親指シフトの導入・練習・断念した理由・普及しない理由・その他の配列

初心者はローマ字入力とかな入力どっちがいいのかっていう記事に親指シフトのことも少し書いてたんですけど、加筆修正を繰り返すうちにボリュームがどんどん大きくなってしまい、記事として独立させることにしました。

調べていくうちに、親指シフト愛用者はメリットを強調することが多いんだけど、実際のところ習得を断念している人がいたり、根拠が薄いものが結構あるんじゃないの?と思うことがあったので、「これから親指シフトを練習しようか迷っている人」や「親指シフトを普及させたいと思っている人」にも参考になるんじゃないかと思って、メモしていきました。

※ただ、自分自身はローマ字入力の熟練者(和文1,500~2,000文字/10分[動画])で、JISかなは一応打てる程度(タイプウェル国語K 66.8秒、251打鍵/分、レベルSF)、親指シフトは調べることはあっても自分でやったことはない、という立場なので、やってみないとわからないことについては不完全だと思います(1音1打の感覚とか)

その分、参考サイトや論文のPDFなどにリンクを貼っているので、発言の根拠は外部サイトにまかせています。

親指シフターの方が見たら突っ込みどころがあると思いますけど、むしろその食い違いが一般の人が導入に踏み切れない壁だったりすることもあるんじゃないの?と思ったりしてます。(NICOLA公式の、意図的な見せ方とか)

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親指シフトの入力速度について

入力速度については、YouTubeでちょっと検索するだけでも漢字変換込み和文123文字/分が無理なく打てている動画が見つかるので、実用範囲では問題なさそうです。

ただし、同時打鍵が多い親指シフト(特にNICOLA系)は速くなるほど難易度が上がるので、「ローマ字入力は親指シフトの1.7倍の打鍵数!」というふうに、打鍵数だけで比較するのは適当とは言えません。

ローマ字入力は和文を入力するのは全て単キー打鍵なので、スピードが速くなってもそのまま入力間隔を短くしていけますが、親指シフトはシフトキーを連続打鍵(同指同キー連続打鍵)するスピードに限界があることと、押す時と押さない時の繋ぎに、テクニックと仕様(判定のミリ秒調節)の限界があります。

その意味でNICOLA公式サイトに掲載されている入力比較アニメーションは、「打鍵回数」だけ同じにして比較しているので実態を表していません。

入力速度が遅ければ親指シフトのほうが有利ですが、速くなるほどその差が縮まっていきます。

ワープロ検定上位独占?

ちなみにNICOLA公式サイトにはワープロ検定合格率 No.1と題して、上位を独占したと書いてありますが、試験の内容(どんな問題で何点だったのか)や、当時参加していた人の配列の割合、当時の個人スキルの違いなどがわかりません。

同じく公式のNICOLA配列キーボード日本工業規格(JIS)化要望書の「(3)NICOLA配列キーボードの実績」にはもう少し詳しく書かれていて、

1983年から4年続けて行われた日本オフィスオートメーション協会と日本能率 協会共催によるワープロコンテストでは、4年連続で金賞を独占、また銀賞、銅賞も 過半数を占めた。

引用:NICOLA配列キーボード日本工業規格(JIS)化要望書 | NICOLA 日本語入力コンソーシアム

コンテストが行われる2年前にシェア1位になっているので、「銀賞、銅賞も過半数を占めた」部分はシェアの多さに比例しただけの可能性があります。

シェア動向調査(日経100品目調査)では、1981年に首位となり、NICO LA配列キーボード(親指シフトキーボード)がワープロユーザー間に定着した。

さらにその下にある使用中のキーボードのアンケートでは、速記者のNICOLA使用率が高いので、金賞の独占に影響しているんじゃないでしょうか。

以上のように、「シェアの多さに比例した結果」「文字入力に特化したユーザーは親指シフトが多い」などの可能性が捨てきれず、親指シフトが配列として優れているという説得力に欠けます。

上記比較アニメーションやワープロ検定のことなど、作為的に良く見せようとする部分が垣間見えるので、NICOLA公式は逆に怪しく見えてしまうんですけどどうなんでしょうね。

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なんだか上の書き方だったら親指シフトの粗を探してるようなので補足しておきますが、親指シフト(というかかな入力系)は「初期の頃から1音1打の感覚が味わえる」のが、ローマ字入力には無い特徴です。

実際、スピードよりもむしろ「楽に打てる」ことに価値を感じていると見聞きすることが何度かありました。

こちらの記事ではローマ字入力時代と親指シフト習得後のe-typingのスコアが記載されて具体的なことに加えて、「思っていた以上にローマ字変換するために脳内メモリを食われていた」ことについて細かく書かれています。この感覚については、他の親指シフターでもよく見かけますね。

