索は2017年2月に終了」してしまいました。
2016年5月8日 サイトに設置&スマホ対応
サイト内に検索窓を組み込んで、見た目の調整・高速化・スマホ対応などをしました。
一般ユーザーが利用するという意味では、ここからスタートしたと言ってもよいかもしれません。
密かに好評いただいてるノイズレスサーチ。自サイト内に設置してちょっと高速化とスマホ対応してみました。邪魔なサイトを除外して検索したい人におすすめ。
https://t.co/RwtqkdIhi9— パソ活 (@tattitaipingu) May 8, 2016
2016年5月8日 ブックマークレットの作成
どこからでも検索できるブックマークレットを作成。
使い方などはカスタマイズの記事を参照。
2016年7月5日 Twitterでバズ
これは直接の機能追加では無いけど、大きなターニングポイントだったので紹介。
以下のツイートがきっかけで利用者が増え、それに伴って除外サイトの最適化・機能の追加・使いやすいレイアウトについて多くのフィードバックが得られました。
これを待ち望んでいた!!!
NAVERまとめ、Yahoo知恵袋、2ch転載サイト──など、調べ物をする時に邪魔なサイトを根こそぎ4000ヶ所除外した「ノイズレスサーチ」https://t.co/HIDsjfKMe3 pic.twitter.com/JqZLmLc9GS
— 五十嵐麻理(蒸気夫人・マダムスチーム) (@IgarashiMari) July 5, 2016
また、このきっかけでBuzzFeedから取材依頼をいただいたり、ねとらぼやJ-CASTニュースに取り上げられました。
2016年7月9日 検索結果のツイートボタンを設置
検索キーワードとURLが自動で挿入されるツイートボタンを設置。検索結果をシェアするのに利用できます。
2016年7月13日 ページナビを大きく
Googleカスタム検索の初期状態だと、検索結果下にあるページ送りのボタンが小さくてクリックしにくかったのでサイズを大きく調整。
※その後、枠を付け、現在地が分かるように、マウスオーバーで色が変わるように、次へボタンを作るなどして調整。
2016年8月29日 カンパを設置
Amazonギフト券にてカンパを設置。
※初期値が1万円になっていますが15円から可能です。「Amazonギフト券が開封されました」というメールが届けば無事に受け取れています。
ノイズレスサーチに対する投げ銭の窓口として、Amazonギフト券によるカンパを設置。
実際にカンパをいただくと、金額うんぬんよりも「見返りもないのにただただお礼としてカンパしてくれてありがとう」という嬉しさのほうがモチベーションアップに繋がります。
2016年9月7日 ドメイン絞り込みボタン設置
検索した後にドメインを絞り込みできるボタンを設置。医療検索の精度が少し上昇しました。
(※ただしこの時点ではドメインの分け方が最適ではなく、2ヶ月後に変更します)
【お知らせ】分野別に検索できるようにしました。例えば「空気清浄機」で検索すると政府・地方ドメインはリコールや注意喚起など、会社は製品情報などが1ページ目にヒットします。https://t.co/RbmVQT3KxJ pic.twitter.com/Uj0krMVep9
— パソ活 (@tattitaipingu) September 7, 2016
2016年9月7日 専用のTwitterアカウントを作成
サービス専用のアカウントがあったほうが良いと思い、Twitterアカウント(@labosearch)を新規作成。
ノイズレスサーチの更新情報や検索に関する話題をツイートしています。
2016年10月13日 他サイトジャンプボタン設置
検索中のキーワードで他のサイトに飛べるボタンを設置。
- 2016年10月13日 Google、画像、YouTube、Amazon
- 2016年10月15日 Wikipedia追加
- 2016年12月5日 Twitter追加
- 2016年12月15日 ニュース追加
- 2017年1月10日 地図(Googleマップ)・クックパッド追加
- 2017年6月16日 インスタ・楽天追加
ちなみにTwitterは検索キーワードに「-bot -“相互フォロー” -“matome.naver.jp” -“amazon.co.jp” -“itunes.apple.com” lang:ja」と加えて、なるべくノイズを減らそうとしています。
2016年10月16日 バナーアドセンスを撤去
ノイズレスサーチは検索をするためのページということを考慮すると、バナー広告はノイズレスサーチの利用目的と相性が悪いと判断したため撤去。
※ただし検索結果上部のアドワーズ広告は規約があるため、撤去も非表示もできません。
2016年10月29日 キーワード報告欄を設置
邪魔なサイトが表示されたと思った時の検索キーワードを報告してもらう入力欄を設置。
自分の守備範囲以外のジャンルでヒントがもらえるようになりました。
2016年11月7日 ドメイン絞り込みを調整
病院と政府がよく使うドメインを考慮して分け方を変更し、医療検索の精度がかなり向上。
【お知らせ】ノイズレスサーチのドメイン絞り込みボタンを医療向けに変更しました。
・病院など(ac.jp)のみ
・政府(go.jp)のみ
・病院と政府