こちらの記事では親指シフトを始めてから4年後の時点でローマ字入力と比べてどうなったのか、親指シフトにして良かった点などを書かれています。数年の経験から「実際のところどうなの?」ということを書いているブログはほとんど無いので貴重です。しかも動画まで撮影しているので、習得後の姿を想像できるのが良いところ。

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それと比べて自分の場合は恐らく、(普通はやらないであろう)競技タイピング的な練習を重ねていることもあり、「脳内メモリを食われる感覚が無い」ということになるのかもしれません。

ローマ字入力でもかなり上達すると1音を2打で打っている感覚ではなくなって気持ちよさを味わえますが、自分の経験では日本語ワープロ検定1級(700文字/10分)程度だとまだまだで、2倍(1400文字/10分)くらいでしょうか。タイピングゲームだとe-typingで400以上?タイプウェルで50秒以下?(ここらへんの予想は的確じゃないかもしれません。ちなみに自分はふだんe-typingで500前後、タイプウェルで38秒くらい[動画])

ただし、最近は数値化で線引できるものではなく、脳内メモリを食うかどうかは別の部分に原因があるんじゃないかと感じてきています。

ローマ字入力が上達すると「か」=[k]ケー[a]エーではなく、「か」=[ka]というふうに、頭の中では「か」の発音で[ka]が一瞬で入力されるようになりますが、さらに、最終的には頭の中で発音するのではなく、「キーボードが発音している」ような感覚になる、かなと思ってます。

結局「まず頭の中で発音している」時点で、それをキーボードに入力する命令を出す負荷がかかっています。

「頭の中で発音してからキー入力の命令をする」のと「キー入力=発音」との間には大きな隔たりがあり、この習熟レベルが上がると、ローマ字入力でも脳内メモリを食われることがなく、気持ちよく打てる、と思ってます。

なので、ローマ字入力でやり尽くすところまで行っていないのなら、親指シフトで初期の頃からメリットを感じやすいのかもしれません。

逆に、ローマ字入力で上記のような感覚まで掴めている上級者の場合は、親指シフトにするメリットがほとんど無いんじゃないでしょうか。

親指シフトの導入・習得について

親指シフトの導入に必要なのは、主に「キーボード」「配列」「エミュレータ」の3つになります。

例えばこちらのブログでは、筆者自身が完全な初心者の時点から、親指シフトの導入や練習について体験を交えて非常に分かりやすく事細かに書かれています。また、親指シフトの習熟に伴って、昔のやり方が全然ダメだった事に気づいたりしています。

tomoemonさんという方のブログでは、飛鳥カナ配列を使って、「飛鳥配列21-290でTWJK総合XA達成!!」という記事で、高速打鍵は可能なことや、速くなるほど親指シフトの押下コストは増加していくことについて言及されています。親指シフトについてGoogle検索してもここまでべらぼうに速い人は全く見かけず、親指シフトの配列としての限界を垣間見れるので、とても興味深いですよ。

※この記事を書くために親指シフトについて検索していると「飛鳥カナ配列」と「かえであすか(飛鳥カナ配列からの派生)」は、配列がガンガンに最適化されていて、親指シフト専用キーボードじゃなくても打ちやすい点と、押しっぱなしシフト(連続シフト)打鍵でも使える点で、NICOLAよりも評価が高そうでした。特に、手持ちの普通のJISキーボードを使うなら飛鳥系列のほうがおすすめのようです。

この記事の中にある「キー別打鍵頻度グラフ」によると、NICOLAはキーボード中央付近をそれなりに打鍵するのに対して、飛鳥系列はほとんど中央付近の打鍵がありません。また、orzレイアウトはNICOLAの右手ホームポジションを右にずらして、中央付近のきつい打鍵を回避します。

なので、NICOLAの場合は富士通純正キーボードのように、親指キーが真ん中あたりで分割されているもの(いわゆる「B割れ」、せめて「N割れ」)推奨です。無理やり手持ちのJISキーボードでNICOLAを使うと指・手首を痛める可能性があるので注意してください。

親指シフトを断念した事例

親指シフトは習得できればいいですが、腱鞘炎になったり速度が上がらずに途中でやめた事例もあります。

親指シフトを断念した事例

どれもそれなりに断念した理由が書いてあり、どんなことが親指シフトのハードルになっているのかが垣間見えます。(その他、親指シフトに挑戦すると書いたものの自然消滅したブログとか、やってらんねーというツイートもありました。)

断念した記事を読んでいて怖かったのは、痛みを感じたまま練習すると腱鞘炎になってしまうこと。ローマ字入力より打鍵数は少なくても、同時打鍵に必要な力は大きくなるので、これから親指シフトをやりたいという人は、打ち方(姿勢・フォーム)やキーボード選びに無頓着にならないように気をつけてください。

一度痛めてしまうと、その後、気楽に打てなくなってしまいます。特にNICOLA系はシフトが連続する場合も押しっぱなしじゃなく1回1回打鍵するので、極力押下圧が軽いキーボードが推奨されています。

また、親指シフト愛用者は「習得は簡単」と言うことがありますが、裾野を広げて観察してみると、親指シフトが難しくてなかなか習得できないし、1年たっても生産性が上がらないと感じている人は検索するだけでも普通にいます。

すでに親指シフトを習得してブログで長文を書くような人は、リテラシーそのものが高くて、一般的な人よりも習得が早かった可能性があるんじゃないでしょうか。

その場合、優れているのは配列ではなく個人スキルかもしれず、主張は主観的なものになって参考にならなくなってしまいます。リテラシーが高い人の主観は世間の感覚からずれてしまいます。

キーボードの押下圧に気をつける

ローマ字入力で指が痛くなる人は、親指シフトにするかどうかよりも、まずキーボードを確かめてみてください。一般的なメンブレンキーボードは押下圧が50~60gあり、長時間タイプすると指が痛くなっても仕方がありません。1日に数時間、数万打鍵するような人は、そもそもメンブレンキーボードだと痛める可能性が高くなるので、指の痛みと疲れを軽減したいなら東プレRealforceを検討してみてください。その中でも押下圧30gのRealforceだと、劇的に疲れにくくなります。

親指シフトが普及しない理由

親指シフトが普及しない一番大きな理由は何と言ってもシェアが少ないことで、全てのことに影響しています。

  • パソコンに最初から入ってない(JIS規格じゃない)
  • 学校の授業はほぼ確実にローマ字入力
  • 職場で使えない可能性が高い(結局ローマ字かJISかなが必要になる)
  • 導入に手間がかかる、配列は一長一短があり自分で決めないといけない
  • キーボードの選択肢が少ない、純正は値段が高い、NICOLAはキーボード選びに注意が必要

※特に職場と自宅の環境を揃えられないとストレスを感じている人が少なからずおられたので、親指シフト導入を検討している人は、事前に入念にチェックしたほうが良いと思います。

それに加えて、そもそもハードルを超えてまで習得する必要があるのか?という点もあります。

  • 和文の入力が生産性や創造性に関わってくる人じゃなければ、ローマ字入力でも事足りる。生活や仕事に支障がない。
  • ローマ字入力でも習熟したら「快適だ」と思えてしまう。
  • 効率を求める場合はショートカットキー・キーリマップ・単語登録を駆使すれば、ローマ字入力のままでも伸ばせる余地がたくさんある。
  • 親指シフトが登場した当初と比べると、IMEが進化して変換精度や予測変換が賢くなっているのと、ネット上の資産をコピペして利用する機会も増えているので、タイピングの量を減らしやすい環境になった。
  • すでにローマ字入力が相当速い場合、親指シフトで今まで通りの作業量をこなすにはかなりの練習が必要になる。

ってところでしょうか。ちなみにローマ字入力が普及した理由、その他の配列が普及しなかった理由として、放送大学の日本語文書処理における入力方法の標準過程(PDF)という論文が参考になりました。

親指シフトの配列が悪いわけじゃなく、結局、世の中全体では親指シフトを求める人が少ない(そこまでやろうと思わない)という結論になりそうな気がします。

世の中の常ですけど、事足りていることに対して手間をかけてまで「もっと良いものを!」と追い求める人は少数派です。

その点、親指シフト愛用者は「もっと良いものを!」と追い求める人が多いので、多数派との感覚の食い違いを感じることが多いんじゃないでしょうか。

学生に親指シフトをすすめてはいけない

ここまで書いてきたシェアの問題を踏まえると、将来どんな仕事をするのかわからない学生に安易に親指シフトをすすめてはいけません。

  • 学校の授業がほぼ確実にローマ字入力
  • 職場で親指シフト環境を構築できるかどうか分からない

というのが主な理由で、進路によっては親指シフトのスキルが無駄になったり、一部分しか活用できなくなってしまいます。

また、親指シフトを習得していても、自宅で親指シフト・職場でローマ字入力という環境にストレスを抱えてしまう人を、親指シフトについて検索していると頻繁に見かけます。

上記の理由が大きすぎるので、進路が決まってない段階ではローマ字入力かJISかなしか選択肢がないと思います。そしてJISかなには様々なデメリットがあるのでローマ字入力しかおすすめできません。