ac.jp と go.jpの要望が特に多いみたいです。 pic.twitter.com/ah9gzOJPoX— ノイズレスサーチ (@labosearch) November 7, 2016
2016年11月14日 ドメイン絞り込みにメルクマニュアルを追加
旧メルクマニュアル(現在のMSDマニュアル)を、ドメイン絞り込みボタンに追加。医療検索が少し充実。
これにより、ドメインの絞り込みは以下のようになりました。特に医療検索の目的により、検索できる範囲を調節できるのが便利な点だと思います。
2016年12月8日 検索演算子ボタンを設置
完全一致・タイトルを対象に検索・PDF絞り込みなど、普通ならややこしい文字列を使う機能を、クリックだけで使えるようにボタン追加。
この時点で、ドメイン絞り込みと主要な検索演算子をクリック(タップ)だけで使えるようになりました。
2016年12月26日 スマホの検索結果を読みやすく
スマホ画面のサムネイル画像や文字のレイアウトを変更して読みやすく変更。検索結果を見る時の負担を少し減らしました。
- 画像の幅を統一
- 長過ぎる概要文をカット
2016年12月30日 「レシピ」ボタンの追加
検索キーワードに「レシピ」を追加するボタンを設置して、レシピ検索の精度を向上。
ノイズレスサーチではクックパッドなどの投稿型レシピサイトを除外しているので、料理名や食材名と一緒にレシピを付けて検索すると精度の高いレシピが検索できます。(レシピ検索についてもどうぞ)
2017年1月20日 スマホで検索窓をタップしやすい高さに調節
検索窓の位置を少し下げるとスマホでタップしやすくなるので位置を変更。
よく考えたらGoogleもそこそこタップしやすい位置なので、このほうがユーザビリティも上がると思われます。たぶん大きいスマホで片手持ちすると画面上部に手が届かないし。
2017年2月4日 PDFなどを見分けやすく
検索結果にPDFファイルやExcelファイルが表示された時に見分けやすいように、グレーで網掛けしました。
2017年2月6日 次のページへ進むボタンを大きく
次のページに進みにくかったので、大きな「次へ」ボタンを作成。特にスマホの操作性が良くなりました。
2017年3月4日 検索窓に気づきやすく
検索窓が平坦で目立たなかったので、Googleと同じように少し立体感を持たせて、マウスオーバーやフォーカスでボヤッと浮き上がるような処理をしました。
2017年3月5日 パソコンの左余白を調節
パソコンでギリギリだった左余白をGoogleと同じくらいに調節。
あと地味なことだけど、以下の画像のように、横幅1920pxのフルハイビジョンで左右半分(960px)にすると、ちょうど良いサイズになります。
2017年7月5日 検索窓に戻るボタンを設置
検索窓に戻りたい時に、いちいちスクロールしなくて済むように、上に戻るボタンを設置しました。
2017年9月28日 レシピ用ブックマークレット作成
検索キーワードに「レシピ」があらかじめ追加されるブックマークレットを作成。
今までのように検索後に「レシピ」ボタンをクリックする手間を減らしました。
2018年5月5日 Chrome拡張機能リリース
有志にてyume様(@yu177et0)からご連絡いただき、Chrome拡張機能の「ノイズレスサーチ+」を開発していただきました。
【お知らせ】ノイズレスサーチのChrome拡張機能を開発していただきました。https://t.co/6Gwcvw6jBZ
ショートカットキーによるランチャー起動(初期Alt+N、変更可能)が特に便利なので、Chromeユーザーは使ってみてください。 pic.twitter.com/qeeEdFyp7I— ノイズレスサーチ (@labosearch) May 5, 2018
ショートカットキーで検索ランチャーを呼び出すことができるので、PCユーザーなら一番おすすめの利用方法です。
ショートカットキーは自分の好きなキーにカスタマイズも可能です。
2018年10月1日 意見箱を設置
今までは意見や不具合の報告をしてもらうために、Twitterや問い合わせフォームから連絡してもらう必要がありましたが、アカウントやメールアドレスというハードルがあったため、誰でも気軽に送信できるように「ご意見箱」を設置しました。
ノイズレスサーチのページの下のほうにあります。
本文の入力だけで送信できます。ただし一方通行のため、返信はできません。
2018年10月4日 ブックマークレット変更
今まではブックマークレットの機能に加えて、テキストを選択した状態で使うと、選択文字列で検索できるように仕様を変更しました。
ノイズレスサーチのページ上に設置してあるブックマークレットを新しくしているので、今までのを使っていた人は新しくドラッグして使ってみてください。
2018年11月2日 ホームに戻るボタン設置
検索結果をリセットしたいという要望があったため、画面上部に「ホームに戻る」ボタンを設置しました。
2019年4月17日 期間指定ボタンを追加
Googleがベータ版として期間指定の検索演算子を提供開始したので、「1年以内」と「1ヶ月以内」を簡単に表示できるボタンを設置しました。
いくつか試した限り、記事公開日ではなく、「記事更新日」が検索対象になるようです。
まとめ
機能追加のペースは緩やかになっていますが、忘れた頃に「そういう方法があったか!」と気づくこともあり、たぶん今でも改善できる点はあるんだろうな、と思います。
↓検索に戻るにはこちらから。