ーーー

親指シフトの話はここで終わりです。

その他の入力方式(キーボード配列)

それ以外にも様々な入力方式があるので、導入したいという人は自分で調べてみてください。

自分が今まで見たことがあるものを列挙するだけでも結構あります。

どれも一長一短あるので、キーボード配列に興味がある人はぜひ上記の名前で検索してみて、先人がどんなカスタマイズをしているのか一度よく読んでみてください。

ローマ字入力を練習するのと、その他の配列を習得するの、どちらがトータルで良いのかよく考えたほうが良いでしょう。

特に、すでにローマ字入力が実用的なレベルになっている人は、配列乗り換えのメリットが少なくなります。

また、独自配列の開発者に何らかの問題が生じて、エミュレータの開発が止まるリスクなどがあるので、少なくとも実用に困らないレベルで他の入力方式を使えるようにしたほうが良さそうです。

かえうち

キーボードと端末をUSB接続して、自分の好きなキー配列で入力できる変換アダプター「かえうち」という製品があります。

ハードウェア側で変換しているので、OS(Windows・Mac・Linux・iOS・Android)や機器(PC・スマホ・タブレット)の制限を受けません。つまりUSBキーボードが使える組み合わせなら何でもOKです。

また、デフォルトで親指シフト以外の様々な配列にも対応しており、自分で自由にキーカスタマイズするソフトウェアも用意されています。

まとめ

調べてみると、親指シフトは配列としては優れている点がありますが、やっぱりシェアが少ない問題が大きすぎて、すべてのことに影響しているという状況です。

JIS規格になってパソコンに最初から入っていたら全く状況が変わってたと思うんですけどね。

ただ、自分は使っていませんけど、親指シフトを使いたい人が問題なく使える環境は維持され続けてほしいと思います。

その意味ではエミュレータが全部一気に使えなくなることは考えにくく、プラットフォームを選ばない「かえうち」もあるし、JISキーボードでも使いやすい環境を構築できるので、まだまだ大丈夫だと思います。

ーーー

関連:初心者はローマ字入力とかな入力どっちがいいのか

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『親指シフトの導入・練習・断念した理由・普及しない理由・その他の配列』へのコメント

  1. 名前:takashi 投稿日:2018/02/11(日) 01:36:27 ID:65a145316 返信

    入力方式の記事は、贔屓目がある記事が多いのですが、すごくフェアな記事だと思いました。
    自分は親指シフターなのですが、それは単に何故か最初に親指シフトを覚えたからです。そこからローマ字を覚えるのは、そりゃもうイライラしたので、そもそも別の入力方式を覚えることがハードル高いと思います。
    今はローマ字でも基本的には困りませんが、外来語、例えばクトゥグアとか、ローマ字では瞬間にどのキーを打つか出て来ません。笑
    慣れの問題で、単純には「じ」「ぢ」の問題でもあるのですが、こう言った苦労が無いのが親指シフトのいいところじゃ無いかなと思います。
    正直打鍵速度はローマ字の方が圧倒的に早く、対して親指シフトは早いというより、楽というイメージです。
    滅びゆくものへの郷愁と最初に習得した思い入れから、親指シフトは捨てられませんが、ローマ字習得は今は必須だと思います。多様性の観点からも親指シフトも無くならないでほしいですが。

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/11(日) 17:42:35 ID:57a72968d 返信

      フェアな記事との評価ありがとうございます。ただ、そうは言っても親指シフトを実際に体験してはいないので、不足していると感じられる点があればご指摘ください。

      親指シフトが無くならないでほしいというのは全く同感です。シェアを盛り返すほどの勢いは無理だと思いますが、価値を感じている人には今まで通りの環境があるほうが良いですね。(そういう意味ではかえうちが画期的だと思います)

  2. 名前:葉柳 投稿日:2018/02/12(月) 16:04:31 ID:c9f015fcd 返信

    ローマ字から親指シフトに移行したものですが、私の場合はとても指先が不器用でローマ字入力が難しかったから、というのがあります。

    かなり長くローマ字入力を続けましたがブラインドタッチができない。
    具体的には「ー(長音符)」を入力する際にかなりの頻度で「0」や「^」になるのです。
    またDELETE(BS)キーも使用頻度が高いのに、遠い。
    キーボード最上段に指がまともに届かないのでホームポジションが崩れる、崩れるのでブライドタッチが出来なくなる悪循環。
    確認のためにキーボードを見る(下を向く)ことが多くなり首への負担が増えて、肩こりもひどいことに。

    親指シフトはホームポジションからほとんど手を動かさなくても日本語入力に不便はなく、ブラインドタッチ習得がとても楽でした(そもそもキーボード見ても意味ないし)。
    下を向く頻度が下がったので首への負担も減りました。

    親指シフトを覚えて改めて思うのは、ローマ字入力は日本語入力方法としてはメジャーだけどマスターするための難易度は高い、ということです。

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/12(月) 16:40:24 ID:6a8d056b2 返信

      なるほど。詳しく書いてくださってありがとうございます。

      ローマ字入力をすでにブラインドタッチでマスターしている人は、最初にどのくらい苦労したのか忘れているという面もあるかもしれませんね。

      ちなみに、「キーボード」「配列」「エミュレータ」はどのような組み合わせで親指シフトを使用していますか?

      どの方法でそう感じたのかも興味深いなと思ったので質問させていただきました。

  3. 名前:葉柳 投稿日:2018/02/12(月) 20:48:10 ID:c9f015fcd 返信

    Windowsでは
    キーボード:DELL SK-8115
    配列:NICOLA
    エミュレータ:DvorakJ

    Macでは
    キーボード:MiSTEL MD600
    配列:NICOLA
    エミュレータ:Lacaille&Karabiner-Element

    で親指シフトを使用しています。

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/12(月) 20:55:52 ID:6a8d056b2 返信

      DELLは会社のキーボードでも結構見かけるやつですね。あんまり親指シフトの話題で見かけることが無かったですけど、親指割れの位置がかなり良さそう。

      パターン別に教えてくださってありがとうございました。

      • 名前:葉柳 投稿日:2018/02/12(月) 21:02:33 ID:c9f015fcd 返信

        はい、DELLのは捨て値で売られている安物キーボードですが、
        スペースキーの小ささと周辺のキーの中央への寄り具合が
        結構親指シフトに便利だったりします。

  4. 名前:けやま 投稿日:2018/02/13(火) 03:41:28 ID:7a664830e 返信

    ここまで調べてるんだから,orzレイアウトのことにも(リストアップだけで終了ではなく)も少し触れて欲しかったですね.旧JISキーボードでの親指位置問題は,このレイアウトで解決できることが多いですから.
    自分の場合,親指シフトの習得はローマ字入力を覚えて6年くらいたってからです.そこから5年くらい親指シフトを使って,それこそシェアの問題で親指シフトを捨ててローマ字入力一本やりとなって10数年.ふとしたきっかけで2年前に親指シフト環境を取り戻して再開し現在に至ります.
    現在はローマ字入力も親指シフト入力もほぼ同等のスピードまで回復しています.業務ではローマ字入力も必要なので,今でも場合によって使い分けているような状態ですが,無意識にローマ字入力出来ているように感じていても、親指シフトに戻ると、“かな→ローマ字”の脳内変換のストレスから解放される自分に気がつきます.これ,ホントです.パソ活さんから言わせれば,まだまだローマ字入力の習熟度が足りないということになるんでしょうか? 延べ20年以上ローマ字入力をやっている計算なんですが.(それにひきかえ,親指シフトは延べでせいぜい7年程度ということになります.)
    スピードはたいして速くなっていないのですが,それでも日本語入力が楽なので親指シフトをやっています.速く入力することは,目標ではあっても理由ではないですね.
    自分用にHHKB Pro JP(押下圧45g)とBarocco MD600青軸(押下圧50g)を使い分けていますが,腱鞘炎的な問題には今の所ぶち当たってないです.押下圧も重要でしょうが,力を抜いて打ってもちゃんと入力を拾ってくれるキー感度の方が大事だと思っています.取りこぼしがあると,確実に入力するために結果的に力が入ってしまうので.メンブレン系はこの辺が全然ダメですね.
    あとは実際に文章を入力する場合のキーの使用頻度の分布の偏りが少ない方がはるかにいいです.あくまでもローマ字入力との比較での話ですが(飛鳥などの派生配列の方がより優秀なようですので),親指シフトではホームポジション付近の打鍵頻度が高いように感じています.薬指に負担?感じたことないですねぇ.ローマ字入力では左手の負担を感じることが多いです.手首の負荷は角度の問題ですよね.親指シフトのせいではないと思います.
    シェアが少ないことはおっしゃる通りなんで,闇雲に布教することはしない主義ですが,それでもリンク先にあるように「かな入力からローマ字入力に戻す癖を付けておかないと、他の人に迷惑をかけてしまいます。」なんて書かれてしまうと悲しくなってしまいますね.
    以上,ここ(といくつかのリンク)を拝見した上での率直ないち親指シフターの感想でした.

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/13(火) 18:47:54 ID:0c59da70c 返信

      貴重な経験談ありがとうございます。

      パソ活さんから言わせれば,まだまだローマ字入力の習熟度が足りないということになるんでしょうか?

      →断定するのは難しいかもしれません。本文にも書きましたが、1級レベルの(700文字/分)程度だとまだまだで、2倍(1400文字/分)くらいになると直感の度合いが違うと思います。

      そして、ローマ字入力は習熟しないと気持ちよさを味わえないため、親指シフトのほうが最初から気持ち良さを味わえるんだと思います。

      「それはローマ字入力に習熟していないだけです。」という書き方はちょっと乱暴だったかもしれません、すいません。実際はちょっとどころの習熟レベルではないので、気持ちよさを味わえるまでの道のりが長いというのがローマ字入力のデメリットとも言えます。

      ローマ字入力では左手の負担を感じることが多いです

      →おっしゃる通り、1万字のかなを入力する場合の打鍵数というサイトの分析を見てみると、ローマ字入力では、左手のほうが右手よりも打鍵数が少ないとは言え、やはり母音Aの小指に圧倒的に負担がかかるようです。ここは明確にデメリットですね。それが直接的な理由かどうかはわかりませんが、リアルの知り合いでも小指を使わない人が何人かいますし、ネット上でタイピングの速い人でも小指を使わない人がいます。

      「かな入力からローマ字入力に戻す癖を付けておかないと、他の人に迷惑をかけてしまいます。」なんて書かれてしまうと悲しくなってしまいますね.

      →ご気分を悪くしてしまい誠に申し訳ございません。これは自分は個人的に全く迷惑に感じないのですが、ローマ字入力の人の主観では、迷惑と感じる人がいて、喧嘩に発展してしまった例もあるようです。
      「ローマ字 かな入力 戻す OR 戻さない -bot」検索結果

      • 名前:けやま 投稿日:2018/02/17(土) 18:54:32 ID:c93c82793 返信

        ご丁寧なご返答に大変恐縮いたしております.m(_ _)m

        そして、ローマ字入力は習熟しないと気持ちよさを味わえないため、親指シフトのほうが最初から気持ち良さを味わえるんだと思います。

        パソ活さんの主張で興味深いのは,「ローマ字入力でもかなり上達すると1音を2打で打っている感覚ではなくなって気持ちよさを味わえます」としているところです.
        繰り返すようですが,自分は脳内ローマ字かな変換からのストレスの解放を親指シフトのメリットと思っています.
        これでもローマ字入力歴も結構長いので,日常の業務で行なっているローマ字入力の際には,これでもローマ字を意識しないで日本語を入力しているんです.パソ活さんほど高速に入力できるわけではないようなので,気持ち良さを味わっている訳ではないけれども,それだけやっているぶんにはさほど不快でもないんですよ.
        それでも親指シフトに戻ると,「あ〜ラクだわ〜」と無意識下で行われていた(ここが言いたいことのポイントなんです)脳内ローマ字かな変換のストレスを意識できるわけです.
        で,パソ活さんのおっしゃるように,それは「私のローマ字入力のスキルがまだまだ不足しているせいで私が感じてしまっているだけ」なのか,それとも「親指シフトをマスターしていないパソ活さんが,マスターしていないがゆえに私の感じる感覚を知らないだけ」なのか,どっちなんだろうなぁと思うわけなんですね.もっともパソ活さんは旧JISかなを使えるようですので,その辺は微妙なんですけれども.
        パソ活さんのローマ字入力スキルには多分とても私の能力は及ばないし,既に親指シフトに走ってしまっている私は今後もその領域に到達することはないであろうが故に,この話はきっと並行線で終わってしまうのかもしれません.

        「かな入力からローマ字入力に戻す癖を付けておかないと、他の人に迷惑をかけてしまいます。」なんて書かれてしまうと悲しくなってしまいますね.
        →ご気分を悪くしてしまい誠に申し訳ございません。これは自分は個人的に全く迷惑に感じないのですが、ローマ字入力の人の主観では、迷惑と感じる人がいて、喧嘩に発展してしまった例もあるようです。

        入力モードの扱いで喧嘩になる例があることは度々目にしますが,残念なことです.
        しばしば私たちは,マイナーな物事に対して冷たい態度をとりがちです.関心がないことに関心をもたないことは当然で,それ自体はもちろん悪いことではないのですが.
        そもそも標準でかな入力できるようになっているのだから,管理者が禁止しているものをハックしているわけじゃあるまいし,モードを戻さないことを悪いマナーとするのは筋違いと思います.ローマ字入力をしたい者の方で戻し方をマスターしておくべき.大した手間ではないのにそれを怠り,マイナーな者にその負担を押し付けることを当然視するのは,いじめの構造にもつながることで大変嘆かわしいことだと感じています.このことで喧嘩になったとしても,私は譲る気はありません.喧嘩上等です.
        もっとも親指シフトに標準で対応していることはまずないので,この件に関しては蚊帳の外なんですけれども.or2

        ちょっと話が逸れましたかね.失礼いたしました.m(_ _;)m

        • 名前:けやま 投稿日:2018/02/17(土) 19:26:54 ID:c93c82793

          小生と同じような主張をされておられるページを,参考までに提示しておきます.
          パソ活さんがおっしゃるところの「親指シフトの押下コスト」についての言及もありました.この辺については私も異論はありません.
          http://www.fahrenheitize.com/entry/20160725-oyayubi-merit

        • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/17(土) 22:46:39 ID:f4556bf1b

          この記事は検索している中で見かけたことがありましたが、改めて読んでみると「ローマ字変換に食われる脳内メモリ」の話など、とても参考になりそうだったので記事中でリンクを貼らせてもらいました。ありがとうございます。

          中でも、ローマ字入力時代と親指シフト習得後のe-typingスコアが記載されているのが貴重ですね。

        • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/17(土) 21:03:40 ID:f4556bf1b

          それは「私のローマ字入力のスキルがまだまだ不足しているせいで私が感じてしまっているだけ」なのか,それとも「親指シフトをマスターしていないパソ活さんが,マスターしていないがゆえに私の感じる感覚を知らないだけ」なのか,どっちなんだろうなぁと思うわけなんですね.もっともパソ活さんは旧JISかなを使えるようですので,その辺は微妙なんですけれども.

          →そこは興味があるところですよね。今日記事の冒頭部分にも追記したんですが、JISかなの体験から考察してみると、、、

          ローマ字入力は和文1,500~2,000文字/10分[動画])で、JISかなはタイプウェル国語K 66.8秒、251打鍵/分、レベルSF)くらいです。(かな入力は今やっていないので80秒くらいに落ちてますが)

          当時のかな入力で和文を計測していないのでハッキリとはわかりませんが、タイプウェルの成績を比較すると、和文の純字数で倍くらいの差があったと思います。(タイプウェルはローマ字とかなで順字数がだいたい同じくらいになるように打鍵数に差があるので、秒数が倍だったら順字数もだいたい倍になると思う)

          タイプウェルのかな入力でレベルSFくらいあったら実用には問題がないレベルでそれなりに文章は打てますが、すでに気持ちよさを感じているローマ字入力があったためなのか、自分の場合はかな入力では1音1打の気持ちよさは感じることができず、ストレスを感じました。

          かな入力は確かに1打で1文字出力されるので、1文字単位では直感的なんですが、結局「喋るように」というレベルになるためには言葉の塊を一息で入力する必要が有るため、ローマ字入力もかな入力も同様の習熟が必要になるんじゃないかと感じています。

          この話はきっと並行線で終わってしまうのかもしれません.

          →そう思います。かなりの時間を投資して、正しい比較ができるレベルにまで習熟するのは、プレイヤー&研究者のようなものなので、そういう人は現れないんじゃないでしょうか。自分も、それを証明するために時間を投資する気にはなりません。

          モードを戻さないことを悪いマナーとするのは筋違いと思います.

          →はい。理屈から言えばもちろん「かな入力からローマ字入力に戻すやり方を知らない」というのが悪いわけで、喧嘩になってしまうのはおかしな話だと思います。

          ただしローマ字入力しか知らない人の主観では、そもそもかな入力というモードの切り替えがあることを知らない人もいそうです。今社会人になるような年齢の人は特に。仕事をする年齢までかな入力という存在を知らない(忘れる)人もいるでしょうし。その場合、初めてトラブルが起きた時は状況を把握できずに不機嫌になってしまうことがあるかもしれません。

          そこから切り替えのやり方を教えてもらって、次からは大丈夫なようにしておくのがスマートな解決になると思います。

          その点では、ローマ字入力が標準だと思って、ローマ字入力に戻しておくことを強要することはマナー違反ですね。

        • 名前:けやま 投稿日:2018/02/18(日) 01:15:30 ID:05587dfd6

          コメントありがとうございます.

          なるほど,パソ活さんの入力に快感を感じる要素には,入力速度が相当大きな要素を占めているようです.そりゃあ,喋るようにローマ字入力が出来るお方が,実用レベルとはいえそれよりもかなり遅い入力速度でかな入力を行えば,じれったくなって快感を感じなくなるのは当然ともいえますね.

          先の発言で,私は一時期親指シフト捨てて10数年ローマ字入力を続けていた,と申し上げました.ふとしたきっかけで親指シフトを再開した訳ですが,ブランクは相当あったわけなので,再開当初は意外に運指を覚えていたとはいえ,ローマ字入力に比べれば当然まだるっこしいレベルのものであったわけです.それでも一文字一打鍵の快感を既に感じていました.昔の記憶がそうさせていたのかもしれませんが,昔もそんなに爆速ではなかったと思いました.今も多分ローマ字=親指シフトという感じの入力速度かと思います.
          快感を感じる要素には,スキルの程度が相当影響しているのは間違いないのですが,そんな訳でどうもそれだけではないような気がしています.

          なんか「快感」を連発すると,下手をすると変態チックな文章にも取られかねないですね(笑).失礼いたしました.
          では,私の主張にお付き合い下さいまして,ありがとうございました.そろそろこの辺で失礼いたします.m(_ _)m

        • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/18(日) 15:03:27 ID:e8dcb7ba9

          なるほどー。こちらこそとても参考になりましたし、記事の加筆修正にヒントをいろいろもらえて良かったです。ありがとうございました。

        • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/18(日) 16:59:54 ID:e8dcb7ba9

          けやまさんこんにちは。

          脳内メモリが食われることに関して感じることがあったので追記してみました。

          ただし、最近は数値化で線引できるものではなく、脳内メモリを食うかどうかは別の部分に原因があるんじゃないかと感じてきています。

          ローマ字入力が上達すると「か」=[k]ケー[a]エーではなく、「か」=[ka]というふうに、頭の中では「か」の発音で[ka]が一瞬で入力されるようになりますが、さらに、最終的には頭の中で発音するのではなく、「キーボードが発音している」ような感覚になる、かなと思ってます。

          結局「まず頭の中で発音している」時点で、それをキーボードに入力する命令を出す負荷がかかっています。

          「頭の中で発音してからキー入力の命令をする」のと「キー入力=発音」との間には大きな隔たりがあり、この習熟レベルが上がると、ローマ字入力でも脳内メモリを食われることがなく、気持ちよく打てる、と思ってます。

          なので、ローマ字入力でやり尽くすところまで行っていないのなら、親指シフトで初期の頃からメリットを感じやすいのかもしれません。

          逆に、ローマ字入力で上記のような感覚まで掴めている上級者の場合は、親指シフトにするメリットがほとんど無いんじゃないでしょうか。

          自分がローマ字入力でメモリを食われる感覚が無く、JISかなだと食われる感覚を感じるというのが上記で説明できるような気がしてます。

          そう考えると、例えばけやまさんの親指シフトとローマ字入力で、上記の習熟度合いに差があったりしないでしょうか?

          観測範囲を広げて、世間の配列についての論争を眺めると、上記の習熟度合いで主観が全然変わって言ってることが違うので、配列比較の邪魔になっているように見えます。

  5. 名前:鉄瓶 投稿日:2018/02/13(火) 05:30:13 ID:b1baecdbc 返信

    ローマ字入力と親指シフトひらがな入力、両方とも経験してみるべきでしょう。
    私は1983年からローマ字入力していましたが、1986年に親指シフトひらがな入力を知ってローマ字入力をする気になれず32年が経過しました。両方とも経験してみるべきでしょう。

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/13(火) 18:58:52 ID:0c59da70c 返信

      自分が親指シフトをガッツリと練習すれば本当の配列比較ができると思いますが、配列についてそこまでの情熱がありません。なので、現状で書けるだけの内容になっています。

  6. 名前:れお 投稿日:2018/02/13(火) 12:12:17 ID:19d2a2fcd 返信

    日本語物書き業40年生選手です。
    自虐的性格ゆえ、こういうレポート(?)は楽しいです。

    最初に手にしたのはタイプライターのローマ字。それからワープロでの平仮名。いずれも手書きの方が早かったです。
    数年後に親指シフトに移行。すっかり富士通の奴隷と化してしまいました。

    私にとっての親指シフトは“思考言語”みたいです。
    親指シフトでないと、文章が浮かんでこないんです。
    英語と日本語、どっちの方が優位? とか比べても意味ないのと一緒。
    英語の方に決まってるやん。そんなの知ってらあ。
    それでも日本語を使っている日本人の島国根性。
    親指シフトの島国根性も一緒です。

    新規に始めたいという人には「絶滅危惧種なんだから無駄なことやめろ!」と言ってます。
    判官贔屓はもちろんあります。けど、声には出しません。
    私が死ぬまで、生き残ってくれることを願っています。(^o^)

    • 名前:パソ活 投稿日:2018/02/13(火) 19:04:36 ID:0c59da70c 返信

      含蓄のあるお話ありがとうございます。

      私が死ぬまで、生き残ってくれることを願っています。(^o^)

      →自分も、生き残ってくれることを願います。

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